jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2020年11月

Candle for LINUXその37

TS820本体側に入れるArduinoNANOのバンド情報送出部の基板が出来たので、ブレッドボードと交換してVFOsys改側のESP32DevKitCのシリアル受信でバンド情報が上手くデコードできるかを確認してみました。(プリント基板が上手く動作するかの確認です。)

ブレッドボードから実際の基板とVFO側のシミュレーション基板とのシリアル通信確認の配線
CIMG8957

TS820本体のバンドSWを想定して同じ様に+9VをArduinoNANOのデジタル入力に入れるために各バンドの+B電圧(9V)を抵抗で電圧分圧変換して入力しています。(全バンド11入力)その本体と同じ接続でのロータリーSW部です。センターは+9Vです。ArduinoNANOはレギュレータで5V動作です。USBコネクタは繋いでません。
CIMG8958

外部VFO側に入れるESP32DevKitC実験基板です。電源ON時のTS820のバンドの位置情報をリクエストして、送られてくるバンド情報をシリアル通信で受けデコードし、バンドSWの周波数帯を表示します。また通常の本体のバンドSWを変えた時にも同様にシリアル通信で送出されてくる通常のバンドSW情報のシリアルデータをデコードし、本体のバンドSWが止まった最終の位置のバンド情報として表示します。デコードは全部ソフトウェアで行います。
CIMG8959

実際にシミュレーションのバンドSWを回して外部VFO 側にバンドSWが止まったところの周波数帯が表示されるかの確認です。実際のTS820のバンドSWはキツイので、ガチャガチャは回せませんが、出来る限り速く回した場合の動作も確認しました。TS820の本体のバンドSWは、結構重い(キツイ)ので、こんなに速くは回せません。

もう一つ外部VFOの電源が入った時に、TS820のバンド情報をリクエストして、シリアル送出されてくる現状のバンドデータをデコードし、TS820のバンドSWの周波数帯と同期を取るところです。電源ON時は7.120MHz がデフォルトですので、これを本体側の現状のバンドSWを送る様にシリアルデータを送り、リクエストします。電源ON時に行うようにプログラミングしてあります。確認方法は、バンドSWを変えて本体のバンドを設定後、電源ONと同じ、リセットを押し、デフォルトの7.12MHz が設定のバンドシリアルデータをデコードし表示できるかで確認しました。問題ありません。タイミングは後でストレージオシロにて確認したいと思っています。



基板の修正は、タイマーの時間だけ行いました。電源オン後の時間が7秒以上あり長すぎたので、半分になるように抵抗をパラにつけ、半分の3秒程に調整しました。それ以外は、1発でブレッドボードと同じ動作をしてくれました。

確認でうまく動作してくれています。
あっという間に時間は経ちます。もう寝ます。
つづく?


Candle for LINUXその36

夕食後、AbemaTVの韓流ドラマを見ながら、TS820用の外部DDS-VFO(VFOsys改)の本体側の出来上がった基板への部品の取り付け(半田付け)を行いました。主要パーツのArduinoNANO,及び、IC、LED類はソケットでのはんだ付けです。結構な数のパーツがあります。当初予定していた、抵抗類の平置きが出来なくて、アキシャルでの取り付けになりました。Cadデータの選定サイズが少し小さかった様です。抵抗自体が大きくてリードをフォーミング加工時サイズが長くなり平置きでは取り付け穴以上に長すぎて上手くありませんでした。9Vからの5Vレギュレータ(7805)も高さがあるので、曲げて取り付けしています。LED類は動作の確認後は不要なので、取り外しも可能な様にソケットにしました。

パーツ類取り付け後のTS820本体組み入れ用基板
CIMG8950
タイマーICとワンショットのコンデンサでの時間の長い部分は一部普通の電解コンデンサに変えています。短いところは、無極性のコンデンサのままです。

線材が3本ありますが、表側の取り付けだと、あまり見た感じが良くないような気がしたので、パターン面でワイヤーを取り付けています。

CIMG8952

次は、実験ボードのArduinoNANOの代わりに、ESP32DevKitCとのボード上で同じ動作をするかの確認をする必要があります。回路が間違えてなければ同じ動作をしてくれるはずです。ここでコケるとオシロスコープを使ってのデバッグとなります。上手く動作してくれれば、次のTS820本体中への組み込みのステップへ移ります。
大体次の様な感じで、TS820本体側への組み込みになると思います。
TS820本体のバンド毎の+B電源から11Pin入力に使うソケットに各ワイヤーをはんだ付けする作業があります。使う線材と引き回しの長さを決める必要があります。TS820の電源+9Vもソケットにてバンドデータ送出用基板に供給しますので、同じく線材と引き回しの長さを決める必要があります。主要なシリアル通信用のデータ線3本も同様に線材は何を使うか、またその引き回しの長さ決めが必要です。実験では、ブレッドボード配線用の単線でも問題ありませんでしたが、無線機の中に入るので、最低でもシリアル通信用のデータ線はシールド線にする必要があるかと思っています。TS820の出力は80W以上ありますので、各線材箇所にはパスコンが要るかもしれません。

忘れていました。基板の取り付け場所は決めていますが、その取り付け方法も具体的に考えなければなりません。

CIMG8953

今日はここまでです。部品の半田付け作業も、やり始めると結構かかるものです。半田付けが終わり、写真やらブログを書いている内、あっという間に日が変わってしまいました。

つづく?
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Candle for LINUXその35

TS820用のDDS-VFO(VFOsys改)用の本体側の基板切削、穴あけ、切り抜き処理すべてが完了しました。

最終の外形切り抜き完了時
CIMG8928

切削品質は、微妙に少し穴位置がズレていますが、問題のない範囲です。パターンが1箇所(LEDのランド)繋いでない箇所がありました。他の不要ランドそばにあるので、ここに足をつけて、繋げば問題無しです。Eagle CADのパターンは修正しておきました。

切削直後です。不要なランドも結構あります。
CIMG8929

クリームクレンザーを使い最初砥石で磨き、仕上げはスチルウールで磨きあげました。
その後、不要ランドは彫刻刀?で削り取りました。

部品面
CIMG8932

不要ランド削り取り完了のボトムパターン面です。磨くと綺麗なパターンになります。
CIMG8935

後は、切り抜く為、4箇所をカットして、基板を取り出します。ヤスリで凹凸を削ります。基板取り付け穴を最終2.5Φの径のドリルで開けます。(最初は径の小さいドリルであけてから順時径を大きくしてゆきます。)その後フラックスを塗って、ひとまず基板は準備完了です。

他、基板に取り付ける部品を準備しないといけません。部品が準備できたら、ハンダ付け開始です。ArduinoNANOはソケットを使います。他のDIPタイマーICもソケット8Pを使います。結構ダイオードを本数使いますが、以前に汎用小信号高速スィッチング・ダイオード(1N4148)を秋月通販でたくさん購入してあります。抵抗も、よく使う抵抗値の抵抗は予備も購入して十分にあります。ディスクリートパーツは事欠きません。


つづく?

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Candle for LINUXその34

やはり肝心のArduinoNANOのTS820本体用の基板が無いと始まらないので、既にEagleCadで作製済みの基板のガーバーデーターで、切削することにしました。久々のCNC3018Proでの切削です。

切削アプリは常用しているCandle on LINUX (Ubuntu18.04LTS)です。

最初の原点を合わせてx,y,z軸それぞれ、オフセット撮った後でのHeightmapデータを取得中の動画です。これを使うと、平面でない台上の基板が均一に切削出来るようになります。すぐれたフィチャーです。


CIMG8921


すべてのポイントデータを取得後にHeightmapをファイルで保存します。注意しなければいけないのは、拡張子は必ず.map とすることです。ファイル名だけだと、上手く保存して読み込み利用出来ません。

刃は、最初、15° *0.1 を使って見ました。ガーバーデータ−ではZ軸、−0.6mmまで削るように設定しています。
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結構上手く削ってるようです。
CIMG8923

とここあたりまでは、順調に切削していましたが、残念ながら刃先が欠けたようで、切削しない状態でスピンドルが回転してるだけになってしまいました。ポーズで止めて、原点へ戻して、刃をはずして、新品の刃と比較してみました。

左が刃先が折れたと思われる刃です。右は新品の刃です。

CIMG8927

恐らく、このサイズの刃ではあまり深く削らない様にした方がいいのでしょう。前も同じ様に欠けさせた事があります。削る深さとスピンドルモーターが動くスピードとの兼ね合いもあるので、経験値が重要なのですが、すっかり忘れてしまい、前の失敗を活かせてませんでした。大失敗です。細く削るのは刃のサイズを細くするのが当り前のようですが、中々単純ではありません。今まで、移動スピードが同じで、安定して切削できていた刃に(20°*0.1)変えました。片面のFR4基板は捨てるのはもったいないので、同じ所を空削りしてもいいので、捨てずに再利用です。原点に戻して刃を交換してるので、位置は問題ありません。現在切削中です。

つづく?

Candle for LINUXその33

TS820にDDS-VFO(VFOsys改)をつけてとりあえずプログラム改良前の物(7MHz専用)ですが、繋いで色々と確認して、バンドを切り替えて発振が止まらないかとか、5MHzから5.5MHz でも止まらないかとか、本体の電源での問題が無いかとか、確認したりしていました。色々とありましたが、先ず先ず、大丈夫そうです。
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TS820用の本来の外部VFOをDDS-VFO(VFOsys改)にそっくり入れ替え、TS820本体側からバンドSW情報を外部VFO 側へ送る為組み入れる、シリアル通信部のArduinoNANOの回路基板を本体側に組み入れる為の作業ステップ開始です。
ArduinoNANOの回路基板を想定して、TS820本体の何処に基板を設置できるかの空きスペースを確認してみることにしました。
PLL UNITは シールドケースで接続ソケット部とコイル調整穴、PLL SWの調整用穴以外開いてるとこがありません。

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TS820の下側はシールドケースに入ったPLL ユニット、キャリアユニットやら、電源やら、AFアンプやらファイナルの基板やらで、ぎっしりで、100x80mmサイズの回路基板は何処にも入れる隙間は、全くありません。

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バンド切り替えSWからダイレクトに繋ぐのは、他、色々とバラさないと無理な感じです。バンド情報は、やはりPLL UNIT基板から取るのが簡単で良いようです。

PLL UNIT を一応はずし、線材の引き回し箇所を確認中!
CIMG8916A

CIMG8909

下側はぎっしりスペース無しです。なので、上側での基板取り付けスペース探しです。

上側を見ると数カ所取り付けられそうな場所がありました。取り付け基板のパーツ高さとかを考えて、先ずはもう、使わない同じサイズの別のDDS-VFO基板(実験済み基板)を仮に入れて確認して見たりしました。!

確認で使ったサイズが一緒の別のVFO基板(100x80mm) 
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本体VFOの横のスペースが良さそうです。ただ、近くには、12BY7Aの送信ドライバー用真空管があるので少し距離を離す必要はあります。
CIMG8913

丁度、一的に見ても、PLL UNIT基板よりバンド毎の+B用の線を持ってくるにも、距離的にも余り長くならないので、ここにしようかと思います。バンド毎の+B端子も+9V電源もPLL UNIT で一緒なので好都合です。シリアルの3本線(TX、RX、GND)は先ずは上側のケースを開けて繋いで実験してから決めます。ArduinoNANO回路基板の取り付け方法も検討が必要ですね!CNC3018proで組み入れる基板の切削もしないといけません!なんだかんだ、色々とあります。

つづく?

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