本日12月25日(水)にnanoVNAが中華より国際郵便物が配達なりました。注文
が12月7日の注文で、25日到着なので、約18日かかりました。梱包は中華でもあまり悪くはありません。

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中身は、注文通り、間違いありません。

早速開いて、電源SWを入れると、電池が充電されており、画面が表示されました。

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型番は、NanoVNA-H です。
Version:v0.2.3-2-e8ac9166
私のnanoVNAのバージョンは2019年10月18日の16:10:56にビルドされたものと表示ありました。

上の画像はディスプレー位置修正後のものです。

作りは安いだけあるとの情報通り、ディスプレーがズレていました。特に治せる内容なので、さっそく前面のパネルのネジを外して、簡単に修正できました。特に問題はありませんが、ディスプレーのフラットケーブルには注意して作業しました。

先ずはマニュアルがないので、電源SWを入れてから、レバーSWでどのような物なのかの確認を少ししてみました。5分もいじっていると、大体、操作方法がわかるようになります。ネットワークアナライザーを持っている人は、ほとんど同じ機能ですので、迷わず、すぐ使いこなせると思います。

付属のCALキットは、今は、使いません。手持ちのVNAで使っている、M型のショート(自作)、50Ω(クラニシ製)物を使います。M型コネクタ事態の構造ではインピーダンス的には、あまり精度がないものですが、アマチュア無線での使用は問題ないと思います。nanoVNAにはでSMCオス‐M型メス変換コネクタを付けます。

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CAL後のSWRはとても安定して1.00を表示するので、メーカー製よりも安定している感があります。

早速Agilent8753ESとnanoVNAをアマチュア無線のアンテナ730V-1 の7MHzでのSWRを測定比較してみました。

8753ES                   nanoVNA
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見ればわかると思いますが、ほどんど同じ値を示しています。驚くほど精度が良い感じです。

次に6MHzから30MHzまでの比較です。どちらもCALをした後に測定します。

8753ES                   nanoVNA
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7MHzの時と同じく、14MHz、21MHz、28MHzとほとんど同じ特性でほぼ同じSWR値を示しました。
驚愕です。極端なことを言えば、大枚はたいて購入したメーカー製VNAが中華製の3,000円もしないnanoVNAで同じ測定ができるということは、アマチュア的には、今回のアンテナの状態を確認するだけであれば、十分すぎるくらいの実用機だと言えます。本当は、まったく異なるSWR表示波形になるのではないかと思っていましたが、はっきり言って、疑っていたことが、恥ずかしいほどです。メーカー製と同等です。

とまあ、ほめるのはこれくらいにします。実際は、操作性とか、正しい使い方のマニュアルがないとか、ディスプレーの大きさとか、若干の問題かなと思える所もあります。特に老眼になっているため、このサイズのディスプレーの数値や文字はとても見るのに苦労します。若い人は問題ないのでしょうけど!

低い周波数帯での測定なので、あまり問題がないのかもしれませんが、使うのは、HF、VHF、UHF帯です。主にHF帯でのSWR値の確認ができれば、私の場合は、今のところ、申し分ありません。回路設計作製する場合とは違うSWRモニター的な使い方であれば全く問題ないとても優れた計測器であるといえます。

とにかく、こんなに小さくて、中身は価格の面ではかなりの違いはあれど、ほんの小一時間くらいの確認でも、メーカー製に負けず劣らず凝縮濃厚な素晴らしい性能が垣間見えました。

視認性は、別途パソコン上での表示するアプリがあるようなので、解決しそうです。アプリでも確認してみたいと思います。すでにバージョンアップ版のダウンロード済みです。マニュアルはないですが、ありがたいことに、使い方をWebで作成された方がいるようで、あとで探して確認したいと思います。

つづく ?