TS820の外部DDS−VFO(VFOsys改)と本体からのバンドSWのシリアル情報送出用のArduinoNANOとの実機での確認を継続しています。実際の交信も問題なく出来ています。まずまずかなと思っています。やはり、色々とやってみるとでてくるもんです。まだ問題がありました。実用上の問題では無いかもしれません。が、少し気にし始めるとやはり解決しておくべき問題であるということで対策も考え始めています。問題が何かを言わず、あまり引っ張ると、イライラすると思うので、何が問題かを順次記してゆきます。
今回のTS820の内部のVFOを使わずに外部DDS-VFO(VFOsys改)を使用するということが前提なので、この場合は問題ではありません。(すべて外部VFOのみでRXとTXを行う場合)
問題とするのは、外部DDS-VFO(VFOsys改)を使わず、本体のアナログLC型のVFOを使いたいといった場合です。(まだまだ内部のアナログVFOは十分使用できます。)アナログVFOが動作している時の事です。外部DDS−VFO(VFOsys改)には電源が入っていないので、外部DDS-VFOには問題はありようがないです。ところがTS820本体にはバンド情報送出用のArduinoNANOが電源入っている状態です。そして、シリアルデータ線が電源検出用タイマーの2番端子入力に繋がっており、外部DDS−VFO(VFOsys改)が電源入っている時はこの端子は"H"レベルで、タイマーは動きません。通信データが来た時にタイマーが働くのが通常な動作です。このシリアルデータ線は外部DDS−VFO(VFOsys改)が電源OFFなので、このポートが、"L"レベルになってしまいます。ArduinoNANOの基板には電源が常時入っているので、タイマーICの555が”H”から”l”を検出してしまいタイマー設定時間動作しては、繰り返しタイマーが動作し続けるという状態になります。ただタイマーが相手がいない状態で動いてしまっているという状態です。問題とするのは、送信中にマイクゲインをあげ、無音状態にするとタイマーのオンオフで"プチ"ノイズが聞こえるということです。無音状態でやっと分かるレベルなので、通常の運用では、わからないと思います。これが、タイマーのオンオフで"プチ"ノイズを問題とすることにした内容です。
気にしだすと本当に気になるので、対策を考えます。対策は至極簡単な方法をとります。ArduinoNANOの電源を本体のVFOを使う時、”切る” ということです。タイマーが絶対動きませんからノイズ発生もありません。という具合です。今この回路を考えているところです。リレーを使えば出来ます。入力を内部VFOの電源として、ON時にリレーを切る回路です。(ArduinoNANO電源OFF)、VFO電源OFF時(外部DDS-VFO(VFOsys改)動作時にリレーを繋ぎArduinoNANOがアクティブになるという具合の回路です。(シリアル通信回路が動作する状態です。)簡単な回路でリードリレーでやってみようかと思っています。
つづく?