ヤフーオークションでYAESUのFL-7000が出品されていたので、落札しました。既に一台FL-7000は持っていますが、古いタイプの為、バージョンの新しいのも入れておこうと思い落札しました。違いは、RTTY/SSBの切り替えSWがついているくらいです。RTTYではファイナル段の電圧が若干SSBより下がる設定のSWです。バンド切替なしで2バンドでそれぞれリニアを使おうかなという贅沢三昧を1度やるためでもあります。まいずれやりたいという目的はさておいて、落札した物は、オークションの商品説明にもありましたが、動作確認しておりませんので、詳しい方の購入をお願いいたします。の通り、電源コードは根元でぶった切れて、動作確認は直ぐにはできない状態です。もう少し詳細を記載してくれていれば準備もできるのですが、届いてから、手持ちの電源コードを探す羽目になりました。
ケースへはブッシングで固定されているので、一旦外して、少しコードを外側に出して、突合せスリーブなるものにコードを入れて圧着しつぎ足す形でとりあえず電源を入れられるようにしました。プチルテーフで巻いて保護しておきました。案外いい感じにコードがつながり出来上がりましたので、あとで専用のコードに変えずにこのままでもいいかもといった具合です。
電源コードが出来たので、まずはコンセントにさして電源オンでの確認です。
結果、は本体のLEDやメータのランプはつきませんでした。やはり、どこか故障しているようです。
もしかして、電源の電圧設定が220Vとかではないかと思い、設定を確認しましたが、100V設定で問題ありませんでした。

次は、フロントのSW類を押して確認をしました。メーター関連から見ました。LEDは点灯しませんが、VCCで電圧が48Vぐらいを指しました。SSB/RTTYのRTTY側押した状態で32Vにきちんと変化しました。同時に内部のリレーも動作している音がしました。メーター関連の他のSWは何も変化は起きませんでした。また、ほかのパネル面のどのSWを押しても、何も変化はありませんでした。とにかくLEDが付かないと、なんか重症な感じがします。ひとまず、WEBでダウンロードした回路図を広げて、全体の各回路の接続図と、各回路の電源の繋がりを中心に確認することにしました。

各回路との配線図

一番最初は電源トランスです。これが死んでると厄介です。テスタのAC250Vレンジで100Vがかかって、2次側に各AC出力があることを確認できましたので、トランスはOKのようです。次は回路図で+12Vの電源が各箇所で使われているので、今度はオシロスコープに変えてプローブをピンにして確認です。オシロスコープはデジタルボルトメータも連動するので、電圧値も直読できます。結果は、+48Vとかは問題なく来ていますが、+12Vだけは来ていません。各箇所とも全く電圧がありません。なので、電源回路の故障がひとまず考えられるかといったところです。電源回路ではそれぞれのレギュレーターで+12Vと-12Vを得ているようで、一部の箇所へは電圧がかかっていたりします。どうも解せません。回路図を追っていくと、この+12Vが電源SWにも行っています。電源端子の2回路の片方です。もう1回路はAC100Vのオンとオフです。連動して+12Vも同じようにオンとオフする回路です。ここをプローブで+12Vが来てるか見てみました。

サービスマニュアルがないので、直接SWから型式番号を読み取りました。
"SDHB22S"
AC125V 15A, AC250V 15A

確認すると、もと側からの+12Vは来ています。電源SWオンで、繋がる端子に電圧が出てくるのが通常ですが、出てきません。一旦ACコードをコンセントから外して、電源SWの確認をしてみました。テスターの抵抗レンジで導通確認です。結果はSWが+12V側だけ、コンタクトがありません。壊れています。AC100V側は問題なく導通ありで接続されています。+48Vはきちんと出ている事よりAC側の動作は問題ないと見ました。オフの時はCOM端子と問題なくコンタクト導通です。オン側だけに導通がありません。
上記の確認の為、ワニ口で、電源の+12V側の接続をSWから2つ外して、接続してみました。問題なく電源が入ります。通常の動作状態のFL-7000です。電源SWの2回路2接点の片側が壊れて、+12Vが回路へ行かない為、の故障という事です。通常はSWが壊れるとは思いませんから、電源SWが原因とは気が付かなかったようです。
原因が判りましたが、SWは新たに用意する必要があるのですが、ふと、このSWを見ると、ON/OFFがコモンを中心に対象に端子も配置されており、しかもSW事態も180°回転しても同じ形状です。という事で、解決策はSWの向きを180°変えて、いままで使わなかった側に接続を変えるという事です。半分死んでいる1回路の片方の生きている接点側を使うことで、解決です。早速SWを外して、向きを変えて配線し直ししました。
完成後の本体の電源SWオンの動画です。
電源が入るようになりましたので、各フロントのSW類が問題なく動作するかを確認しました。全部のキーが反応します。
あらためて、水平に設置した状態で写真を撮りました。

回路のパーツ類の交換等をすることもなく、単純にSWを配線しなおすだけで、通常通り電源が入るようになりました。後は、実際のトランシーバーでのリニアアンプ動作確認を行いたいと思います。
つづく?
ケースへはブッシングで固定されているので、一旦外して、少しコードを外側に出して、突合せスリーブなるものにコードを入れて圧着しつぎ足す形でとりあえず電源を入れられるようにしました。プチルテーフで巻いて保護しておきました。案外いい感じにコードがつながり出来上がりましたので、あとで専用のコードに変えずにこのままでもいいかもといった具合です。
電源コードが出来たので、まずはコンセントにさして電源オンでの確認です。
結果、は本体のLEDやメータのランプはつきませんでした。やはり、どこか故障しているようです。
もしかして、電源の電圧設定が220Vとかではないかと思い、設定を確認しましたが、100V設定で問題ありませんでした。

次は、フロントのSW類を押して確認をしました。メーター関連から見ました。LEDは点灯しませんが、VCCで電圧が48Vぐらいを指しました。SSB/RTTYのRTTY側押した状態で32Vにきちんと変化しました。同時に内部のリレーも動作している音がしました。メーター関連の他のSWは何も変化は起きませんでした。また、ほかのパネル面のどのSWを押しても、何も変化はありませんでした。とにかくLEDが付かないと、なんか重症な感じがします。ひとまず、WEBでダウンロードした回路図を広げて、全体の各回路の接続図と、各回路の電源の繋がりを中心に確認することにしました。

各回路との配線図

一番最初は電源トランスです。これが死んでると厄介です。テスタのAC250Vレンジで100Vがかかって、2次側に各AC出力があることを確認できましたので、トランスはOKのようです。次は回路図で+12Vの電源が各箇所で使われているので、今度はオシロスコープに変えてプローブをピンにして確認です。オシロスコープはデジタルボルトメータも連動するので、電圧値も直読できます。結果は、+48Vとかは問題なく来ていますが、+12Vだけは来ていません。各箇所とも全く電圧がありません。なので、電源回路の故障がひとまず考えられるかといったところです。電源回路ではそれぞれのレギュレーターで+12Vと-12Vを得ているようで、一部の箇所へは電圧がかかっていたりします。どうも解せません。回路図を追っていくと、この+12Vが電源SWにも行っています。電源端子の2回路の片方です。もう1回路はAC100Vのオンとオフです。連動して+12Vも同じようにオンとオフする回路です。ここをプローブで+12Vが来てるか見てみました。

サービスマニュアルがないので、直接SWから型式番号を読み取りました。
"SDHB22S"
AC125V 15A, AC250V 15A

確認すると、もと側からの+12Vは来ています。電源SWオンで、繋がる端子に電圧が出てくるのが通常ですが、出てきません。一旦ACコードをコンセントから外して、電源SWの確認をしてみました。テスターの抵抗レンジで導通確認です。結果はSWが+12V側だけ、コンタクトがありません。壊れています。AC100V側は問題なく導通ありで接続されています。+48Vはきちんと出ている事よりAC側の動作は問題ないと見ました。オフの時はCOM端子と問題なくコンタクト導通です。オン側だけに導通がありません。
上記の確認の為、ワニ口で、電源の+12V側の接続をSWから2つ外して、接続してみました。問題なく電源が入ります。通常の動作状態のFL-7000です。電源SWの2回路2接点の片側が壊れて、+12Vが回路へ行かない為、の故障という事です。通常はSWが壊れるとは思いませんから、電源SWが原因とは気が付かなかったようです。
原因が判りましたが、SWは新たに用意する必要があるのですが、ふと、このSWを見ると、ON/OFFがコモンを中心に対象に端子も配置されており、しかもSW事態も180°回転しても同じ形状です。という事で、解決策はSWの向きを180°変えて、いままで使わなかった側に接続を変えるという事です。半分死んでいる1回路の片方の生きている接点側を使うことで、解決です。早速SWを外して、向きを変えて配線し直ししました。
完成後の本体の電源SWオンの動画です。
電源が入るようになりましたので、各フロントのSW類が問題なく動作するかを確認しました。全部のキーが反応します。
あらためて、水平に設置した状態で写真を撮りました。

回路のパーツ類の交換等をすることもなく、単純にSWを配線しなおすだけで、通常通り電源が入るようになりました。後は、実際のトランシーバーでのリニアアンプ動作確認を行いたいと思います。
つづく?