ネットワーク用に仮に作製しておいたリターンロスブリッジをまとめるべく、ケース加工を行い正式に作製してみました。5個M型コネクタの付いていたケースを利用したので、使わない穴はアルミ板(1mm厚)でふさぎました。BNCのコネクタの形状に合わせて、ドリルで穴を最初にあけてヤスリがけでコネクタの外形がフィットするまで、削りこみし、寸法を合わせながら行いました。結構時間がかかりました。

BNCメスコネクタ用穴あけ加工中
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リターンロスブリッジを組み込みます。     
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ケースイン完了
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ネットワークに接続確認中      リターンロス(-40dB以上)
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先に仮に作ったリターンロスブリッジの特性とほぼ同じような特性になりました。もう少し良くなると思いましたが、パーツをそのまま使ったためでしょうか?通常の使用にて問題ないレベルなので、このまま使うことにします。

方向性結合器によるリターンロス測定方法も確認してみました。型式はMP520Cです。(CM方向性結合器 昭和50年2月 安立電気株式会社)周波数範囲最高500MHzインピーダンス50Ω 結合減衰量 40dB(100MHz) このパーツは以前、小松OMよりいただいたものです。TNX!

接続の方法             すばらしいデータです。
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方向性結合器によるリターンロスブリッジは良いところでは -70dB取れています。
一番悪いところでも -50dB以上取れています。こんなにいいとは思いませんでした。V.S.W.R測定が楽しめそうです。コネクタがN型なのでM-N変換用のコネクタが必要です。また結構N型BNC変換コネクタを他の測定器からはずして使っているので、秋月電子でコネクタ類をネット注文しようと思います。今日注文して、連休前に届けば幸いです。なんか最近無線に関するネタが多くなってきました。PCは何処に?   つづく