Windows10でのスマフォ画面を映す事は出来ていましたが、さすが遅延が多くてスマフォの画面をPC以外の拡張モニターに映した場合はかなりマウス操作が大変でした。出来なくはないのですが、今ひとつでした。今回は、Ubuntu18.04LTSとUbuntu20.04のデスクトップPCでUSB接続ですが、scrcpyのミラーリングアプリケーションをインストールしてPC画面にスマフォをミラーリングすることを試してみました。
このアプリケーションは、Window、Mac、LinuxすべてのOSに対応しています。私はLinuxで試してみました。デスクトップのLinuxの画面がとても綺麗なのでLinuxにしました。ノートPCのWindows10へはインストールしていません。
最初はUbuntu20.04からです。
下記のWebページを参考にしました。特に重要なのは、自分のスマフォの設定でした。
インストールはページの通りで行えば、Ubuntu18.04,Ubuntu20.04のどちらも全く問題ありませんでした。できればアップデートをしてから行うと良いかと思います。
スマフォの設定は下記の部分です。抜粋
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Androidスマホのセッティング
「開発者向けオプション」を使えるようにします。Androidの「開発者向けオプション」を表示する方法。(+動作のサクサク化) に書かれているやり方でできました。私の環境では「設定」>「端末情報」を開き下の方にある「ビルド番号」の項目を何回かクリックします。「これでデベロッパーになりました!」が表示されればOKです。
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端末→ソフトウェア情報→ビルド番号 と辿り、ビルド番号を何回かクリックすることがとてもうさんくさかったのですが、早めにクリックすると、ちゃんと開発者向けオプションが設定に表示されるようになりました。
スマフォの設定はこれで良いようでした。
Ubuntu20.04の方は、ターミナル(端末)を起動してWeb通りにインストールでOKです。
*****$ sudo snap install scrcpy
scrcpyは端末からの起動となるので、若干手間がかかりますが、コマンドで単純に
*****$ scrcpy
と打つだけでUbuntu画面にスマフォ画面が表示されました。
Ubuntu18.04LTSは最初、起動しなかったのですが、PCを再起動してからターミナルを起動しコマンドラインでscrcpyと打つと問題なく起動し、Ubuntu画面にスマフォ画面が表示されました。USB接続で外部モニターに表示する感じです。遅延もまったくありませんから、マウスで画面操作がサクサク出来ます。音声はスマフォからのみなので、画像を大きくしたい場合にはとても使えると思います。
家では最近LinuxPCを使うことが多くなりましたので、LINEもスマフォからUSB接続のLINUX(Ubuntu)のデスクトップPCで拡大して使用しています。インターネット回線を使わないので画像自体の遅延がなくいい感じです。(画質はスマフォのWifiでの通信環境だけ影響)
ミラーリングでは、必要なのはスマフォの電源端子共通の通信端子とPCへ繋ぐUSB接続ケーブル1本です。
インターフェースは必要ないのが素晴らしいです。インターフェースを使うものが結構ありましたがこのアプリではハードは全く必要ありません。ここが素晴らしいと思います。
スマフォの画面をPCに映したい場合はこのアプリケーションを試すべきだと思います。気に入らなければ(音声がない)インタフェース購入の検討でよいのではないかと思います。私の用途ではハード購入は不要の結論に至りました。
無線のリモートなどでも大画面でマウスを使いたい場合もスマフォだと小さい画面で大変ですが、このアプリでマウスのストレスなく使用できると思います。なので、いろいろな使い方が考えられると思います。PCのネット回線を使えばスマフォ自体は必要ありませんが!
PCはスマフォのマウス操作可能なモニターとして考えると、とても使えるとアプリケーションと思います。
今回のscrcpyはとても、気に入ったアプリケーションでした。
つづく?
つづく?
萌え萌えmoebuntuのブログ内にターミナルコマンド起動でなくメニューに登録する方法がありましたので、やってみました。
ブログ通りの手順で行いますが、アイコン入手、保管、そしてデスクトップファイルの作成での保存先が今ひとつ?でした(下記太字)
エディタを開いて以下の内容をコピペし、「~/.local/share/applications/」に「scrcpy.desktop」の名前で保存します。
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[Desktop Entry] Type=Application Icon=/home/●●/snap/scrcpy/scrcpy.png Name=Scrcpy Terminal=false Exec=/snap/bin/scrcpy %f Hidden=false
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*●●は自身のホームの名前に置き換えてください。
なのでいつもの通り行っているやり方のデスクトップにテキストファイルで作成保存です。scrcpy.desktopのファイル名で保存します。
このファイルを右クリックして、起動を許可しますに設定すると、ファイルが保存したアイコンに変わり、クリックすることでスマートフォンが反応し、デスクトップにスマートフォン画面が表示されるようになります。これでアイコン設定OKです。Ubuntu20.04だとショートカットのような矢印がでました。Ubuntu18.04LTSではアイコンだけでした。

デスクトップのScrcpyアイコンをクリックするだけでスマフォ画面が表示されるようになりました。ターミナルコマンド打ち、おさらばです!
もちろんUSBコードでスマフォと接続状態でのアイコンクリックです。
つづく?
KLUEでできました。丁寧で素人にも分かりやすい解説で助かりました。
ありがとう!!
jl7gmn
が
しました