jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2022年02月

TS820-DDS-VFPその12

TS820S本体に組み込んでの試験運用では、最初ノイズによる誤動作を対策して上手く動作し始めたかの様でしたが、RX-RITの動作をもう一度確認すると動いたり動かなかったりと、ノイズの回り込みだけではない何かまだ不安定さがありました。原因を追うべく、実験ボードにてESP32DevKitCのポートを1つ1つ比較確認してゆくと組込基板と異なる状態のポートがありました。実験ボードでは本体側のバンドSWのシミュレーション回路は接続せず、単にポートに電圧を掛けてテストしていました。これが問題でした。実際の回路と接続しないでテストしていた事で確認もれがあった事です。実験ボードを実機組み入れ時に初めてドッキングしたことより、確認出来ていないことでの問題発生です。要は確認不足です。他に大きな別の問題も新たに分かりました。まず不安定動作を招いていた原因が分かりました。バンドSW検出時にパルスをゲートICの74121から出力するのですが常時”H”レベルでバンドSW変えた時を検出時に”L”パルスを出力し、ESP32DevKitCでバンドSWの位置を認識する仕様としていました。この端子がESP32DevKitCのポートIO16に繋がっています。この端子が起動時は”H”レベルとなっています。このバンド情報SWが変わった時にはパルスが発生されますが、通常の”H”レベル時の動作スケッチ時にバンドSWの状態を検出するスケッチをメインに書いてあります。ここでのバンド検出を行うスケッチが優先になっていました。つまり、パルスでのバンド検出はしなくても、本体のバンドSWの位置は全ポートをESP32DevKitCに繫いでありこのルーチンスケッチでバンドは検出されています。と言うか検出するようにスケッチしてました。何とパルス回路検出はソフトウェアスケッチでバンド検出してるので、不要なのです。スケッチでのバンド検出とハードでのバンド検出を2重に無駄に行う状態でした。たたまたまハード側も”L”パルスを出した時の論理が合い、動作していたと思われます。これに気づきました。やってもうた!失敗感ヒシヒシです。早速ハード側のバンド検出を使わない様にしての確認です。パルス基板からタイマーICとパルスゲートICを全部抜いての確認です。やはり案の定、推測したとおりでした。問題なくTS820のバンド検出もできます。RIT-SWも安定して動作しています。ノイズが原因だけではなく回路設計とスケッチの両方のミスと言えます。ハード出力で検出するか、ソフト端子の状態で検出するかをごちゃ混ぜにしていたと言うことです。簡単に言うとバンドの全情報をESP32DevKitCに繋げば、ハードによるバンド検出用のパルスは不要ということです。スケッチでポートの状態を読みとるだけでバンド検出は出来ます。ただ、パルス回路を使ったスケッチを優先にスケッチをかけばそれはそれでバンド検出は可能です。以前に実際に外部VFOを使ってパルス回路で完成してあります。ソフト側での検出の重きを置くスケッチとするとパルス回路は不要となり、パルス検出回路に重きをおいてスケッチするとそれはそれでバンド検出はどちらも可能な事です。
ハード仕様で製作をしてきましたが、今回はソフトウェアでバンド検出することにします。理由としては組込回路が小型化できるからです。
以上とんだハードの茶番スケッチでした。気を取り直して、ゲート回路を取り除いた回路に修正し検出基板をEAGLEで修正しておきました。今後の為に、書き直しました。かなり基板サイズも縮小できますが、単にゲート回路を削除しただけです。回路図の修正が主です。パターンサイズ縮小での本修正は、今後の予定となります。その他、抵抗アレーの現物素子数が6個なのに8個の抵抗アレーを使っていた間違いも修正してあります。

最終のバンド検出基板(ゲート回路を全部削除)と9Vと5Vの電源回路だけが残りました。
範囲を選択_273

仮のバターン。今後にサイズを縮小を予定(いつになるやら?)
範囲を選択_273A

本当に動作が安定したので、TS820の取説からRITの可変範囲がどれぐらいになっているか確認しました。バリキャップに電圧をかける方式でVRの可変範囲で±3KHz動かせるようなっている様です。現状のTS820DDS-VFOにつけたスケッチで対応では現在±500Hzですが、少し広げて±1000Hz(±1KHz)と少範囲を広げる(2倍)変更をしました。

TS820本体組込のデジタルサブダイヤルでは表示範囲が限られていて、見ることは出来ませんが、スケッチ検討時の確認用としてTFT液晶にRITの設置状態とRIT時の周波数表示、並びに送信受信の表示 ”TX"、"RX" を付け足しました。送信表示 "TX"だけは周波数の前に付けたのでTS820実機の窓から見れます。RIT周波数用に変数を追加で対応しました。注意しなければならないのは周波数の上側か下側かのバンドの周波数と5M台VFOのプラス側とマイナス側の変化は逆となる事です。ヘテロダインでの注意点です。最終的には試験運用で試して問題ないことを確認する必要があります。

この部分のスケッチは次回防備録的として残します。

他、組込用に残っていたTX−SWのポート入力に合わせる分圧抵抗を作製しました。TS820側のマイク端子の+12Vが0Vになると送信となるなので+12VをESP32DevKitCの入力ポート仕様の+3.3Vに落とす分圧抵抗回路です。+3.3Vが送信時は0Vになり送信のTX−SWを押したのと同じ動作をすることになっています。これも受信RIT動作時の送信動作がうまくゆくか確認しなければなりません。

先に計算した27KΩと10KΩからなります。抵抗リードがアースに繋ぎます。真ん中の線はESP32DevKitCに繫いで試験してたTX-SWの代わりに検出ポートに繋ぎます。もう片方の線材はマイク端子の2番に綱繋ぎます。RIT-SWは、どうするか現在思案中です。
この分圧抵抗をつけての送信時のRX-RIT動作テストも今回のスケッチ追加書き込みのESP32DevKitCを交換しての確認を予定しています。回り込み対策もいるかもしれません。万が一ですがパッチンコアも用意します。なくてよければ付けません。
CIMG9462

つづく?

TS820-DDS-VFOその11

TS820-DDS-VFOのテスト運用にて新たな追加機能のRITをブレッドボードにて作製し、問題ないレベルまでになったので、早速予定通りに実機でのRIT動作の確認を行ないました。
結果から言いますと、うごきませんでした。RIT機能追加スケッチを書き込んだESP32DevKitCを前の物と入れ替えし、RIT-SWと送信SWを引き出し繋ぎ、電源投入した時点では動作してくれませんでした。ブレッドボードで確認をし直しましたが、特に問題はありません。TS820に組み込んだ作製基板では動いてくれません。DDS-VFO自体は動作は問題ないのですが、RIT-SW、送信SWを読み込んで動いてくれません。先ずは解析です。
なぜ、動かないかをオシロスコープで確認しました。単純にESP32DevKitCのRIT-SW入力とTX-SWの通常時”H” RIT、TX動作時それぞれのポート0とポート17が”L”になっているかを確認しました。2つの入力ポートはSWを押すと、押している間はどちらも問題なく”H”から”L”へと信号が切り替わり正常入力されています。ESP32DevKitCの入力は2ポートとも問題はありません。とても不思議な現象です。入力ポートに正常な信号が行っているのに、動作しないという現象が起きています。一応念の為、もう一つ別のESP32DevKitCにスケッチを書き込みして、入れ替えでの確認もしました。別のESP32DevKitCに変えても同じで動作しません。動作しないESP32DevKitCをブレッドボードに付けてRIT-SW、TX-SWを確認すると問題なく動作します。何か不思議な世界に入り込んでしまった様で、狐につままれた感じです。念の為SWとの接続ミスがないか回路図とポートの位置を確認しました。問題ありません。ふと、アナログテスターでポート端子電圧をあたっていたら、周波数が変化しました。一瞬1回だけRIT動作した感じです。ただ肝心のRIT-SWプッシュでは周波数の変化は起きません。このような不安定な動作をしているのは、誘導等でノイズが誤動作を招いているケースがほとんどです。早速ノイズが原因と見越してノイズ対策をすることにしました。CNCの切削モーターも電源端子にノイズ除去用のパスコンを付けないと制御回路が上手く動作してくれない事がありました。ノイズは本当に動作を邪魔する信号となることが多いです。今回もDDS-VFOの+9Vの電源でTS-820の+9V電源を使うとロータリーエンコーダーを回す時のパルスノイズが電源回路を通してスピーカーから聞こえたり、送信時には電波にのるほどノイズが回り込みしていましたのですでに対策として、+9VのDCアダプターを別途用意し繋いであります。こうすることで無線機側へのノイズの回り込みは皆無となっています。前の外部VFOのDDS-VFOのときも電源はTS820本体からではDDSのロータリーエンコーダーのパルスノイズが電源ラインから回り込みしていました。この時も電源供給先をUSBから供給することで、パルスノイズは皆無となっています。これらの経験よりの対策です。今回はロータリーエンコーダーのパスルノイズではありませんが、誘導系のacの様なノイズが入力端子に”H”とも”L”ともどちらつかずの状態をおこしていると思われます。Arduinoのボード回路作製でもよくあります。こういう交流信号系のノイズ時の対策はパスコン追加です。結果から言いますと”ビンゴ”でした。0.01μFのパスコンをポート0、ポート17とGND間に追加して、問題なく動作するようになりました。引き回しも結構長いので、かなりノイズをうけていたと思われます。


CIMG9448

一端基板をTS820から外し、+3Vのプルアップ追加と0.01μFパスコンを仮追加しました。
こんなにパスコンの足が長くても効果はあります。
CIMG9438

黄色の半田付けされた線が2本ありますが、一つは(下側)がTX-SWへ、もう一つはタイマーIC555のパルス出力のESP32DevKitCの入力ポートへ来ている別回路の信号確認用の線です。RIT動作には関係ありません。パスコンが付いているのがTX-SW,RIT-SWのESP32DevKitCの入力端子です。赤がRIT-SWへ繋がっています。

右の赤いワイヤーがRIT-SW、左の黄色いワイヤーが送信SW抵抗は単にブレッドボードへ差すコネクション用としてリード線部のみ使っています。青と右の黄色ワイヤーがGNDです。
CIMG9441

上がオリジナルのTS820の周波数表示部です。受信時の周波数が表示されます。
下がDDS-VFOのエンコーダーでの周波数表示部です。上と下が同じ周波数でゼロイン状態です。

実際のRIT動作です。プラス側マイナス側へとそれぞれ最大500Hzまで動かす事が出来る仕様です。
仕様通り動いてくれています。PUSH-SW(RIT-SW)を100Hz/1プッシュずつ可変出来ます。
最後の方ではRIT動作時に受信周波数と異なる送信時のDDS-VF0のメイン周波数で送信できています。
上手くRIT動作しています。交信の内容は関係なく、周波数表示の確認用動画です。

最初はTS820実機でのPUSH-SWでのRIT追加が失敗したかと思いましたが、何のことない入力端子のノイズ回り込みがあり、これを対策する事でブレッドボード上のPUSH-SWでのRIT動作は問題なく実機で良好に動作を再現させる事が出来ました。
あと残る確認は送信時の切り替え回路との接続です。TS820の全面のマイク接続端子の2番端子に繋ぐ必要がありますが、+12Vかかっているので直接はつなげません。ESP32DevKitCの入力端子は3.3V仕様なので抵抗で分圧して合わせる必要があります。+12Vを+3.3Vにする抵抗分圧です。10KΩ以上を使います。マイク端子の接続は回路図からとMC-50のマイクロホン取説からの確認です。

範囲を選択_270
範囲を選択_271
2番と4番を繋ぐと送信になります。

+12Vを+3.3Vにするための分圧抵抗は大体ですが、計算上、26KΩと10KΩですが、存在してる抵抗1本では10KΩはありますが26KΩはありません。近い値として27KΩがありますのでこれを使います。およそ抵抗を流れる電流は0.3mAです。
次回TS820本体に繋いで受信のRIT時の送信動作が上手くゆくか確認して見たいと思います。

つづく?

TS820-DDS-VFOその10

DDS-VFOにしたTS820本体の試験運用、国内局との交信テストでやはり機能不足が確認出来ました。いわゆる周波数ズレで呼んでくる局です。聞き取りにくい受信時には、やはり相手にゼロイン受信するためにはRITが必要です。(KENWOOD:RIT、YAESU:クラリファイア)受信の周波数のみ変化させ、送信周波数は変わらないRIT機能をDDS-VFOに追加する必要が出てきました。
先ず、RITの周波数をどうやって変化させるかを考える必要があります。ロータリーエンコーダーをシフトモードなどにしてRIT動作させる方法は良く使われている方法の様ですが、メインのロータリーエンコーダーには触りたくありません。よって他の方法を考えることにしました。

単純に押し釦式SWをクリックする方法でやってみることにしました。USBモード,LSBモードと+側もー側も両方合わせられなければなりませんこれが必要条件です。先ずは仕様を考えます。イメージとして、周波数の動きやその時のステップ等を下記の様に考えました。この様な方式のRITの無線機への搭載は過去見たことはありません。実用性は別にして、カッコ良く言わせてもらえば、世の中では初の押し釦式のRIT方式スケッチ部かと思います。なので、私のTS820本体組込のDDS-VFOに初方式での追加初搭載になります。Hi! 
(オリジナルのDDS-VFOはJF3HZB局、上保氏の作製デジタルサブダイヤル式DDS-VFOのVFOsysスケッチです。このVFOsysをTS820本体用の組込DDS-VFOにモディファイし、新たに独自方式のRITスケッチ部を追加したものになります。)

【RIT追加仕様】
■ESP32DevKitCにRIT-SW用と送受信用の2入力ポートを割り当てます。
送受信切り替え用の入力ポートには電源投入時に出力してたポート0を止めて割り当てます。
RIT-SW用に空きのポート17を入力ポートとして割り当てます。
■送信周波数を0とし基準周波数とします。受信周波数も初期時0
■周波数のステップ:100Hz(RIT-SWを押すごとに動かす周波数は100Hzとします。)
RIT-SWをずっと押しっぱなしの間自動でステップ変化。RIT-SWワンプッシュで1ステップ動作
■周波数の偏移:基準周波数に対しRIT-SWプッシュで受信時の受信周波数だけを可変、送信周波数はいつも基準周波数0(エンコーダーを止めた位置)送受信は最初同じ0(ゼロイン)
RIT-SWを押した時の周波数の偏移
0>+100>+200>+300>+400>+500>+400>+300>+200>+100>0>-100>-200>-300>-400>-500>-400>-300>-200>-100>0> [Hz] 繰り返し元の0へ
送信周波数を中心に受信周波数のみ±500Hz動かす仕様です。実践で使ってみて周波数変化量が足りなけれは増やします。

ESP32DevKitCに追加するポートは余りの中から何とか選び出しました。
RIT-SW     :PORT 17 // 連続Lで自動ステップ動作、単発Lで1ステップ動作 通常時:H
TX/RX-SW:PORT 0   // 送信時:L 、受信時:H

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
RIT機能追加の為のスケッチの追加箇所

周波数設定の心臓部である周波数設定項にモディファイスケッチ追加してあるawase を利用することにしました。
void task0(void* arg)ルーチン部にTS820様にヘテロダインとズレ分のスケッチ追加変更した部分のawase値です。
 //set_freq( frq + offset_frq );
    set_freq( HET_FREQ - frq + offset_frq + awase);   //change to ts820vfo  

現状の周波数のズレ分の+150Hzを使います。ここが基準となります。使用するDDS用ICにより周波数ズレ分はまちまちですので、必ずしも150Hzとはならないので、実際の周波数のズレに合わせて設定します。ご注意下さい。

const long awase = 150;
このままでは固定値での設定なので、下記のバリアブル対応の変数に変えます。
long awase = 150;

私のDDS-VFOでの周波数ズレ値としては下側に150Hzでした。 awase が+150Hzでドンピシャの周波数となっているのでこの150Hzに対して加算、減算してRIT周波数変化させるスケッチの追加になります。

ステップアップ用のカウンタ変数にsを設定
int32_t  s = 0;

入力ポートを2つ追加
#define RX_RIT 17 // LOW THEN RX MODE RIT 2022/feb/15 add
#define TX_SW 0 //TX-RX change SW 2022/feb/15 add

setup(){ ルーチン内でのポート設定も追加します。出力ポート0を送受信切り替えの入力ポート
に設定し直し。RIT-SWをポート17に入力ポートとして設定。
 //   pinMode(START_ON, OUTPUT);   // ポート0  START TORRIGGER OUTPUT
 pinMode(TX_SW,INPUT_PULLUP);  //ポート0、TX/RX SW INPUT: (L: TX、H:RX)
   // RX_RIT TEST
 pinMode(RX_RIT,INPUT_PULLUP);  //DIGITAL INPUT 17 ;

上記の設定追加後の void loop(){ ルーチンの各バンドのヘテロダイン設定ルーチン後に以下送受信SWとRIT-SW用のスケッチを追加します。

void loop (){
〜省略
 }
    if(((((((((((digitalRead(TO_ESPD0)==LOW)     // "1" BCD port condition check
        and(digitalRead(TO_ESPD1)==LOW)
        and(digitalRead(TO_ESPD2)==LOW)
        and(digitalRead(TO_ESPD3)==LOW)
        and(digitalRead(TO_ESPD4)==LOW)
        and(digitalRead(TO_ESPD5)==LOW)
        and(digitalRead(TO_ESPD6)==LOW)
        and(digitalRead(TO_ESPD7)==LOW)
        and(digitalRead(TO_ESPD8)==LOW)
        and(digitalRead(TO_ESPD9)==LOW)
        and(digitalRead(TO_ESPD10)==HIGH))))))))))){  //1.9MHz
            HET_FREQ = HET_FREQ01;
            if(p==0){
              frq = freq01;
              p=1;
            }
            else{
              frq = HET_FREQ -5500000 + o_frq;
              p=1;
            }
       
            f_dchange = 1;
            f_fchange=1;//add 2020Dec12
            //digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH); //CHANGE TO USE D0 THERE'S NO OUTPUTPORT FOR USE    
            //digitalWrite(LED_BUILTIN1,HIGH); //CHANGE TO USE D1 THERE'S NO OUTPUTPORT FOR USE
            //digitalWrite(LED_BUILTIN2, LOW); //CHANGE TO USE D2 THERE'S NO OUTPUTPORT FOR USE
            //digitalWrite(LED_BUILTIN3,HIGH); //CHANGE TO USE D3 THERE'S NO OUTPUTPORT FOR USE
     }
     p=1;                
   }

   if(digitalRead(TX_SW)==LOW){      //Port 0
         awase = 150;
        }
        else{
          if(digitalRead(TX_SW)==HIGH){
               if(digitalRead(RX_RIT)==LOW){ //Port 17
                  s = s+1;
                  delay(200);
                  if(s == 0){
                    tawase = 0;
                  }
                  if(s == 1){
                    tawase =100;
                  }
                  if(s == 2){
                    tawase = 200;
                  }
                  if(s == 3){
                    tawase = 300;
                  }
                  if(s == 4){
                    tawase = 400;
                  }
                  if(s == 5){
                    tawase = 500;
                  }
                  if(s == 6){
                    tawase = 400;
                  }
                  if(s == 7){
                    tawase = 300;
                  }
                  if(s == 8){
                    tawase = 200;
                  }
                  if(s == 9){
                    tawase = 100;
                  }
                  if(s == 10){
                    tawase = 0;
                  }
                  if(s == 11){
                    tawase = -100;
                  }
                  if(s == 12){
                    tawase = -200;
                  }
                  if(s == 13){
                    tawase = -300;
                  }
                  if(s == 14){
                    tawase = -400;
                  }
                  if(s == 15){
                    tawase = -500;
                  }
                  if(s == 16){
                    tawase = -400;
                  }
                  if(s == 17){
                    tawase = -300;
                  }
                  if(s == 18){
                    tawase = -200;
                  }
                  if(s == 19){
                    tawase = -100;
                  }
                  if(s == 20){
                    tawase = 0;
                  }
               }
               if(s>20){
                  s=0;
               }
               if((s==0)or(s==10)or(s==20)){
                  awase = 150;
               }
               awase = 150 + tawase;
           }
        }



ブレッドボード上での動作試験はほぼ完了しているのですが、組込の為には、本体からのTX信号(送信時:”L”、受信時 :”H" ;+3.3V)を準備する必要があります。TS820本体の回路図を見て回路追加ありも考慮の上,TX/RX信号線を用意しなければなりません。RIT-SWもロック無しタイプのSWに交換しないといけません。本体の元々のRIT-SWの交換(ロック無しSWに変更)用SWがあるのかも探さないといけません。まだまだやることがたくさんあります。先ずは実機動作確認が重要ですので、仮のボタンSWを使いRITテスト運用したいと思っています。

VFOsysはJF3HZB局 上保(uebo)OMの公開のデジタルサブダイヤルDDS-VFOスケッチです。私なりのスケッチ追加にて全バンド化モデファイしTS820Sの本体のアナログVFOと入れ替えたものです。

上保氏のホームページからリンクされたgithub.comにスケッチがあります。ここのVFOsysを使わさせていただきました。UEBO氏には、重ね重ね、お礼申し上げます。

https://tj-lab.org/2019/02/15/vfo4/

https://github.com/tjlab-jf3hzb/Digital_VFO_with_analog_dial

つづく?

15mバンドのWとの交信

TS820の本体組込したDDS-VFOの試験運用をしようと思い21MHzを聞いてみると、何かいつもと違うバンドのノイズです。バンドをダイヤル回して見るとW(USA)の局が聞こえているではないですか?2001年頃の記憶が一瞬蘇って来ました。早速アンテナをW(South America)に向けてCQ Callingです。その時の動画です。DDS−VFOを組み込んだTS820でのテスト運用です。その時の交信している動画を撮りました。
W(USA)、VE( Canada)合わせて15局との交信が出来ました。そうそう、ブラジル局PY3ZZ RICOとも交信出来ています。
範囲を選択_271

上記交信ログ中のKE6TZ局 KENとのQSOです。
へぼな英語のオペレートですみせん。私のデタラメ英語でなく、KENと JONのネイティブ英語を聞いて下さい。素晴らしいです。

Sメータ信号の強力に振れているのも分かります。それとDDS-VFOも活躍しています。
ログリスト中のN7GK GARY、及び KK7PW JONとの交信です。

DDS−VFOの実践テスト運用がWとの交信なんて、なんて運が良いのでしょう!サイクル25は間違いなく始まっています。タワーを修理して、DDS-VFOが組込完成して、実践テスト運用でWとのQSOができてるのです。何かに導かれてとった行動の様に思えなくもない不思議さを感じます。何かは、はっきりとはわかりませんが!何かがそう、させてくれているのかもしれません。不思議な国日本ですね!
しかし、自分の声を聞くとザワザワ感があり少し恥ずかしいですね!

つづく?

TS820-DDS-VFOその9

DDS-VFO回路3基板のTS820本体とのドッキング確認が済みましたので、表示部のTFT液晶、デジタルサブダイヤルをフロントパネルをはずし取り付けることにしました。先ずはTFT液晶のTS820本体のサブダイヤル窓から見た時の不要な箇所が見えない様に目隠し板を作成し取り付けします。
光沢紙はがきを黒マジックで塗りつぶしたものです。まどから十分隠せる分だけ両面テープを使い貼り付けしています。TFT液晶は更に強力な両面テープを3重に重ねてフロントパネルに貼り付ける算段で進めます。
CIMG9407

フロントパネルを通して基板に繋いであります。接続ケーブルもTFT液晶に応力が
かからないように適当に曲げて設置します。強力な両面テープなのでまず剥がれる
事は無いと思います。前の外部VFOに設置したときと同じ方法で、実績があります。
CIMG9408

先ずはTFT液晶ディスプレイをフロントパネルに取り付けて見ました。取り付けの際に前のサブダイヤルの豆球の取り付け金具は外しています。金具があると取り付けが出来ません。
取り付けての確認です。見た目、中々、いい感じです。
CIMG9409

ついでにTS820本体の周波数表示管も元のように取り付けします。そしてダイヤルを取り付けます。
外してたツマミ類を元のように取り付けて戻します。
3.5MHzのQSOを聞きながらの作業です。
周波数表示が2つあるので、バンド毎の周波数の違いを見てみました。
結果、元々の周波数表示部とDDS-VFOのTFT液晶表示上の周波数表示はバンドにより若干ズレがありました。本体の局発のズレが元々の周波数表示管ではそのまま出ます。DDS-VFOはバンドSWを変えても変化はしない仕様にてスケッチしてあります。本体の周波数表示はバンドSWを変えても変わらないようにするにはズレのあるバンドの局発の周波数を微調整しないと修正は出来ません。支障がないのでそのままにしておきます。
CIMG9414

表示部の拡大写真です。
本体の周波数表示は100Hzの桁までですが、DDS-VFOでは10Hzまでの表示です。
CIMG9415

7MHzでの周波数表示です。電源オン時7.150MHzで起動されるソフトウェア仕様です。
CIMG9421
ちなみに電源オンでの各バンドでの初期設定周波数は自己都合でスケッチの定義部で下記設定にしてあります。(TS820本体の設定バンドSW位置での電源ON時の起動周波数になります。)定義なので、好きに変えることが出来ます。
// presett frequency default   2020.oct.18
#define freq01   1815000
#define freq02   3550000
#define freq03   7150000
#define freq04  14150000
#define freq05  15000000
#define freq06  18120000
#define freq07  21250000
#define freq08  28100000
#define freq09  28500000
#define freq10  29000000
#define freq11  29500000

7MHzの周波数表示部の拡大写真です。
CIMG9426

本体の上蓋を取り付けて完成としました。
DDS-VFOに変わっていますので、送信出力の確認も行ないました。
各バンドでの出力も90Wと元のアナログLC発振のVFOと同じ仕様通りの出力で問題ありません。
CIMG9422

ひとまず組込完了です。アナログ機構のサブダイヤルがデジタルのサブダイヤルに代わり、また周波数表示も付くディスプレとして、リニューアルする事が出来ました。仕様もアナログVFOと同じくバンドを変えても周波数は同じになる様にソフトウェアで対応していますので、元のアナログVFOと遜色なく使うことが出来ます。違いは周波数の安定度が良くなった事です。新たにソフトウェアで追加する項目が残っていますが、先ずはQSOで試験運用を行ないたいと思います。実際のコンディションの良い時にDDS-VFOでの受信の動画なども撮りたいと思います。
あらためてデジタル式サブダイヤルのVFOsysのスケッチを公開していただいたJF3HZB局UEBO氏には感謝いたします。

つづく?
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