jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2018年06月

29MHz,24MHz ZEPPアンテナの製作その1

50MHzのダブルバズーカ用の釣竿を固定するパイプを準備出来ないため、(パイプカッターが行方不明??)29MHz専用のアンテナがなかったのを思い出し、FMバンド用にZEPPアンテナを作ることにしました。情報は、ネット上にあるので省略です。以前にも18MHz用のZEPPアンテナを製作済みなので、勝手はわかっていますが、今回は並列同調回路のコイル部をアルミ線を使うことにしました。径も2.5Φととても太くなります。また、共振用のコンデンサも以前はバリコンを使用しましたが、今回は同軸ケーブルをコンデンサ容量として使用します。カタログ上では、静電容量[pF/m]などと規格が載っています。今回の5D2Vのケーブルでのメータ当りの容量は規格より、100pF/mです。
29MHzでの容量は14pFで同調させるので、同軸を7cmを2本(実際は接続部としての部分があるので9cm)用意します。並列にして14pFにします。容量が固定なので、共振周波数の最終調整はコイルの間隔を伸ばしたり縮めたりの調整になりますが、おおよそネットワークアナライザーで共振点を確認しますので、心配はありません。共振点を見ながら設定出来ます。

コイル材料:アルミ線 (2.5Φ)     25Φのアルミパイプに巻きました。
イメージ 1 イメージ 2

5kΩの負荷抵抗でネットワークアナライザ-
のSWRで確認。リターンロスでも同じ   ケーブルを繋いで空中釣り状態で測定
イメージ 3 イメージ 4

リターンロスでの表示          SWRでの表示
イメージ 5   イメージ 6

調整はSWRで行いました。特にアベレージングがONだと、波形の動作が遅延されるので、調整時はアベレージング機能はOFFにします。こうするとリアルタイムでの波形の動きになります。
最終のコイルの巻き数は13.5ターン、容量は変わらず≒14pF、給電部タップ点3ターンにて、29.15MHzの共振点、SWR1.1まで下がりました。

          
上のネットワークアナライザのリターンロス,SWRの波形はコイル巻き数が15.5ターン、給電点タップ点3ターンの最初の状態です。

大体出来上がったので、次は24MHzのZEPPアンテナ製作です。単純にコイルの巻き数を少し多く巻く程度で29MHzのZEPPアンテナと内容は全く同じです。

コイル巻き数16ターン
給電タップ点3-1/4ターン
共振同軸長さ7cm(実際はエレメントまでの接続線との半田付け部があるので、9cm位)

巻き終わって圧着端子カシメ後のコイル
共振用の同軸容量≒7pF 2本並列 14pF     同軸コンデンサの並列接続と端子線
イメージ 8   イメージ 9

ネットワークアナライザでの確認のため
同軸ケーブルと負荷5kΩを接続した24MHz用
イメージ 10

リターンロス:-26.075㏈:fo≒24.94MHz  SWR:≒1.2:fo=24.94MHz
 イメージ 11 イメージ 12

上側24MHz用、 下側が29MHz用
ボビンは40Φの塩ビ管、蓋は40Φ用の蓋
イメージ 7

M型メス4角コネクタがなくなったので、塩ビ管への組み込みは29MHz用のみ行いました。エレメント線側の圧着端子を直接ボルトネジで蓋に取り付けしています。特に塩ビパイプの中での固定はしていません。給電点タップとアースの圧着端子へ短いACコードを用いてM型メスコネクタに芯線半田付け、アースはターミナル端子に半田付けしねじ止めしています。最終の処理として、蓋をタッピングビスで数か所抜けないように固定します。それと防水処理のパテを完成時に蓋とMコネクタ根元に塗りたいと思います。
本日はここまでです。

あれ、今日は日本対セネガルのW杯サッカーがあった。これから少し見ます。けど少し眠い。。。。。。

つづく?

AA CONTEST ワッチ

少し寝れないので、7MHzのALL ASIA CONTEST CW を聞いてみました。

以下信号の強力な局(順不同)

R4RE, RM9I, RK9AX, RK9F, JE1CKA, JN2AMD, JA1KZP, JA2PFO, JA0EKI, JS3CTQ
JA1BJI、JF1NHD, JA1TBA, JA2KVB, JL1QLT,

QRZ.COMで確認してみると、みな、コンテスターであることがわかります。写真がある局を見ると、やはり、強力な電波を出している局のアンテナは、素晴らしいことがわかります。しかし、スピードはかなり速いです。数回聞かないと確認できません。やり取りを見てると、スピードも変えて交信しているのが、分かります。特に分かり易い信号などは、超早いスピードで打っています。TEST, TU なんかも早いですね。

JAのコンテスターは夜通しですね。少し眠くなってきたので寝ます。

LOW PASS FILTERの修理

最近無線機のレイアウトを変えた時に、以前無線機の出力側に入れていたローパスフィルターを外して、保管状態だったのですが、30年以上もたっているので、少し気になり中を開けて構造を確認しながら、銅線コイルの表面を磨くことにしました。意外ときれいでしたが、やはり新品時の銅線コイルとはいかない状態となっていました。ピカールを綿棒につけて磨くこと数分、貫通コンとコイルの接続が断線状態であることが判明しました。なので、各貫通コンの端子を少し触って全部の端子接続状態を確認したところ、合計で2か所が断線状態でした。長い間に端子部にフィルターに衝撃や振動で、コイルと端子間にひびが入ったようです。見た目には端子はつながっているように見えていましたが、少し押すと断線しています。端子は真鍮のようです。ヤスリで少し端子を磨いて、ペーストをつけてコイルと端子を半田付けです。

DAIWA MODEL FD-30M 
Fc:32MHz     
POWER :1000W

イメージ 1 

左側の端子の断線            右側の端子の断線
イメージ 3   イメージ 2

修理後 ローパスフィルター
イメージ 4

ローパスフィルターの特性
イメージ 5
ローパスフィルターとして3倍Fc では-80dB以上取れています。性能は維持しています。

製造から年数が経った機器は、やはりいろんな面での確認、メンテナンスが必要ですね。結構古いものがあるので、たまには、蓋を開けて見ることもありですね。

以上

50MHzダブルバズーカ製作その1

昨日、いつか作製しようと思っていました50MHzのアンテナ製作にやっと取り掛かることが出来ました。アンテナはダブルバズーカです。
基本設計は、別冊CQ ham rdio '93/3 ワイヤーアンテナを参考。

【ダブルバズーカの設計】
同軸スタブ部長さ:ℓ1 [m]
設計周波数: f  [MHz] = 50.2
エレメント部長さ:ℓ2 [m]

               ℓ1=(300 x 0.66)/(4 x f) [m]
               ℓ1=(300 x 0.66)/(4 x 50.2) [m]
               ℓ1≒  0.986 [m]

     ℓ2=(300 x(1- 0.66))/(4 x f) [m]
               ℓ2=(300 x 0.34)/(4 x 50.2) [m]
     ℓ2≒  0.507 [m]

以上が設計値ですが、実際は使用する同軸により短縮係数(0.66)が異なりますので、同軸により係数変更が必要になります。共振点の合わせこみは基本はℓ2のエレメントにて合わせこみしますので、同軸の短縮係数はあまり気にせずにラフに長めに作製し、切り詰める方法で問題ないと思います。共振周波数合わせのカットアンドトライが一番楽しいところです。Hi !
気にする方は下記ネットのトランジスタ技術の資料の同軸ケーブルの波長短縮率を使用すれば気が済むと思います。Hi ! 

上記の表から確認すると、私の使用した同軸ケーブルは3C-2Wのようです。

[ダブルバズーカ製作]
設計図の通りに同軸を切り2本用意します。エレメントは、アース線が余っていたのでこれを使いました。エレメントとして2本用意しました。とにかくこのアンテナはほぼ、あまり物が材料です。
外被径=3.0Φのアース銅線

同軸ケーブルとエレメントの接続     ヒシチューブ収縮で接続部保護します。
イメージ 1   イメージ 2

ヒシチューブをライターで収縮させ保護  ヒシチューブの径小で再収縮保護
イメージ 3   イメージ 4

給電部は各々の外被と中心銅線どうしを接続し
それぞれの中心と網線部接続部から給電するタイプです。
(並列スタブ方式だそうです。)
こちらの方が、直列スタブ方式より帯域が広いとの事!
直列スタブ方式は同軸の芯線はつながったまま給電部で
網線部を切断してそれぞれの網線部に給電する方法。
イメージ 11
半田付け後にホットボンドで保護しましたので
なんとなく並列スタブ方式の半田付けが見えます。

ダブルバズーカ用に用意した釣り竿は、再利用品なので、塗装がはがれていたので 黒色で塗装しました。

ダブルバズーカを添わせる釣り竿     マスト接続はTVアンテナ用のパーツ
イメージ 6   イメージ 5

釣り竿は表面に黒の塗装をしました。   アンテナはゆるく巻き添わせています。
イメージ 7   イメージ 8

給電部は直接同軸で繋いています。    再生修理の基台への取り付け風景です。
イメージ 9   イメージ 10

【SWR特性測定】SWRが1.5以下の帯域確認
◆49.578MHzから50.944MHzまでが1.5以下です。(帯域幅:1.366MHz)
イメージ 12   イメージ 13

SWR最下点は f=50.202MHzで
SWR≒1.35
バランなしではまずまずではないかと思います。
イメージ 14

このバズーカ用のバランを作製して少し改善したいと思います。
以前作製したバランがあるので、これを少し再生して使いたいと思います。
フロート型バランなので、インピーダンス変換型に変えるかも!
SWRをやはり1.1ぐらいまでは下げたいですよねっ!

イメージ 15
錆びがひどく、再生が必要

とにかく、ベランダに設置した状態で、少し運用してみたいのですが、何せコンディションが開いていません。天気は最高なのに残念です。
オープンするのを待つのみですHi !

つづく?

短縮ダブルバズーカの2EL化その2

位相配線用の線材をどうしようかと思っていましたが、そういえば、不良の同軸ケーブルが20m以上もあるのを思い出しました。同軸の中心の銅線部を使うことを思いついたわけです。早速同軸の芯線取り出しを行いました。ついでに不良となった原因も確認する事にしました。

木工作業台を使い、同軸を板で固定    カッターで外被をカットしてゆきます。
イメージ 11  イメージ 9           
外被を取り外した内部の網線シールド線  網線部が完全に腐食 網線がありません
イメージ 2  イメージ 3

シールド網線が見当たりません?     中心部のアルミ箔もただの紙状態!!
イメージ 4  イメージ 5

芯線を取り外した時のシールド線部    アルミ箔部はただの紙状態
イメージ 6  イメージ 7

上が良品同軸のアルミ箔、下が不良同軸分   やっと腐食が無い部分が出てきました。
イメージ 8  イメージ 1

もったいないので、腐食部がないところからの同軸は使用します。(外被を一部裂いて、腐食のない事を確認しました。) 
イメージ 10

同軸ケーブルは確か5DFBの型番だったと思います。アンテナ側のコネクタからの雨水が浸透して、内部の網線とシールド箔が6、7mぐらいまでの途中、途中が完全に腐食して粉々状態になっていたようです。テスターでの外被の導通がなかった理由がはっきりわかりました。外見上は何ともなさそうな同軸ケーブルでしたが、中身は大変な状態だったということです。このタイプの同軸は屋外で晒している部分のケーブルが芯線まで届くような傷がついた場合は、すぐ腐食し始めると思われます。ケーブルも大切に扱わないといけないと言う事でしょうか?

以上の作業にて、同軸の不良内容が確認できて、目的の同軸の芯線取り出しもうまくいきました。2ELのHB9CV用に用意したブームに取り付ける線材の加工開始です。圧着工具と取り付け部のワッシャ,バネ、ボルトの準備をしました。マストクランプ部の短い線材は2本でクロスさせる位相反転部になります。他は、アンテナからの線が給電する導波器側から2本、反射器側からの2本必要になります。同軸芯線を丁度の長さになるようにカットして、両端を圧着工具で圧着処理します。そして取り付けてみました。

給電部側になる予定 短いエレメント   アンテナのマスト取り付け部にて丁度
の短縮バスーカを取り付けします。    位相反転の銅線が交差します。
イメージ 12  イメージ 13

アンテナの反射器側のダブルバズーカを
取り付けします。
イメージ 14  イメージ 15
          
 外観(ダブルバズーカエレメントアンテナなし)
イメージ 16

今日は午前中は雨雲がありましたが、午後からは少し晴れ間もでました。のんびりと夕方まで、作業を進めることができました。
次は、反射器のダブルバズーカを作らなければなりません。単品で作製して、共振周波数は7.000MHz辺りになるようにしたいと思っています。今タワーに上がっているのは、共振周波数は、7.120MHzぐらいです。

つづく?
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
アーカイブ
  • ライブドアブログ