2月10日(月)にオーダーしたモジュールICが12日(水)の日中には届いていたようで、さっそくMSOPの交換はんだ付け作業を行ってみました。
前もって、会社の帰りに、手持ちになかった液体フラックス、他専用のはんだ、奮発して小手先クリーナーを購入してあります。その他必要と思われる、はんだ吸い取り線、ピンセット、フラックス除去用のエチルアルコール、それに使う綿棒も用意しました。それと、一番肝心のルーペも用意してあります。Hi !

秋月通販で注文した、Si5351A-B 単品ジェネレータIC  @150
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HAKKO 001電子部品・PCB用フラックス
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goot製 精密プリント基板用はんだSD-52
(チップ抵抗、チップコンデンサ、チップトランジスタ、フラットICなど)
金属組成%(すず:99%、銀:0.3%、銅:0.7%)
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HAKKOWICK おなじみのはんだ吸い取り線(他社名ソルダーウィックなど)
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MSOPの交換するためのツールは揃いました。早速やってみることにします。

1.最初に虫眼鏡で交換する基板を見てみました。拡大されて、作業し易そう
これであれば、大丈夫そうです。実験ボードに刺して固定してあります。
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2.取り外しの際に使ったのは、スズ:60%、鉛:40%のgootの電子工作用
のはんだを使いました。(融点:183℃から190℃)
ピンセットでつかみながらはんだゴテをあて端子に十分なはんだをつけ
溶けて固まらないうちにピンセットで摘まんで取り外します。
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(今回、購入したはんだは融点が少し高いです。(融点:216℃から227℃)
IC取り付けで使います。)

2.はんだ吸い取り線でICのランドに残ったはんだを吸い取ります。
吸い取り線のフラックスがつくので、エチルアルコールを綿棒につけて
きれいに全部拭き取ります。
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3.新しいMSOPフラットICをパッケージから出して、交換作業に入ります。
吸い取り線のよごれたフラックスをエチルアルコールで除去したあとに
液体フラックスを基板のランドに刷毛で十分に塗ります。
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4.MSOPフラットICのマークを合わせて、基板にのせ、ピンセットでICの
端子とランドが一致するように位置調整します。位置が決まったら、ピンセット
で押さえたまま、軽くはんだゴテを端子に充てます。これである程度固定
されるので、購入したはんだSD-52を使い端子に一気にはんだ付け
します。端子と端子がはんだでつながったら、はんだ吸い取り線で吸い取り
ます。
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5.新しいMSOPフラットICをはんだ付け後、エチルアルコールを綿棒に
つけてきれいにフラックスを除去して、フラットICの交換作業完了です。
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このチップは2個壊したので、2個とも交換しました。基板が冷えた後、回路
に取り付け、2個とも、元通りに発振動作してくれました。
今回のMSOPのフラットICの交換は、取り外しも、交換の取り付けもうまく
できました、特にMSOPフラットICのはんだ付け時は、ランドにフラックスを
十分に刷毛で塗ることが大切です。とても楽にはんだ付けができます。
ネットで見たユーチューブがとても参考になっています。動画通りでした。
MSOPのフラットチップの交換はんだ付け作業を実際にやり、うまくいったと
いう点で、かなり自信が付きました。肉眼ではとても無理だと思っていました
ので、嬉しさもひとしお、勿論、達成感もあります。

つづく ?