jl7gmnのblog

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ANTENNA

3.5MHzセンターローディングアンテナの共振周波数調整コイル取り付け

3.5MHzセンターローディングアンテナの共振周波数調整コイル取り付けを昨日実施しました。天気はとても穏やかで風もさほど無く、絶好のアンテナ設置日和でした。前もって共振周波数調整用の追加コイルを3点作製しておいた中の1つを選び、追加設置しました。
追加Lは一番下のn=1のコイルです。
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前もって作製済みの巻き数1ターンのLを取り付ける事にしました。最初のカットアンドトライになります。うまくいけばこの1回目で追加Ⅼ設置完了です。
タワーに上り,3.5MHzのエレメントをバランボックスから外して、エレメントとバラン間に追加Lの取り付けです。給電部がマストの近くにある為、L追加作業はいたって簡単にできました。まず追加Lの取り付け後の端子のテーピング処理はせずに共振周波数の確認の為、一旦タワーから降りました。結果はおよそ目的周波数に近くになっていました。再度タワーに上り、各接続端子(エレメントとコイル間、コイルとバラン間)を融着テープで保護巻して完了です。数回のカットアンドトライを想定していましたが、1回でOKとなりました。

追加LでのSWR特性と共振周波数の状態をネットワークアナライザーで確認しています。
以下共振周波数、とSWR特性です。タワー上のアンテナの高さを変えても測定してみました。

★現状の3.5MHzセンターローディング短縮ダイポール
【現状】高さ約10mH
f0=3.575MHz, SWR≒1.51
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【L追加】高さ約10mH
f0=3.556MHz,  SWR≒1.34
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【L追加】高さ約25mH
f0=3.565MHz,  SWR≒1.33
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結果から言うと、目的の共振周波数は3.550MHzでしたので、10mHの高さでは、+5KHz高いですが、ほぼ目的通りになったと言っていいと思います。SWRもコイルを追加したことで、SWRが1.51から1.34に下がりマッチングが少し改善した様です。ただし帯域が鋭くなっていることから、インダクタ追加により帯域は少し狭くなったようです。
高さを変えて測定した結果より(10mHから25mH)高くなるとアンテナ-大地間の容量が減り共振周波数zが3.556MHzから3.565MHzへと約9KHz上がる事がわかります。測定はしていませんが、L追加前のアンテナの高さ25mHでの共振周波数は約3.584MHzぐらいになっていたと思われます。
10mHではインダクタ追加で19KHz共振周波数が下がりましたが、25mHへと上げると9KHz上りました。
追加前のアンテナとの比較を想定すると(25mH時の想定比較)タワーを伸ばした状態での使用時でのL追加による共振周波数は、3.584MHzから3.565MHzへと約19KHz下がったことになります。

ついでにSWRが1.5以下と2.0以下でのおおよその帯域も手動で確認してみました。
SWR=1.5以下 ⇒ 3.540MHz~3.570MHz(幅約30KHz)
SWR=2.0以下 ⇒ 3.510MHz~3.589MHz(幅約79KHz)

L追加での共振周波数の調整はまずまずという事でOKとしました。(使用時の高さを10mH〜15mHでの使用)

補足:アンテナチューナーのごまかしについて
短縮コイルが入っているアンテナはどうしても帯域は狭くなります。ですので共振周波数から離れた周波数での運用は、カップラーやアンテナチューナーは無線機を保護する意味でも必要になります。しかしアンテナチューナーを使い、見かけ上のSWRを1.0にしたとしても、もともとのアンテナのSWRが高ければ、チューナーの後にパワー計をつないで見てみればSWRは高いままで変わっていない,という事に気づかなければなりません。つまりアンテナとチューナー間はSWRの反射電力が変わらず高い状態であるという事です。結論はアンテナ自体の整合をとる事がベストという事です。皆さん一度通過型のパワー計で送信電力と反射電力をチューナーとアンテナ間に入れて確認していろいろな周波数でチューナーを調整し運用してみれば、一目瞭然です。アンテナチューナーのマジックはあくまでも、無線機とアンテナの接続保護用と思った方がいいと思います。私も、下記のパワー計を使うことで上記の事を納得できました。SWRが最下の共振周波数での運用はベストですが、それ以外の周波数での運用時はこのことを思い出さないといけませんね。

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SWR表示や電力効率でもいいのですが、実際反射電力が何Wあるのかを見れるのでとても良いと思っています。送信電力200Wで反射電力が1W等、目盛りで直読できます。反射電力が直読なので運用上アンテナの状況もSWRと同様に分かります。このようなパワー計もある意味で便利です。

最後に工人舎のアンテナや STEPPIRなどは、常に共振周波数での運用ができる究極の素晴らしいアンテナと言えます。使って見たいものです。

つづく ?


3.5MHzセンターローディングアンテナの共振周波数調整コイル作成

天気も昨日と打って変わって、強風とパラパラですが、雨も降っているので、修理が済みタワー設置済みの3.5MHzセンターローディング短縮ダイポールの共振周波数を下げる為の追加コイルを作成することにしました。現状の共振周波数は3.575MHzあたりのため約25KHzほど下げるのが目的です。いわゆるカットアンドトライ型で行う予定なので3種類ほど作製しました。コイルの径は塩ビパイプの20Φを使い2種類、ノリの瓶(直径約5cm)を使い1種類の計3個作製しました。コイルの線材としてはアンテナ線と同じステンレスワイヤー1.6Φを使いました。接続には圧着端子(銅線用裸圧着端子のR2-6)を使い現状のアンテナ側とはボルト締めで繋ぎます。また、ステンレスワイヤーの半田(goodのソルベットステンレス用はんだSD-38)とステンレス用のフラックスを使って圧着後半田補強もしています。

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一番下の約1ターンコイルがインダクタンス(小)、左上が2ターンコイルでインダクタンス(中)、右上が4ターンコイルでインダクタンス(大)という感じです。1ターンのコイルは直径が5cmと他の小、大コイルとは異なりますが、おそらくこれぐらいでいいのではという感覚で作っています。ワンターンとはいえ、長さは30cmのワイヤーです。

このコイルを作っていて思ったのですが、アンテナを高い周波数で作製しておき、Lの追加で周波数を下げて使うのは、3.5MHz帯の許可周波数帯のアンテナには丁度良い方法だという事です。メーカーもコイル切替でバンド拡張対応をやってますよね!
こんな周波数拡張のことも考えながら、作製していました。3.5MHz帯の下側から上側までの間での切り替えでもいいと思います。例えば、共振周波数雨として3.525MHz当たりと3.550MHzの切り替えでもいいと思います。切り替えボックスは必要になりますが。Hi !

再生した3.5MHzセンターローディング短縮ダイポールの設置後の写真を載せます。

天気のいい朝に取りました。       昨日の夕方にタワーを伸ばし撮影
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ワイヤーでコイルのエレメント先端側を吊りましたので、だいぶグラスロッドは風圧で折れにくくなったと思います。

天気のいい日に、今日作製した3種類のインダクタを使い、3.5MHzのアンテナの共振周波数調整を行いたいと思います。どれか一つ丁度いいコイルであればいいのですが。

つづく ?


730V-1の共振周波数調整

昨日は朝雪が降って積もるぐらいの勢いがあったのですが、昼には全部溶けて、午後は天気が良くなりました。天気が良くなるとアンテナをいじりたくなります。今回は730V-1の各バンドの共振周波数を丁度いいところに合わせたくての調整になります。私の730V-1は根元のアルミパイプと次のパイプとの取り外しができない状態となっていたので、接触不良が起きないようにビスで止めています。なので次段のパイプとでの長さ調整は基本的にできないようにしてしまっています。今回は水平に設置する状態での各バンドの共振周波数を良いところに設定するのが目的です。単純に2mHの高さにて共振周波数を7MHzで確認すると、7.025MHz当たりにありました。私の設定目標共振周波数は7.125MHzです。あまり意図はありません。他のバンドもかなり低めとなっていました、まずやれるのは一番元のパイプのカットです。先端でも7MHzは調整できるので7MHzは、さておいて、どちらかというと他のバンドの共振周波数を合わせることになりました。最初に2cmカットしましたが、さほど、高い周波数もかわりませんでしたので、思い切ってさらに4cmカットしました。

アンテナのパイプのカット風景
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     最初の2cmカット        2cm+4cmカット(両エレメント)
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次が高さ約2m での730V-1の水平での各バンドのSWR最下点の共振周波数です。

f0=7.123MHz, SWR≒1.35       f0=14.127MHz, SWR≒1.55
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f0=21.151MHz, SWR≒1.20       f0=28.118MHz, SWR≒1.35
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一応バンド内にはあるのですが、もう少しHFの高いほうは共振点を上げたいです。
根元のパイプのカットはこれ以上は、やりたくないので、バランとアンテナの結合の部分が少し長かったので、少し短くしてみました。

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バラン-アンテナ間の配線を短くした後での各バンドの共振周波数とその時のSWRです。
f0=7.139MHz, SWR≒1.35       f0=14.154MHz, SWR≒1.55
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f0=21.210MHz, SWR≒1.08                   f0=28.437MHz, SWR≒1.15
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少しパランとアンテナの部分も共振周波数に大きく影響しているようです。少し7MHzは高めですが、調整は先端のエレメントを伸ばして下げることは可能です。この7MHzを除いて14,21,28をほぼ、フォーンバンドの私の目的共振周波数に合わせることができました。2mの高さでの調整ですので、大地との容量で少し共振周波数は下がっていると思います。タワーに取り付けると10KHzぐらいは上がるとみています。
これぐらいが丁度いい共振周波数ではないかと思います。

このアンテナはのタワートップに現在ある、自作の短縮ダブルバズーカアンテナを下ろしてからしばしの間、上げておきたいと思っています。下したダブルバズーカはもう一本こしらえて,2ELのHB9CV化へという目論見ですが、なかなか進みません。進行は天候次第でしょうか?メタボも調整しないと、タワーに上るのがつらいところです。Hi!

つづく?

3.5MHzセンターローディングアンテナの設置前準備(追加)

後先になってしまいましたが、3.5MHzセンターローディングアンテナは完成し、タワーに設置済みですが、事前に行っていた準備等の追加です。こちらを、先にブログに書くつもりでいましたが、色々と写真を撮っていた為、このアンテナについて過去に撮ってた写真を忘れていました。

アルミのパイプでマストにつける部分の補強を行っています。一回り大きく肉厚のある30Φのパイプを補強用に追加しています。25Φのアルミパイプとの30Φのパイプはリベッターを使い固定しています。

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元の3.5MHzVP型の短縮DPのエレメント類をそのまま使った時の共振周波数の確認を仮設状態でしておきました。その時の写真を撮っています。日が落ちてからでしたので、外は暗くなっています。

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共振周波数は4.215MHzとかなり高くなっていました。この周波数でマッチングはとれていました。

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この結果より、ローディングコイルへの追加コイルで、共振周波数を3.547MHzまでに下げました。

アルミパイプの補強は、釣り竿にステーをとらないで設置する為に、結構な負荷が強風時にあると推定し、マスト取り付け部から折れないように補強しています。

つづく ?

3.5MHz センターローディングアンテナの設置

新たに3.5MHzの短縮ダイポール製作済みを昨日の午後より天候が快晴でしかも、アンテナを上げるには最高の無風でしたので、タイミングは今だと思い、思い切って上げました。製作しておいた3.5MHzの短縮ダイポールは、以前のVP型短縮ダイポールの強風で壊れた(折れた)残骸よりコイル部分を外し再利用したものです。今回は、VP型(ボトムローディング)でなく、輻射効率を少しでも上げたいが為、意図的にセンターローディングタイプにしてあります。しかしセンターローディングにすることにより、より多くのインダクタンスが必要となりました。コイルの追加です。追加コイルは8ターン程を継ぎ足しで巻きました。しかも、今回は、少し工夫をして、アンテナ用のエレメントは釣り竿に添わすだけでなく飛びが良いといわれている、ヘリカル状に竿に巻いています。

◆3.5MHz センターローディング短縮ダイポール製作時

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センターローディングにすることにより、コイルのアンテナエレメント側にコイルを追加しています。

         エレメント側           給電部側
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SWRチェック用のバラン(オークションにて購入)
中身を確認した所、フェライトバータイプでなく
トロイダルコアバランでした。
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地上高2mHでのSWR≒1.2
共振周波数:3.547MHz
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タワーに設置の3.5MHzセンターローディング短縮ダイポール
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ネットワークアナライザでのSWR特性確認
共振周波数は高めの3.574MHz
SWR≒1.07
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タワーに設置することで、共振周波数が27KHz上昇した様です。アンテナカップラーで3.535MHzで調整が問題なく取れましたので、ひとまずこのままSSB用で使用することにしました。念のため、3.505MHzの周波数でのアンテナカップラーでの調整が可能かも確認しましたが、全く問題なく調整できました。CWも問題なく使用できるようです。
今現在のタワーでの設置写真です。ついでに、QRZ.COMのトップ写真を変更及び、現在のアンテナを文面に追加しました。
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このアンテナでの実際の交信もしてみました。かなり以前より応答が良くなっているように思われます。センターローディングにしてよかったと実感しました。

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各局長さんFBなQSOありがとうございました。今回のQSLカードは既に印字済です。まとまり次第島根ビューロー送付します。

今回の3.5MHzのセンターローディング短縮ダイポール製作は正解でした。(実際の交信での感触より、間違いなく、成功だと思います。)

最近は、今回のQSOでも、アワードの記載要求がありました。アメダスアワード、街道アワード、漁港アワード、その他 たくさんのアワードをやられている方が多く、私もQSLカードのデータ面に新たに追加で該当のアワードをハムログの印字マクロを使い追加しました。
現在QSLに追記したのは、アメダスアワード、街道アワード、漁港アワードの3種類を確認して載せています。

つづく❓

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