今切削で使っているオリジナルのスピンドルモーターの高速回転時の振動が少し気になっていました。本当はブラシレスタイプをと思ったのですが、まずは少し振動が改善出来そうなスピンドルモーターを購入してみることにしました。オリジナルのスピンドルの型番は775です。775はベアリングが片側だけの仕様の様で、注文したのは、ダブルボールベアリングタイプの795です。775と異なるのは、775は下側のみベアリングですが、795は上側と下側の両側がベアリングになっています。5月25日に注文して、7月10日に届いています。やはり1ヶ月以上かかった配達でした。

CIMG8503

CIMG8504

CIMG8506

CIMG8505

なかなか、到着してから確認する事が出来なかったのですが、やっと775のスピンドルと同様にノイズ対策のコンデンサとインダクションキック防止でよく使われる整流ダイオードを取り付けしました。

CIMG8536

直径は775と同じ42mmです。長さが若干長いです。パワーは180Wでそれなりにupしています。主な仕様は、使用電圧12V−24V、推奨使用電圧はDC12V。DC24Vだと壊れることがあると説明にありました。回転の仕様は、DC12Vで10000RPM,DC24で20000RPMです。立ち上がり時の電流が10Aとそれなりに流れるようです。

実際に775の代わりに取り付けして、動作させてみました。
775ではスピンドルの設定は100でしたが、この100では、すごい回転で振動もかなりありました。
設定を確認するために、最初最小の1の設定で回してみました。これでもかなり回転しています。結構静かに回転しています。回転スピードも十分な感じです。電圧をアナログテスターで見ると、約9Vでした。設定10まで上げるとかなり回転スピードが上がります。パワーがある感じでスピンドルが回転してくれます。20まで上げると切削に適している強力な高速回転という感じです。電圧は11Vと定格に近くなります。12Vで10000RPMなので単純に電圧比率で計算すると9166RPMぐらいの回転数ですが、これは適当です。リニアでないので、超目安回転数かと思います。音を聞いている感じでは結構変な振動のない回転をしていると思います。スピンドルのコレットチャックER11 を外してまわしてみると、素晴らしいくらい超静かな回転音です。モーター単体では素晴らしいにつきます。チャックをつけるとモーターの軸バランスが崩れるのでしょうか、刃先で振動があるのがわかります。コレットチャックの種類で振動も変わりうる気がします。勿論取り付ける刃の位置(長さ)でもバランスには影響があるので、取り付けかたもとても重要な要素だと思います。取り付けを数回緩めては刃の先端の振動が無いのを確認し、又緩め、位置変えて、又締めてとやると数回のうちでブレのない取り付けができました。ある程度の取り付け時の調整は必要な感じです。
以上より、775とは電圧での回転数がかなり異なるので、スピンドルの設定は低めの設定値での切削に変える必要があることが分かりました。私の場合は、これからやってみるのですが、スピンドルスピードの設定値を20にしたいと思います。775では100でしたので、5分の1の値です。
ネットでも、スピンドルモーターの795での切削をしている情報は皆無でした。もう少しググってみようかと思います。ただ、795の他の情報を気にせず、結果オーライなら20設定ですすめようかと!

つづく ?