前にHFのトランシーバーの28MHzを使う2mのトランスバーターが欲しかったので、オークションでTV-502を購入してありました。しかし、親機との接続は12Pの製造中止となったコネクタを使用してるため為、TV-502の中の掃除と、回路図とか取り扱い説明書を準備するだけで、終わっていました。その後、TV-506に接続用コネクタケーブル付きのものがオークションに出ていた為、何とか落札購入することが出来ました。2mはFMのトランシーバーのみでしたので、これで今使っているモービルのHF機を親機にして2mのSSBが出せるというもくろみです。HF機はTS-670で7MHz、21MHz、28MHz,50MHzです。TV-502は28MHzを使います。TS-670は丁度いい具合です。TV-502の144MHzのRF出力は9Wでモービルでは問題なく電源OKです。この為,TV-502のDC電源用のコネクタもオークションにて2個(TV-502,TV-506)落札購入しました。
次は、回路の解析です。親機として使われているのは,TS-520やTS-820です。接続のコネクタには、+210V、-100Vなどがかかっています。親機がトランジスタ機なので、親機からのこの電圧はありません。が、使わずそのままにしておいて回路的にTV-502上で問題ないかを回路図から見てみました。

親機(私の場合はTS820V改)との信号接続線で特化してつかわれている重要と思われるのは、1pinのALC、5pinの-100Vdc,10pinの+210Vdcの3つです。2mのFINALOUTPUTのRF出力の送信出力を検波して親機へのALC電圧を得ています。ほかは、親機のファイナルのSG電圧関連の制御用と思われます。特にこの3つのpinは使用しなくても良いようです。
次に電源はACでの使用を前提に親機と接続されていますが、親機をTS670でモービル運用する場合の回路制御も確認してみます。
DCで使うときは、IN1はバイパスされ出力に直接DCがかかるようにS5-1,S5-2で切り替えているのがわかります。IN1はAC電源時14V出力で、モービルではバッテリーからのDC12V(13.8V)です。

大元のTV-502の回路図はとても見ずらいです。これは、CADで1枚の回路図に収める為に回路図上のトランジスタの位置を引き回して、少し離れたところに書いてあるためです。回路図を読もうとしても、これだと大変です。簡単にまとめると、上の回路図のようになります。回路がまとまると理解がしやすくなるわけです。単純に2電源が用意されているのがわかります。(IN1とIN2)14Vと9V、また、この回路で見ると8pinが送受信の電源や、信号の切り替えをしています。ここで、親機(TS820V改)のXVTRコネクタの仕様を取説で確認してみました。
8pin:Normally closed relay contact とありました。ネットで英文の取説なので英語です。通常リレーコンタクトは閉じているとあります。TS820の回路図をおっていくとRL-2でコモンがアースに落ちています。クローズなので、アースにおちているのが通常の状態です。これは、実際に確認してみたいと思っています。親機とつないで実働確認はTV-502もTV-506もしてあるので、もう一度TV-502を繋いで、送信と受信時の8pinを確認です。
他は,受信の信号線(144MHzを28MHzに落した信号)6pinと7pinを親機の受信につなぐだけです。
親機からの送信RF出力はTV-502の2mTXin端子へつなぐといった具合です。
もう少しですが、確認することが結構あります。
そうそう、このTV-502用のコネクタがオークションでソケット数個とプラグのバラ状態の新品で(3個組めるぐらいの数でした。ソケットはあまりましたが。。。)出てましたので、速落札しました。接続も新しいコネクタがあることで、製作の自由度が増しました。ある所にはまだ、ディスコンの物も結構あります!これだから、オークションは、ついつい見てしまします。ホント嬉しくなります。
追加:手始めにTS670です。IC-7300は次のステップと思っています。表題に記載したトランシーバーが違ったように思われていたかもしれません?
本日は、ここまで!