jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2024年07月

2m/70cm用アンテナの修理

移動局の免許の更新で八重洲のポータブルトリプルバンダーのVX-7も現用器としてつかっていますが、SMAコネクタ-オスタイプの小型アンテナを持っているのですが、車ボデーに磁石でくっつくタイプの磁石が錆びてボロボロになり、何とか修理できないかと思いいろいろと思案していました。
いいアイデアが浮かんだので、修理することにしました。アイデアといっても、ウェブで調べたところダイソーの磁石でサイズがちょうど合いそうな超強力マグネット23㎜(厚さ0.9㎜)があったので、修理で代用利用できると思ったからです。

■ダイソーで以前買った銅テープ、ローテーター用の余ってた鉄製ワッシャー、それに透明0.1~0.2mmぐらいのプラスチック板少々、強力接着剤などが修理用に準備した物です。
CIMG0397

■超強力瞬間接着剤
CIMG0403

■ダイソーの銅テープ(結構しっかりした銅テープです。)
CIMG0404

磁石自体も鉄で作られていたため、錆びて、ボロボロになっていました。この為錆びて膨らんで、鉄のスペーサーとともに酷い状態でした。
磁石とSMA同軸ケーブルの外網線は金属板に半田付けされ、その金属板が溶接で鉄のスペーサーにつけてあったようです。その上に絶縁シート1枚あり、その上に磁石です。磁石は直接にはつけないで、シールがはってありました。接続面の金属に傷をつけない為と思われます。

構造はわかったので、すべて取り外して、SMA同軸外網線はワッシャーに銅テープを張って、この銅テープに半田付けしました。その上に絶縁シート(透明プラスチック)をワッシャサイズにカットしておきました。この段階で回りと絶縁シートに接着剤を塗ります。その上に同じワッシャーを置きました。丁度プラスチックの外形とほぼ同じぐらい面位置にワッシャー面がきました。ワッシャーの周りも接着剤で固定します。磁石はワッシャーのサイズより一回り大きいものです。ここにダイソーの23㎜の超強力マグネットを1枚置きました。ワッシャーに磁石は通常だとピタッと中心が合わないでくっつきます。なので、中心が同じ位置になるように若干調整します。中心を合わせてもある程度くっついてくれているので、中心を合わせた状態で超強力接着剤で固定します。

■最終の磁石の取り付け(強力瞬間接着剤で固定)
CIMG0401

■修理完了したアンテナ
CIMG0399

実際に使うときは、磁石に薄いプラスチック保護シートをつけます。磁石に鉄粉や、鉄くずがついたまま車につけると傷がつく恐れがあります。保護シート上で鉄粉や、鉄くずは取り除きやすくなります。

2m/70㎝バンド用で再び利用することができるようになりました。ちょっとしたモービル移動でチョコンとルーフに取り付けて楽しめます。ただし、磁石は前の時より強力ですが、走行中は使用しないことにしてます。(前の磁石の時は車につけたままでは外れて走行利用はできませんでした。)
それにしても、最近修理ばかりやっている感じです。HI!

つづく?

太陽黒点相対数-SSN(285)と14MHzQSO受信

周波数帯20Mバンドを受信していたところ14.164MHzでやけに強力な信号が朝の1時過ぎ頃聞こえています。アフリカの無線局ZS1PZ(Peter氏)でした。サイクル23の時のようにバンドフロアノイズも上がっています。もしかして太陽黒点相対数も上がっているかと思い確認のため、宇宙天気予報のホームページで確認してみました。なんと、なんと今までで最高は16日の287で17日の極近の情報では285です。

SUNSPOT-NUMBER2024-07-18

今までは、バンドのフロアノイズがわくわくするような事はほとんどありませんでしたが、間違いなくサイクル25はピーク辺りかと思える20mバンドの状況です。朝の1時半を少しまわっていましたが、少しバンドをワッチしてみました。やはり、SSBではW局どうしのローカルQSOと思われる信号が14.257MHzで59+で聞こえています。14.215MHzではVK2GND局が59+できこえています。センターオーストラリアからの信号です。余談ですが、コールサインのサフィックスがGNDでCADなどの電気回路記号で使われてるので、なじみやすく、とても憶え易いと思いました。私のアンテナは3エレでオーストラリア方向はバックでビームが方向が逆なのですが、フロントを向けたようにクリアに聞こえています。CWバンドもワッチしてみましたが、あまり局はでていないようでしたが、YT9Mのセルビア局が14.027MHz 、DU1AZのフィリピン局が14.022MHz、どちらもRSTで449から549でした。YB1CDAのインドネシア局は14.01815MHzでRSTで579~599と、とても強く安定した信号で受信できました。RA1QDのRussia局が14.0293MHzでRSTで448~549とQSBを伴って聞こえています。LZ1MSのブルガリア局が14.0143MHzで559~599でQSBを伴う信号で受信できました。久々のCW受信ですが、急に朝の2時半を回ったとたんにヨーロッパ方面のコンディションが開け始めました。CW バンドはあまり局が出ていないかったのがアッという間に弱いながらもCW信号があちらこちらで聞こえています。もっと何処の国が聞こえているかをワッチしてみたいのですが、そろそろ寝ないといけません!20mバンドのプロパゲーションはいわゆるGood Shape!と言える状況のようです。久々の20mバンドSWLingでした。

つづく?

YAESU YO-101 MONITOR SCOPE修理

無線をしているときの送信音声での送信信号RFの確認でYO-101 MONITOR SCOPEを長年使用していますが、電源を入れてから時間が経たないとスコープの波形がでない状態が続いていました。使用できないわけではないですが、使用開始するまで若干の時間、待たなければならないのと、使用できるまでのあいだ、受信機ではかなりのノイズが聞こえる状態でもありました。このような状態なので、直してみようと思う気持ちになり、さっそく修理の準備に取り掛かりました。
ある程度、古い電気計器などは一般的に電源回路系の平滑コンデンサの不具合ということで、片っ端から交換でもいいのですが、あまりにも良い状態の部品まで交換してしまうという無駄も発生しうる可能性があります。何はともあれ、どの回路のどの部品がの見当をつけるために回路図を準備です。いつもの八重洲無線関連の回路図、サービスマニュアルのページからYO-101を探してみました。
回路図はありました。が、回路図をモニター画面で見るとおおよそはわかります。モニター画面で見るも、印刷するも、部品の値、パーツ番号がよくわからないところがある状態でした。

■YO-101回路図(ある程度は部品番号、値等が確認はできてます。)

YO-101回路図



同じYAESU無線のYO-301のモニタースコープも同じような仕様なので回路図を見てみたところ、回路中の文字がきれいに見える状態の回路図でした。幸い、モニタースコープ回路は、YO-101もYO-301も同じ回路構成で部品も同じものが使用されている感じです。このYO-301の回路図とYO-101の部品シルクから見当をつけることにしました。

■YO-301回路図(はっきりと部品番号、値等も判ります)
YO-301回路図

■YO-101基板シルク
YO-301基板シルク

回路図をみて、電源トランスの2次側の高圧回路、B電源等の回路の電解コンデンサ類を第一に見当つけました。
今回の修理をする数年前に一度高圧電圧部のコンデンサC104だけ交換修理をしていました。原因は容量抜けでした。物は0.1μF1000Vの無極性コンデンサでした。この時は耐圧が600Vで0.1(104)μFのものしかなく、簡易代用での修理完了でした。いずれ耐圧の高いものに交換しようと思っていて、今に至ります。今回はこの部品も交換しています。高圧回路で使用されている1000V耐圧のコンデンサはC103、C104が該当します。3A104M(0.1μF1000V)になります。
CIMG0377

■シルク上のC103 (0.1μF1000V)
C103位置


■シルク上のC104の位置
3C104M

■印刷シルク上の位置
C103-C104

今回は少し容量が大きいですが、0.68μF1350Vに交換しました。いずれは、購入予定の0.22μF630Vの直列接続(0.11μF1260V)に交換予定です。なかなか0.1μF1000Vは単価の高いものはありますが、安いものでの耐圧1000V物は見つけれませんでした。交換する予定なので、パターン側に取り付けています。
最終交換時はシルク印刷側に取り付ける予定です。

高圧回路にはもっと耐圧の高いC105、3C104M(0.1μF1500V)の使用もあります。
■シルク側のC105 , 3C104M(0.1μF1500V)のコンデンサ位置
3C104M

これについても、一旦外して、テスターによる簡易チェックをしましたが、容量抜け等はなく大丈夫そうなので、元に戻しそのまま使うことにしました。
他B電源の160Vの平滑用の電解コンデンサC106、C107の 47μF315Vも確認しました。2つを一旦外して、テスターにて簡易チェックをしましたが、特に容量抜け等はなく問題ないようでした。今後の交換の可能性を考え元のシルク側でなく、基板のパターン側に取り付けを変えました。ケース間もスペースありで問題ないようでした。
22μF追加分

B電源の回路の電圧をオシロスコープで確認し、入力側が若干リップルが見えるので、上記の写真の様に電解コンデンサーの22μF350VをC107に並列追加してあります。
平滑回路動作は特には問題ない様です。
一応電源回路のコンデンサは元のままですが、年月経過しているので、早い時期に交換を予定しています。22μFパラにして交換予定(計4個)でC106、C107(47μF315V)の代用を考えています。代替え用に22μF450V105℃の10個を注文済み(準備中)です。チューブラ型で安いものにしたため、パラレルでの容量44μFと若干少ない容量ではありますがこれで最終交換予定しています。本来なら、各容量47μFの1個で交換対応ですが、取り付けスペースも十分あり、問題なさそうでしたので2個パラ処理でやります。安く上げることも大切かと! 使用時中の基板の部品を見ることはないです。Hi!)

最初の高圧回路のC103、C104(0.1μF1000V)、および上記写真のB電源への22μF350Vの追加後に電源を入れて動作確認を行いました。

■部品取り付け修理後の動作確認時の状態
修理中写真

結果はモニター波形等問題なく表示動作し良好でした。

最後に交換したC103、C104の交換コンデンサ0.68μF1350Vの取り付け位置を整えてプラスチックのカバーをつけ、ケースとの間の絶縁保護をしてあります。何せ高圧回路使用のコンデンサですからHi!。
保護プラスチックカバーはコンデンサ自体のサイズが大きく、ケースに近くなる為につけています。いずれ交換しますが、今回の様にケースにコンデンサが近くなる場合だけの処理です。
■絶縁保護処理(斜め横方向からの写真)
絶縁保護1

■絶縁保護処理(斜め上からの写真)
絶縁保護2
白いのは両面テープでコンデンサにプラスチックケースを張り付けてあります。
上記の保護カバー取り付け後、金属のケースに戻して修理、完了としました。

■修理後のYO-101動作確認


動作確認後、ケース、全面パネル、各ノブの汚れホコリを落とし、元の設置場所に戻して完了としました。またRFの信号の確認で活躍してもらいます。
最近本当に突然の故障が多くなってきてる感じがします。修理で頭を悩ますことが多くなっています。今まで何もなかった分、劣化進んだ最終の時期が来てるのかもしれません?
わかりませんが、もしかして太陽のコロナ爆発も影響してるのかも?
コンデションへのSSNの好影響はあまり感じられません。

つづく?


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