jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2021年01月

Candle for LINUXその57

TS820の実機への組込前の状態にして、バラック接続でのテスト運用を行うことにしました。運用前のWindows10へのUSBシリアル変換のドライバーのインストール状況確認とスピード他設定も確認しました。その上で、Windows10でハムログを起動して、環境設定でUSBシリアル変換の設定と同じく設定します。USBケーブルがPC側のUSB端子で接触不良が起きているせいか、最初COMポートが表示されない状態が起きましたが、何回か抜き差しすることで問題なく表示されました。長く使っていないUSB端子は接触不良が起きやすいです。
TS820本体側のバンドSWからくる各バンドの+B電圧端子は中継のケーブルを作製しているので、本体に組み込む基板も本体上面まで延長でき確認時は重宝します。

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本体に組み込むArduinoNANOボードからDDS-VFO(VFOsys改)へのシリアル通信用ケーブルも長く作製してあるので、案外自由に場所を選ぶ事が出来ます。Hi!
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DDS−VFO(VFOsys改)の組み込みしたESP32DevKitCの2段重ね基板と組み込みロータリーエンコーダー、TFT液晶表示部への接続ケーブル、他の内部写真です。結構スペースは空いています。
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この状態のバラックでテストします。まずは最初のPCの設定の確認です。ハムログ用としての設定で、スピード4800Bps、データビット8ビット、パリティなし、ストップビット1、フロー制御なしの設定です。PCのコントロールパネルから、システム、ハードウェアタブのデバイスマネージャーで確認です。TS−140Sのインターフェースボードでのハムログでの周波数取り込みOKの設定と同じにしています。コマンド体系もKENWOOD体系のTS140、TS680対応と同じでいいので、TS820のPCとのシリアル接続設定も無難に同じ設定です。ここは、単に確認で、Windows10でポートの設定をし直しした場合は、再起動で、反映させる事を忘れないようにします。設定しただけでは、まだ設定が確定されてはいませんから注意が必要です。とにかく設定したら、再起動でOKです。
ESP32DevKitCのスケッチ上でシリアル通信の設定は設定済みです。TS820本体のArduinoNANOボードとのESP32DevKitC間のUART1のシリアル通信速度は115200Bps、データビット8ビット、パリティ無し、ストップビット1、フロー制御無しの設定です。PCとESP32DevKitCのUART2シリアル通信は、最初に記したとおりです。(4800bps、8ビット、パリティ無し、ストップビット1、フロー制御なし)

設定は問題ないのですが、最初の動作確認では残念ながら動いてくれませんでした。さっぱり原因がわかりませんでした。TS820側に組み込むArduinoNANOボード上の各LEDがあるのですが、バンドSWを変えた時はタイマー時間経過後にシリアルデータを送出していて、これはTXLEDで何ら今までと変わらず問題ありません。その隣にRXのLEDがあるのですが、チカチカ点滅しています。シミュレータボード上では、このチカチカ点滅現象は出ていません。全く持ってして原因は皆目わからない状態です。原因を追求開始です。することは、電源周りからです。外部VFOへは9Vが供給されており、ESP32DevKitCでは+5Vのレギュレータを入れてESP32用で繋がっています。もしかして、電流容量不足かと思い、最初のノイズ対策で入れたインダクタンスをショートしてみました。インダクタンスをショートした(インダクタンスをなくした)状態では、異常なチカチカ点滅はありません。やはり、インダクタンスが熱を持っていたので、抵抗分で、電流制限での問題と分かりました。ただし、インダクタンスをショートした状態では、入れる前のノイズがそのまま電源側に載ってしまい上手くありません。何かいい方法はないかと思い、ふと、レギュレーターからのESP32DevKitへの+5V供給でなく、ESP32DevKitCへの書き込み通信用のUSB接続で動作させてみると、ノイズも、異常のチカチカ点滅もありません。これだ!ということで、さらに確認として、電源に余裕のあるUSBターミナル(電源供給型)からハムログとのシリアル変換ケーブルFT234Xシリアル変換モジュールから+5Vを取り出して、今度は最初OK確認したUSBケーブルを外して、ESP32DevKitCの+5V端子へワイヤーで供給する方法を試してみました。幸いな事に上手くいった様です。USBケーブル側からの+5V供給方法は正解のようです。ノイズも確認しましたが、全くと言っていいほどノイズは何処へ言ったかのような信じられない嬉しい結果になりました。

今まで、USBケーブルから繋いだ、超小型USBシリアル変換モジュールのTX、RX、GNDしか使っていませんでしたが、ここで+5V端子も役目ができ必要となりました。鰐口で+5をESP32DevKitCの19番端子(レギュレータからの+5側)に繋いでいます。
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+5Vを直接ESP32DevKitC端子19に繋いた状態。
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この状態で、上手く動いてくれてはいます。しかし、回路図上では+9VはSi5315Aの後の820VFOのバッファーで使うので、ちゃんとした電圧はかかっていません。テスターで確認してみると、5V弱のDC電圧しかかかっていません。ここは、+9Vラインなので少し検討、確認が必要です。レギュレータを外して、やはり別途正規の電圧+9Vをバッファーに供給した場合の問題、ノイズの発生問題がないかどうかとかと言った所あたりの確認です。!

動作は実際問題なかったので、数局との交信を試してみました。特に問題なく通常通り交信出来ました。途中USBから+5Vの電源を鰐口で外部DDS-VFO(sys改)へ繋いであったのですが、交信の受信中にヒョンな事に電源の線に触ってしまい、鰐口が外れてDDS-VFOが発振停止してしまい、急いでつなぎ直したトラブルがありました。繋ぎ直すとダイヤルは初期周波数から始まるので、元の周波数へ急いで合わせて、何とか相手にもこの電源が外れたVFO停止状態を悟られずに、何とか交信を続ける事が出来ました。冷や汗もんでした。バラックは辛い!といった所です。

あと全体的な事ですが、気になっているのが、ESP32DevKitCのプラットフォーム上のコンパイル設定項目です。特に何も変更無しでコンパイル、書き込みをしていますが、結構目的に合わせた、設定があると思います。下記ツール中の各設定を調べてみたいところです。

範囲を選択_194

つづく?

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Candle for LINUXその56

TS820外部DDS−VFO(VFOsys改)にハムログとの通信シリアルポートのUART2を使い、周波数取り込みを行う様にスケッチを追加改良しました。最初の周波数データは、常時送出しっぱなしでしたが、Window10でのハムログ通信確認時にはマウスのカーソルの異常動作が起きてしまう不具合が発生してしまいました。常にシリアルデータが送出しっぱなしでは問題があるようなので、周波数ダイアルを動かしたときのみに周波数データを送出するようにスケッチ改良しました。周波数設定のサブルーチン内のロータリーエンコーダーのスケッチ部にハムログへの周波数データ送出スケッチ部を入れています。結果は、周波数ダイアルを動かしている時にリアルタイムで周波数を送出してくれました。ハムログ側での周波数取り込みも問題ありません。

ロータリーエンコーダ−を操作している時にUART2のTXD2ポートからシリアル周波数データが送出されています。
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実際のロータリーエンコーダーで周波数を変えたり止めたりした時のUART2のTXD2ポートの動画です。
ダイアルが止まると周波数シリアルデータの送出も止まります。

ロータリーエンコーダーが動いている時の周波数の取り込みはハムログで行われますが、ロータリーエンコーダーが停止した状態で、本体のバンドSWを回した時は、DDS-VFOは回したバンドの周波数帯に変わりますが、ハムログへはロータリーエンコーダーが動いていない為何も送出されず、ハムログは前の周波数のままです。ロータリーエンコーダーを動かすと、回したバンドの周波数が送出され、ハムログへ周波数が取り込まれます。バンドSWを変えた時はスケッチに書いた初期設定周波数から始まりますが、運用を初期設定周波数で使う場合以外はロータリーエンコーダーを必ず動かす事になるので、ハムログの周波数取り込みは問題なく行われ問題はありません。バンドSWを変えた時のハムログでの取り込みをさせるにはどうするかですが、ロータリーエンコーダーを一端動かしてしまえば良いことなので、今はこのままとしておきます。初期設定周波数でも一端ダイヤルを動かして、初期設定周波数へ設定し直しすることで、ハムログへの周波数取り込み対応する事が出来ます。各バンドの初期設定周波数はよく使う周波数にしたいのが本心ですから、やはりバンドSWのみで、ダイヤル操作なしの時のハムログへ周波数取り込み出来る方がいいですので、スケッチ改良は一応考えては見ますが。。。。!

つづく?
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Candle for LINUXその55

TS820の外部DDS-VFO (VFOsys改)でのハムログでの周波数取り込みが出来ているのですが、Windows10 での確認も含めて行った所、やはり問題が出てきました。問題とは、Windows10のカーソルが左へ勝手に動いてしまう現象です。WindowsXpでも時々ありましたが、案外、上手く動作していました。が、これはたまたまだったと思います。Windows10では100%このカーソルが勝手に動いてしまう状態です。原因は、簡単に分かりました。USBのシリアルポートを外すと、問題はなくなります。(カーソルが勝手に動かなくなります。)という事は、現状のESP32DevKitCのシリアル2の出力方法に問題があるということです。現状は、シリアルの周波数データを垂れ流しの方式です。このシリアルデータを周波数が動いて設定している時だけ送出するように変更することで、解決できる内容かと思います。通常時はシリアルポートTXからはデータは送出されませんから、悪さはしないと思います。。ロータリーエンコーダーを動かした時点での周波数データを送るようにスケッチを変更する必要があります。

現在テスト中ですが、ハムログへのシリアル送出のスケッチ上の場所を考え、挿入確認して、現在うまく動作してくれています。ただ、バンドSWを変えた時のハムログへの出力がないので、バンドSWを変えた時点では、ハムログは前のバンドの周波数のままです。ロータリーエンコーダーを回すことで、変えたバンドの周波数がハムログへ送出する仕様だからです。バンドSWを変えた場合ではロータリーエンコーダー部が動きませんので、周波数のシリアルデータ出力がありません。ロータリーエンコーダーを動かすことで運用は問題なくできますが、解決したい内容ではあります。少し夜ふかししてしまいました。ある程度、やることが見えてきたので、ひとまず寝ます。

つづく?

Candle for LINUXその54

ハムログでの周波数読み取り様に追加したUART2ポートとバンド情報での外部コントロール端子追加(オリジナルのBCD出力:1から11まで各バンド1.9MHz〜29.5MHzに対応)やUART2ポート追加時のロータリーエンコーダーの端子入れ替え分の基板の修正を行いました。回路図修正とパターンも修正し直しています。2段重ね部のLPF側は変更ありません。

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パターン修正実施
+9Vの電源部の位置が変更になり元の電源部にバンド出力情報(2^0,2^1,2^2,2^2:1to11(限定版BCD))端子を追加しています。UART2ポート(ハムログ用)も追加です。ロータリーエンコーダーの端子も変更修正なっています。
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2段重ねのDDS-VFO用のLPF部とBUFFER回路は変更ありません。
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LPFとBUFFERのパターンも変更ありません。
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上記が最新版となりました。片面基板でも数やっているとパターン接続配線も工夫して出来るようになります。配線に行き詰まったらジャンパーです。Hi! いつか両面基板もやりたいですが、まずは両面用にそれなりの準備がないと大変です。しばらくは、おきらく片面ガラエポFR4で対応します。

回路図での外部出力コントロールの表示用にLEDを付けていましたが、コントロール回路の接続先でつければよいかと付けていません。(スケッチ動作確認時は必要でしたので付けていす。)

最終版の基板切削は当面、先になります。まずは現状できてるパターンを修正して試してからということになります。
考えてみると、シリアル用3線用意、ロータリーエンコーダーパタンカットと接続ポート変更、出力コントロール端子追加、実装してのハムログ周波数取り込み確認、その時のWindows10でのFT234Xのデバイスドライバーインストール確認等、色々とやることがあります。

つづく?



Candle for LINUXその53

ESP32DevKitCボードのシリアルポートTX、RXとRS-232Cのレベル変換に専用のICのADM3202ANZを使っていましたが、使用するコンデンサも多く基板を起こす必要がありましたが、超小型USBシリアル変換モジュールに変更することで、簡単にPCからESP32DivKitCのシリアルポートにつなぐことができました。FTDI社のFT234Xを使ったモジュールです。デバイスドライバーをインストールも問題なく出来ました。

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今回使用したPCは、現役で未だに年賀状作製時などで使用しているWindowsXpです。このPCは事情があってなかなか廃棄出来ません。古いプリンターのカウンターリセットアプリがXp出ないと動かないこともあり、使い続けていくには残して置く必要があるためです。また、古いバージョンの筆王Ver8.0(B)で年賀状作製などでも現役で役にたってくれています。データは最新のものを他のPCでダウンロードし、SDカードや、USBを使ってデータを筆王に取り込みますから、何ら問題ありません。
この当時のノートPCではシリアル端子はありませんから、外付けのインターフェース使用となります。
また、インターネットも出来ますが、セキュリティでは危険なので使いません。

ESP32DevKitCボードのシリアルポートに繋ぐための端子の半田付です。これにオスメスケーブルのメスを挿してオス側をESP32側に挿して使います。
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端子の配置確認です。
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実際にミニBタイプUSBケーブルを繋いで見ました。電源はPC側から+5V供給されています。
なので、使うのは、3ピン(GND、TXD、RXD)です。
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ADM3202ANZの配線を外して、代わりに超小型USBシリアル変換モジュールを取り付けました。
FT234Xのすぐ左がADM3202ANZの外付けパーツを配線したブレッドボードです。FT234Xモジュールで随分と小型にしかも、簡単に繋ぐことが出来ます。
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今回のUSBシリアル変換では問題なく周波数をハムログに取り込み出来ました。後から実践で使っているWindow10での動作確認は必要ですが。。。Hi!
ひと先ず追加のUARTポートとの接続はFT234Xの超小型USBシリアル変換モジュールに決定です。

つづく?


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