TS-820のVFOの電源電圧9VからArduinoNano用の5Vを取り出して実験ボードにワイヤで間違えて、3.3Vラインに5Vかけて、立て続けに、Si5353Aのモジュールを壊してしまいました。モジュールの電源電圧は2.5V~3.3Vです。電源電圧を3.3V以上かけると、簡単に壊れます。これを2回やってしまいました。不注意が招いたトラブルで、反省しなければなりません。予備の1個も何とか動いてはくれていますが、さっそく昨日、秋月に4個再注文しました。壊れたのは、モジュールICなので、単品のモジュールも2個ほど注文しています。壊れたモジュールを交換してみようと思います。MSOPタイプのICのはんだ付けの練習ということで注文しました。が、しかし、かなりハードルは高いです!。目で見ても端子がよく見えません。事前準備ということで、ネットではんだ付けの仕方を見て、知識を吸収しております。届いたら、実際にトライです。何とか壊した分はモジュールIC交換で使えるようにしたい思いです。
今回は、回路の作製は小休止して、実際のTS-820のVFOをばらして、ネットで購入したTS-820のVFOユニットを利用した(発振回路以外のバッファー回路をそのまま使用)ロータリーエンコーダーDDSとを仮に入れ替えてみることにしました。

発振回路以降のC9の3pF以降をそのまま使っています。3pFは10pFにレベル調整で変更してあります。
線を引いた部分以降
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発振回路の部品とRITのバリキャップ回路部品類は回路図とバターン図を参考に
全部外しました。部品パターン図がとても重宝しました。
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ダイヤルの位置も全く同じになるように付いていた回転比変換ギヤを取り
外しロータリーエンコーダーを中継接続用TS-520のジョイントパーツ(これ
も、ネットで落札)を使ってダイヤルの位置出し調整をしました。周波数
ダイヤルのメモリ位置調整用のダイヤルはメモリをはずしましたので、取り
付けないことにしました。

TS-820のVFOをそくっと、取り外したところ
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取り外しのVFOユニット
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DDSロータリーエンコーダーVFOとダイヤル軸の接続ジョイントパーツの様子
ダイヤル機構を除いた、アルミユニット部をそのまま使っています。
VFO回路基板もバッファー以降はそのまま使用しています。発振回路のパーツ
は基板から全部はずしてあります。
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上からのDDSロータリーエンコーダーVFOです。回路を覆っていたアルミケース
は使いません。
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ロータリーエンコーダーの軸位置と長さの確認、無調整でOKでした。ダイヤル
回転もロータリーエンコーダーがとても動作が軽いので、止めても勝手に動い
てしまう事があったので、動かないようにジョイント位置の調整(ジョイントのネ
ジの重さが影響)もしてどこでも、動かないようにバランスを取りました。これも
運用上案外、重要なことです。
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ダイヤルを取り付けた状態
周波数の表示用回転メモリ板がないので、中の金属ユニットケースが見え
てます。上の方には周波数表示の有機ディスプレーを入れる予定です。
他は目隠しの予定です。Hi!
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実際にダイヤルを回したところの動画です。(最初桁10Hzでの設定時の動画)
https://youtu.be/pG5xIVJhl9A

RITのボタンとVRはアナログ発振回路を取り外していますので、使えません。
ロータリーエンコーダーに変えるという方法案もありますが、今のところ未定
です。
FUNCTIONはそのまま使用可能です。
ほぼ、前のVFOの発振回路がDDSになっただけのそっくり入れ替えです。
(取り外したユニットは元に簡単に戻せます。アナログに戻すことはないと思い
ますHi)

他にはまだArduinoとSi5351Aの基板への取り付けと配線、他LPF基板の組み
込みVFOの電源+9Vから+5Vのレギュレータ回路作製、追加等が残って
います。(電源回路の追加実験では、モジュールを2個壊しています。トホホ!)

まだまだ、完成までは、いろいろとやることがあります。一番の難関は、アマチュ
アバンド表示の切り替え回路です。TS-820本体からの情報をどこから、どう
ArduinoNanoに取り入れるかがあります。TS-820の回路図をみて、検討はして
おります。Hi

最初の試しは、7MHzでの運用になります。当面7MHzに限定して使用すると
いうことになります。

完成までの道は、まだまだ遠いです!

つづく ?