jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2022年03月

TS820 DDS-VFOその22

TS820 DDS-VFOの1.8インチTFT液晶表示の周波数フォントサイズが小さいと思いスケッチを見ていたらサイズの少し大きなフォントも用意してあるようなので、少し大きなフォントに変える事にしました。変更するのは単にコールするフォントサブルーチンを周波数、単位で変えるだけです。そのままでは周波数と単位が重なるので、合わせて周波数と単位の2つの位置調整も必要です。整数部は1桁と2桁の周波数があるので2桁の周波数で位置合わせです。(14MHzでの表示位置調整です。)

TS820のフロントから見える周波数のみのフォントサイズ変更です。他は見えませんのでそのままです。

14.150MHzの表示位置調整実施後
CIMG9507

7.150MHzの表示
CIMG9504

単にスケッチでは用意されてる各フォント用のサブルーチンで今回はサイズ20のフォント用にしました。位置調整してサブルーチンで同時に書き換えます。基本的な位置調整はX軸のみです。
周波数はフォント16から20へ、単位のMHzはフォント12から16への変更です。
■周波数と単位のフォントサイズ、位置調整
//-------- Display Digital Frquency ---------------------------------------
        sprintf(str, "%3d.%03d,%02d",  frq/1000000, (frq/1000)%1000, (frq/10)%100 );
      //disp_str16(str,17, 110, 0xffd080);   
        disp_str20(str, 3, 110, 0xffd080);              
        sprintf(str, "MHz" );
      //disp_str12(str,120, 111, 0xffd080);
        disp_str16(str,123, 111, 0xffd080);

送受信での表示フォントサイズも文字を減らした上で変更することにしました。
CIMG9509

■送信時の”T”表示フォントサイズ、位置調整
  // RIT_frq Unit Setting
        sprintf(str,"Hz");
        disp_str12(str,132,92, 0xffd080);
        // RIT DISPLAY
        sprintf(str,"RIT:");
        disp_str12(str,38,92,0xffd080);
        
        if(digitalRead(TX_SW) == HIGH){
           //sprintf(str,"RX:  RIT:");
           sprintf(str,"RX:");
           disp_str12(str,0,92,0xffd080);
        }
        else {
          if(digitalRead(TX_SW) == LOW){
            //sprintf(str,"TX:");
            sprintf(str,"T");
            //disp_str12(str,0,112,0xffd080);
            disp_str20(str,0,110,0xffd080);
          }

周波数フォント表示サイズを大きくした為表示位置が足りなくなり送信の表示も”TX”から ”T”へと必然的に短くなりました。(送信時表示の”T”のフォントサイズも12から20へ周波数と同じサイズに変更です。)
書き換えのESP32DevKitCは後で組み込んだ分と差し替えしフロントパネル窓から上手く表示出来てるかを確認です。

つづく?

TS820 DDS-VFOその21

FTDI社製のUSBシリアル変換モジュールFT234XDにシリアル通信時のアクセスランプとしての設定変更が可能なオプションがあるので、追加してみる事にしました。LEDを付けると市販のUSBシリアル通信用ケーブルのアクセスランプと同じ様に動作してしている時の確認が目視できる様になります。
範囲を選択_279a

自分でUSBシリアル機能を組込追加する場合はとても安く、超小形で重宝する変換モジュールかと思います。

秋月のFT234XDの説明書に記載あります。
範囲を選択_279
ハード側への追加としてLED1個、抵抗1KΩ(LEDの明るさ調整で任意変更)を追加必要です。
AE-FT234Xの基板の裏にCB0のランドがあるのでここの出力端子にLEDと抵抗を繫いででアクセス信号で光らす事が出来るようになります。

■基板部品面の+5V端子に抵抗とLEDをシリーズに半田付けし、裏のCB0端子
に接続半田付けします。
(オープンコレクタ接続:CB0端子が”L”時 LEDが光ります。)
CIMG9503

■表側の+5Vに繫いだ抵抗とLEDのシリアル接続先を裏のCB0端子に
半田付けです。
CIMG9501
説明書にある様にFTDI社のホームページからアプリケーションをダウンロードが必要です。
アプリケーション:FT_PROG.EXE
ダウンロードしたらパソコンでシリアルポート認識まで設定しておきます。
この状態で、アプリケーションを起動して、取扱説明書通りに設定フォームが出るまで進めます。
設定例をそのまま行うだけです。設定例通りに選択設定したらProgramで書き込みです。

後は実験ボードで動作(シリアル通信時のアクセスランプ点滅)確認です。
CIMG9499

TS820 DDS-VFOのESP32DevKitCのデュアルコア機能をスケッチ追加した場合のエンコーダーが回転している時だけのシリアル通信もこのオプションを設定するだけでうまく動作しているか目視確認できますので、とても重宝しています。

現状の組込したTS820 DDS-VFOにも使いますが、アクセスランプはフロントから見えるLEDの一つをアクセスランプに交換しても面白いですね!Hi!

購入したらぜひオプション設定変更を!

つづく?

TS820 DDS-VFOその20

一眠りして目が覚めたので、一昨日にTS820 DDS-VFOの3基板を本体に組込みしたので纏めます。

TS820本体の送受信時の切り替えの為に追加した2石トランジスタスイッチング回路での送信検出も問題なく動作してくれています。送受信時のRIT動作も、表示も問題ありません。回り込みでの異常動作なども全くありません。実際の試験運用の交信テストはバンドコンディションの良い21MHzで数十局のWとも問題なく出来ています。運用実績もできたので本体に組込開始です。

TS820 DDS-VFOの設置場所は元のアナログVFOの取り外しスペースで、ここに十分入ります。今回はネジ止めは基板側だけにしてL平板アングルをカットしてカウンターユニットのケースに超強力両面テープにて貼り付ける方式です。簡単に適切な位置にTS820 DDS-VFOを取り付けする事が出来ます。以下設置位置の写真です。強力な両面テープで、TFTの液晶の設置でも使った物です。HI!

■真上方向よりの写真
20220321_213518

■前方やや斜め上からの写真
20220321_213707

■右斜め上方向よりの写真
20220321_213716

■フロントの写真
20220321_213548

■フロントデジタルサブダイヤルとデジタル表示部の拡大写真
20220321_213604

先ずはDDS-VFOの全3基板を組込できました。ただしHAMLOG用のシリアル用のUSBケーブルをどうするか(コネクタ設置かケーブル引き出しか)という事とRITの設置SWの設置方法は、未だ思案中です。

つづく?

TS820 DDS-VFOその19

この間注文していたロータリーエンコーダ2個が着弾しました。
手持ちで、E6B2-CWZ6C のロータリーエンコーダは 1000P/R, 2000P/R の2つしかなかったので新たに1000P/R と500P/RのロータリーエンコーダをAliExpressにてオーダーしておいたものです。3月8日注文で3月15日到着なので1週間で届きました。1ヶ月はかかるかと思っていましたので、今の時期ではとても早い方ではないかと思います。

Φ6の連結ジョイントも付属しています。ただし重量感がなくプラスチックを使った
ケースのようで、とても軽いです。2000P/Rのものはそれに比べるとやや重量感が
あります。
CIMG9486

500 P/R   5 to 24V DC
CIMG9488

1000 P/R    5to12V DC
CIMG9487

早速ブレッドボードのTS820 DDS-VFOのロータリーエンコーダと入れ替えての
動作を確認です。接続は前のものも中華製でP/R以外は全く同じ仕様です。
全く同じ配線で使用出来ます。

型番での仕様一覧表がありました。
E6B2-CWZ6Cは 出力形式がNPNオープンコレクタ出力です。
範囲を選択_277
実際にいまブレッドボードで繫いであるのは 2000P/R です。そのまま交換してみると
全く使いづらいので、500P/R, 1000P/Rに取り替えた時の操作しやすい設定値をスケッチを変えて確認してみました。freq_step を変えてのテストです。デジタルサブダイヤルの早回しとスローでの微調整時の動作が同じようになるような設定値です。

対象となるスケッチは下記部になります。確認後// でコメント化しておきました。
//#define freq_step 10       // step[Hz]
#define freq_step  1.0      // step[Hz] 2000P/R
//#define freq_step  3.0  // step[Hz] 500P/R
//#define freq_step  1.5  // step[Hz] 1000P/R
 上記のfreq_step の設定は、デジタルサブダイヤルの早送り時と微調整の両方がバランス良く動作する値に設定するのですが、感覚的なものですのでひとによっては他の設定値の方が良いかもしれません。
とここまで、すんなり順調に確認できた様に話が進んでいますが、最初に交換しただけでは、ロータリーエンコーダを回しても、周波数の変化もなくて、まがい物を掴まされたかもなどど、勝手な思いを巡らせてました。なぜ交換しただけでは動作しなかったかと言うと、今までのロータリーエンコーダーがたまたま上手く動作していたからなのです。何かと言うと、電源の仕様です。1000P/R用の仕様の電源電圧は5Vから+24Vが動作範囲の電源電圧です。が、実際はESP32DevKitCの+3.3Vにて動作させていました。このため2000P/Rのロータリーエンコーダーはたまたま動いてくれていた事になります。ところが、500P/R と1000P/Rは+3.3Vでは動いてくれない仕様通りのロータリーエンコーダーであるということなのです。電源電圧を+5.0Vにつないで、2つとも問題なく周波数を変えることが出来ました。

つづく?

TS820 DDS-VFOその18

あるものは有効に使いましょうということで古いWindowXPで起動したハムログにデバイスドライバーのインストールに成功したFTDIのUSBシリアル変換小型ユニットでESP32DevKitCのシリアルTXポートに繋ぎ送出されるKENWOODコマンド体系のシリアル周波数データをハムログに実際に取り込みさせている動画を取りました。問題なくバンドSW切り替えでの周波数もロータリーエンコーダをまわしての設定周波数も取り込んでくれています。
画像があらくて見づらいですが、ピクチャ−インピクチャ−で見ると案外周波数が
見やすいようです。


FTDIのAE-FT234XD USBシリアル変換ユニットのRXをESP32DevKitCの
シリアルTXに繫いであります。後からハムログからの周波数設定も予定してる
のでTXもESP32DevKitCのシリアルRXに繫いであります。
CIMG9494

FTDIのデバイスドライバーでなんだかんだありましたが、問題なくCOMポート12
がインストールされています。インストール済みなのでプラグ・アンド・プレイで
動作してくれます。
CIMG9492

ハムログへの周波数取り込みがとてもうまくいっているので、次はWindow10でのAE-FT234XDのUSBシリアル変換ユニットのデバイスドライバーインストールをして、Window10で起動したハムログでのTS820 DDS-VFOからの周波数シリアルデータ送出での周波数取り込みを確認してみようかと思います。

つづく?
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