今日時間が取れたので、先週修理して設置したバーチカルアンテナの調整をすることにしました。設置のみで終わっていたので、まずはSWRをSTANDING WAVE ANALYZER BR200で確認してみた。共振点が少し7MHzのバンドの上にあるようで、若干短すぎたようだ。容量性のようで、SWRも完全に1.0になっていません。
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[7.001:SWR 1.6]                             [7.199:SWR 1.2]
イメージ 1   イメージ 2

共振点[7.289:SWR 1.15]
イメージ 3
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対策として延長コイルを考えましたが、他のバンドでもANTチューナーで調整して使用するため、単純に長さを長くする方法を取りました。2Φの銅線を20cmバランとアンテナ間に追加して延長することにしました。追加の銅線の長さの20cmは持ち合わせで、勘で決めたのですが、結果うまく共振周波数もバンド内に収まったようです。共振点は7MHzの拡張バンドにありますが、7MHzの下端でも問題ないSWRとなっています。ANTチューナーを7.100MHzでアジャストしておけバンド内全て調整なしでSWR1.0(見かけ上ですが)OKでした。トランシーバーに対してはANTチューナーがあることで、保護にもなりますから一石二鳥です。
---------------------------------調整後-----------------------------------------
[7.001:SWR 1.2]                            [7.099:SWR 1.1]
イメージ 4   イメージ 5
[7.151:SWR 1.05]                          [7.200:SWR 1.05]
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共振点[7.167:SWR 1.05]
イメージ 7

SWR=1.2での電力効率は約99%ですから1%の反射です。交信するうえでは、SWR=1.0と比べても、まったく違いは感じられない範囲で問題ないレベルです。
ちなみにSWR=1.05では電力効率が約99.8%ですから0.2%の反射で、ほぼSWR=1.0と同じと考えても差し支えないレベルです。アンテナとしては十分な調整範囲にあると思われます。他のバンド(7MHzより上、10M、14M、18M、21M)もANTチューナーで調整できましたので、十分このバーチカルで楽しめそうです。
5月と6月の各週末はタワーのアンテナの調整を予定に入れようかと思っています。