先週の21MHzの交信したJH4PBQ局 富山OMからJT65というデジタルモードのお話を聞き、とても興味がわいたので、実際に受信してみるまでをやってみようと思い、トライしました。デジタル通信なので、当然無線機とPC間のインターフェースなるものが必要で、私の持っているトランシーバーFT-2000D用としては、SCU-17と接続ケーブルSCU-21などがメーカーで用意されています。しかし、高い。自分で作成するインターフェースも3,000円ぐらいではあるようです。でも、考えるに受信信号をPCに取り込んで、JT65専用のアプリケーションで受信するには、まずアプリケーションのインターフェース状況を知る必要があると思い、早速富山OMから聞いたアプリケーション JT65-HFの情報をWEBでチェックしてみました。

http://jt65-dx.com/download/jt65-hf.html
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このページのSoftware Archive (Download)からダウンロードしてゆきます。
まずは初心者はここのJT65-HFだそうです。ダウンロードします。日本語版への変換バージョンもありますが、インストール手順がありました。
まずはトップのJT65-HF Ver1.0.9.3をダウンロードします。英語版

この英語版で一度動作を確認です。イメージ 2
Setupでオーディオ入力デバイスの設定と出力デバイスの設定を行います。
私のPCは古いので、対応デバイスとしてSound BLASTER Digital MUSIC  PXがあまってたので、これを使用しました。
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デバイスの設定がうまく行けば受信リストエリアに表示されます。最初から英語版でもデバイスのSetupでうまく行きました。後は、日本語バージョンへの変換です。これはいたって簡単で、実行ファイルを入れ替えるだけのようです。以下前の設定がそのまま引き継がれて、日本語バージョンが起動しました。動作も問題ありません。
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やはり、日本語のほうが、悩まなくてすみます。Hi!
(実際は、PCのデバイスドライバーのサウンドのレベル調整を設定したりしてみましたが、出デコードには余り影響がないようなので、適当なレベル75%程度に設定しています。)
これだけで簡単にJT65のデジタルモードの受信ができたので、意外と驚きでもありました。細かな設定はさておいて、受信する事ができました。しかしながら、おいおい各ボタンや設定内容をちゃんと調査しなければなりません。

まずは、7M、14M、21Mで問題なく受信できるかワッチチェックしてみましたが、どのバンドも問題なくデコード受信できています。

後は、送信のインターフェースですが、SCU-17を使いたい(購入したい)のはやまやまですが、このJT65-HFの設定をしていて、PTT設定のところにHam Radio Deluxe の項目があったので、普段よく使っているアプリなので、ためしに Enable にチェックいれて有効にして、Ham Radio Deluxeを起動すべく、仮想comのVSPEでポート設定して走らせて、以下の設定をチェックしてみたところ、自動での送信対応までが可能なことがわかりました。
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実際の電波はJT65の送信用データ出力をつないでないので出ません。当然!。免許追加変更申請してから送信です。受信したCQ局を選んで、送信ボタンをクリックし、CQ局コール押してみると、自動で送信状態になりマイクへ入れるJT65の送信用データ信号がちゃんとSoundBlasterの出力から出て、FT-2000Dは送信状態になりました。と言うことは、FT-2000Dのマイク入力に実際につないで入れてやれば、極端なことを言えば、SCU-17を買わないでも、送信設定も可能だということです。ただ、SoundBlaster等のデバイスは用意が必要。以下、FT-2000Dにはリアパネルにマイク端子があるので、設定でリア入力に切り替えすれば、普段はSSBでのフロントマイク入力、JT65のときはリアパネルからのデータ入力で、JT65の送信切り替え設定ができることになります。ただし、リアからの入力時は適切なレベルの調整が必要かと思います。
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21番がマイク(MIC)入力です。
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マイク入力は5mV(600Ω)と入力レベルは過大入力にならないように調整が必要です。
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以上で、受信送信までの設定がFT-2000DとJT65-HFアプリ、Ham Radio Deluxe,
VSPE, PCとSoundBlasterデバイスで対応が可能なことが分かりました。ついでに、ハムログも仮想comでポート設定してあるので、立ち上げたところ、問題なく周波数読み取りを行ってくれています。ログ記録もかかせません!

JT-65デジタルモードのFT-2000Dでの超簡便な送受信インターフェース対応検討が終了です。受信に関しては、問題ありませんでしたが、JT65送信が本当に大丈夫かは、まだ未知です。

最後に個人的な発想で検討した内容ですので、高価なPC等で、実際に上記設定を行って生じた問題、、アプリケーションが動作しない、機器が故障した等、金銭が絡むトラブル発生については、個人の意思で行ったこととして、あくまでも自己責任の範囲で対応ください。

つづく?