夕食後、AbemaTVの韓流ドラマを見ながら、TS820用の外部DDS-VFO(VFOsys改)の本体側の出来上がった基板への部品の取り付け(半田付け)を行いました。主要パーツのArduinoNANO,及び、IC、LED類はソケットでのはんだ付けです。結構な数のパーツがあります。当初予定していた、抵抗類の平置きが出来なくて、アキシャルでの取り付けになりました。Cadデータの選定サイズが少し小さかった様です。抵抗自体が大きくてリードをフォーミング加工時サイズが長くなり平置きでは取り付け穴以上に長すぎて上手くありませんでした。9Vからの5Vレギュレータ(7805)も高さがあるので、曲げて取り付けしています。LED類は動作の確認後は不要なので、取り外しも可能な様にソケットにしました。

パーツ類取り付け後のTS820本体組み入れ用基板
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タイマーICとワンショットのコンデンサでの時間の長い部分は一部普通の電解コンデンサに変えています。短いところは、無極性のコンデンサのままです。

線材が3本ありますが、表側の取り付けだと、あまり見た感じが良くないような気がしたので、パターン面でワイヤーを取り付けています。

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次は、実験ボードのArduinoNANOの代わりに、ESP32DevKitCとのボード上で同じ動作をするかの確認をする必要があります。回路が間違えてなければ同じ動作をしてくれるはずです。ここでコケるとオシロスコープを使ってのデバッグとなります。上手く動作してくれれば、次のTS820本体中への組み込みのステップへ移ります。
大体次の様な感じで、TS820本体側への組み込みになると思います。
TS820本体のバンド毎の+B電源から11Pin入力に使うソケットに各ワイヤーをはんだ付けする作業があります。使う線材と引き回しの長さを決める必要があります。TS820の電源+9Vもソケットにてバンドデータ送出用基板に供給しますので、同じく線材と引き回しの長さを決める必要があります。主要なシリアル通信用のデータ線3本も同様に線材は何を使うか、またその引き回しの長さ決めが必要です。実験では、ブレッドボード配線用の単線でも問題ありませんでしたが、無線機の中に入るので、最低でもシリアル通信用のデータ線はシールド線にする必要があるかと思っています。TS820の出力は80W以上ありますので、各線材箇所にはパスコンが要るかもしれません。

忘れていました。基板の取り付け場所は決めていますが、その取り付け方法も具体的に考えなければなりません。

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今日はここまでです。部品の半田付け作業も、やり始めると結構かかるものです。半田付けが終わり、写真やらブログを書いている内、あっという間に日が変わってしまいました。

つづく?
風呂に入ってて、ふと、今のTS820用の外部DDS-VFO(VFOsys改)という事で製作をしていますが、ここで、間違えて、本来の外部VFOがDDS−VFO化したものだという風に思う人が必ず要るだろうということが、風呂に入り血流がよくなったせいか?頭の中に浮かんで来ました。なので、説明しておく必要があります。実は今製作しているのは、単に本体のLC発振アナログVFOを外部VFOを利用したDDS−VFOなのです。なに、分からない事を言っているのかと思うかもしれません。外部VFOのDDS−VFOという意味合いで、製作したいのは当初ありました。確認はしましたが、限界がありました。今回のDDS−VFO化は本体のVFO用代替えです。単に外部のDDS-VFOに送受信とも切り替えたダケの使い方しか出来ないのです。まだ、こいつ変なこと繰り返しいってるな、と思うでしょう。なぜ、これを言うかという事は、実際の外部VFOではスプリット運用があります。これが出来ないというか実運用ではどうかなと言う具回なのです。受信は本体のVFOで、送信は周波数がプラスまたはマイナスのシフトした周波数の外部VFOで行う運用がスプリット運用です。今回のDDS-VFO(VFOsys改)で電源ONしてから立ち上がるまでが長いので、うまく対応出来ません。本来の820では本体と外部VFOの電源を切り替えて、スプリット運用をするようになっていますが、アナログVFOはすぐ立ち上がるので、動作上問題ありません。今回のVFOsys改では電源が投入されるとバンド情報が送出されて、固定の周波数にて起動される仕様でもあり、全くスプリットの周波数にはならないので上手くありません。(固定の周波数にて立ち上がる仕様としています。)それと、これを対応するように、もしプログラムを修正したとしても、電源ONから周波数、サブダイヤルが表示されるまで、タイムラグがある為、運用がスムーズではありません。切り替えた後から立ち上がるまでの相手の送信情報、つまり自分側の受信情報が欠落する可能性があります。対策は、あります。今回の画像式サブダイヤルがあるVFOsys改を使わず、前に作製した、JA2GQP OMが公開してくれています、Si5351A_oled(128x32)、またはSi5351A_oled(128x64)を使えば、問題なく、スプリット運用をする事が出来ます。仕様上、数秒間隔で、周波数を記憶する仕様となっているので、時間経過後の周波数で電源ON(外部VFOに切り替える)でも周波数は外部VFOのスプリット周波数で使えます。VFOsysの様なタイムラグは全く感じられません。即切り替えて周波数が瞬時に起動し受信または送信にて対応出来ます。

ということで、外部VFOを使っていますが、送信と受信の電源切り替えがある使い方は問題が出ますので、外部VFOのREC/XMITで送受信ともに外部VFOで電源切り替えなしで使う本体のVFO代わりのDDS-VFOという仕様となっています。バンド情報を送り、VFOsys改の表示周波数帯を合わせる点でもさらに立ち上がりが延びる方向へとなっていますのでスプリット運用はなおさら、無理です。今回のDDS-VFOは極端ですが、簡単に言うと、TS820のVFOをDDS-VFOにしたと言うことだけなのです。本来の外部VFOをVFOsysで行うには先に書いた理由で無理があるということです。

つづく?