jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2014年10月

Hamlog使用時のワードプロセッサー変更

UbuntuのWineアプリでようやくハムログがうまく動作したと思った矢先、問題が起きました。DXをやっているときは気が付きませんでしたが、国内QSOをしていて、名前を入力する段階になって、日本語への変換がうまく行かない時がありました。たまにはうまく動作することもあるのですが、超不安定な感じです。交信途中でハムログ入力で手間取ってしまいました。

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名前の入力で変換できない英数のままです。このワープロはUbuntuオリジナルインストールでの日本語ワードプロセッサなのですが、時々こけます。なので、別のワードプロセッサーを試すことにしました。Mozcという日本語ワードプロセッサです。

Ubuntuソフトウェアセンターにて”Mozc”で検索してチェックの付いている下記3アプリをインストールします。
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Dashホームのメニューで キーボードインプットメソッドをクリックして下記の日本語ワープロAnthyから日本語ワープロMozcを追加して選択します。
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日本語ワードプロセッサMozcではちゃんと変換できるようになりました。とても安定しています。
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このワープロに変えてからはとても安心してQSOができています。DXと国内QSOを交互に行うことが頻繁にある人はUbuntuのWine上のハムログのワープロ入力がとてもスムーズにできるようになります。Anthyは私のノーツPC上では本当に不安定でした。他の方ではまた違って安定している場合もありえます。今のところは日本語ワープロMozcを使っていこうと思っています。なので、Anthyもまだ削除せずに残して有ります。



Hamlogのデータ結合

パソコン2台にハムログをインストールしてあるため、実際のQSOをどちらかのPCを使い記録すると、それぞれのハムログのデータが異なったデータとなってしまう。交互にPCで記録をすることで、データの欠落が発生し全QSOのデータが散在するようになります。これを実際にやってしまいました。しかしながら、さすがハムログの対応方法はちゃんとありました。最後のQSOをしたときに使ったPC1のデータをメインデータとして、他の前の交信分のあるPC2のみにあるデータだけをPC1に結合する方法です。
まずは、PC2のhamlog.hdb データファイルをPC1上に適当なフォルダを作成して保存します。間違ってもPC1のハムログのアプリのフォルダにはコピーしてはいけません。上書きで最新のデータが消えてなくなります。(このためにも、作業の前には必ずバックアップをとっておきます。必須事項です。)

1.オプション(O)->データの保守(D)->データのインポート(I)を選択クリックします。
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2.データのインポートフォームで、HDBファイルからを選択し、日付時間等が同じデータを除くにチェックを入れます。
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3.先に保存したPC2のhamlog.hdbファイルのあるフォルダを選択します。

上記にて同じデータはそのまま残り、新しいデータだけが、最終の交信データのあるPC1ののデータに結合されます。
念のため、ここで一旦hamlog.hdbに反映させるため保存終了します。そしてこの最新結合完成したデータを適当なフォルダ等にバックアップ保存して置きます。というのも、結合したデータを、これも念のため、ソートするためです。

4.ソートする為、オプション(O)->データの保守(D)->日付時間順にソート(S)を行います。(もちろんこの作業の時に、バックアップの注意が促されます。)
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以上でデータが日付順に綺麗にソートされたhamlog.hdbができたことになります。できた時点で一旦保存終了します。確認の為、ハムログを起動してデータが最新の状態であることを確認します。以上でめでたくハムログのデータの欠落がなくなったデータが出来上がりとなりました。QSOするときに使うPCは最新hamlog.hdbデータの入ったものでやりましょう。間違えて他のPCにてQSOした記録を行った場合の対応でした。

私は、プリンタがつながっているPCにデータを移してQSL印刷しているのですが、印刷記録されたデータを戻し忘れたりがよくあります。これは印刷したPCでQSOをしていなければ、ただデータを遷すだけですみますが、今回の様なデータ処理を行うと弊害が出ます。印刷しているPCで新たな交信した記録をとると、実に厄介です。せっかく印字したチェックデータが、もどすPCでは日付が同じデータは上書きされないので、印字した分を後からチェックしなおさなければなくなります。気をつけましょう。印刷用PCはあくまでも印刷専用として使うべきですね。しばらく交信しなかったりすると、急にコンディションが上がった時など、急ぎすぎて、印刷用PCでQSOを記録、こんなことを良くやってしまいます。Hi!
この様なことが起こらないように、1台のPCのみですべて行うようにすべきかもしれません。
この対策として、一番単純なのは、プリンタのあるハブにLAN接続する方法があります。特に問題がないので、何れ、繋げてみようと思います。)

他おまけ:時々DXにチェックを入れ忘れてしまい、DXの交信時間がJSTとなってしまった場合はカーソルを日付のセルにもってゆき、↓(矢印)を押すことで、UTCに時間変換できます。変換後は更新したデータを記録反映させるため必ずSAVE(保存)します。


Ubuntu ハムログのシリアル通信設定

LinuxのUbuntuでハムログをWineアプリを使い起動してみました。前々からハムログアプリの起動は問題なかったのですが、無線機とのシリアル通信であるRS232Cの設定ができないでいました。とくに一番重要な要素である周波数の読み取りや、周波数設定もできない状態でした。シリアル通信ができていない状態のままでしたので今回は、その解決方法をさぐりました。 キーはwineアプリです。もちろんネットでの情報検索での対応です。

結果、Wine上でのシリアル通信の設定が必要なことが分かりました。一応確認として自分のPC上のusbシリアル通信の設定状況を確認してゆくことから始めました。
コマンドモードで lsusb でusbの状態を確認してゆきます。

【1】RS-232Cのusbアダプタをつけない状態での確認。----------------------------------------
******@******-Z94T:~$ lsusb
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 003 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 004 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 003 Device 002: ID 056e:0032 Elecom Co., Ltd
******@******-Z94T:~$
【2】RS-232Cのusbアダプタをつけてからの確認。-----------------------------------------------
******@******-Z94T:~$ lsusb
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 003 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 004 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 003 Device 002: ID 056e:0032 Elecom Co., Ltd
Bus 003 Device 003: ID 0403:6001 Future Technology Devices International, Ltd FT232 USB-Serial (UART) IC
******@******-Z94T:~$
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
RS-232Cを付けたときに増えたところの情報が目的とするところです。
0403がベンダーコード
6001がプロダクトコード
カーネルモジュールのusbserialをカーネルにロードします。

$ sudo modprobe usbserial vender=0x0403 product=0x6001
[sudo] password for ******:”????????”←ここにパスワードを打ち込みます。

パスワードは打ち込んでも表示はありませんので、間違い内容に自分のubuntuのパスワードを注意して打ち込みます。
次に Wine上での仮想シリアルポートリンクを行う必要がありました。私の場合はハムログの環境設定での通信ポートをcom3にしましたので、これに合わせて設定します。

$ ln -s /dev/ttyUSB0  ~/.wine/dosdevices/com3

上記で問題なくUbuntu上でフォルダを開いてゆき、ハムログのexeファイルをクリックすることで、ハムログがwine上で起動します。起動時にはポートのエラーも出ません。
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しかしながら、初期状態ではノートPCの画面サイズなど全体的なバランスがよくありません。ですのでWineの設定を調整しました。とくに画面の解像度設定がかなり調整が必要だと思います。

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デスクトップのサイズをノートの画面いっぱいの1024x768ピクセルに設定するとランチャーが消えてアプリが選択できなくなるので、4:3の比率をまもり、800x600ピクセルか832x624ピクセル(macの16インチ)にします。

以前のWindowsXpでのシリアル通信ではポートの設定がありましたが、Ubuntuではコマンドモードでの設定ですので、アプリを利用して設定する方法を今回は使用しました。姑息な方法ですが十分使えます。
まずアプリケーションをインストールします。そのアプリとは serial port terminalという通信プログラムです。このconfiguration設定を利用します。

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各設定を行います。
Port:/dev/ttyUSB0、Baud Rate:4800、Parity:none、Bits:8、Stopbits:1、Flow control:none
上記の設定でOKボタンを押します。無線機の通信ポート条件に合わせた設定にする必要があります。この設定を利用することで、PCの通信ポート設定ができます。OKボタンで保存します。このアプリは使いませんので、閉じます。シリアル通信の通信速度や各条件が設定されてますので、ハムログを開くことで設定の通信速度でのシリアル通信が開始され周波数がハムログに読み込まれて表示されるようになります。
ここしばらくUbuntuはつかっていませんでしたが、またUbuntuの素晴らしさが見えてきました。


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