jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2018年07月

29MHz,24MHz ZEPPアンテナの製作その2

16日の海の日の休日に作製済みの29MHzZEPPアンテナの設置を行いました。先に作製し設置済みの18MHzのZEPPアンテナと高さを入れ替えての設置です。29MHz用が一番上で、下側が18MHzです。給電用の支柱は同じですが、反対側の支柱はあらたに支柱を立てました。アンテナの調整又は交換作業用に滑車を取り付けて支柱は取り外さなくても簡単にエレメントの交換、修理等ができるようにしました。

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29MHz SWR特性
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ネットワークアナライザーにて設置した29MHzFM用のZEPPアンテナのSWRの確認です。
28.0MHz:SWR=2.44
28.5MHz:SWR=1.66
29.0MHz:SWR=1.04
29.3MHz:SWR=1.23
29.7MHz:SWR=1.66

28MzのCW、SSB帯ではアンテナチューナーが必要ですが、FM帯はチューナーなしで使用できます。当初の目的通りの29MHz用のZEPPアンテナが設置できました。
設置した後に、1局ほど聞こえていましたので、実際にQSOをしてみました。
14:26分 29.06MHzにて、JE6KGX局 奥園さんとの1'stQSOが出来ました。佐賀県唐津市の局長さんで、この日は34℃にも気温が上がった酷暑との事でした。YOUR59,MY59のレポートでの交信が出来ました。
ひとまずアンテナ動作は問題ないようなので、片づけをしました。
夕方になって、29FMのバンドコンディションはどうかと思い、ワッチしてみました。17:50頃、29.18MHzで1局がON AIRしていました。早速お声がけしてみました。HF帯で何度も過去交信していた局長さんで、JI6NZS局の栗下さんでした。6回目のQSOとなりました。YOUR59,MY59のレポートでの交信ができました。
以前使用していた7MHzバーチカル+アンテナチューナーでの交信よりもずっと信号レベルも上がり、楽なQSOができるようになったと思います。
29MHz用自作ZEPPアンテナ設置はとてもうまくいき十分性能を発揮してくれています。これからのQSOが楽しみになりました。

後は、24MHzのZEPPアンテナの設置がありますが、どこに上げようかで悩んでいます。

つづく?

18MHzQSO on JULY 09 USE ZEPP ANTENNA 7mH

7月9日の会社から帰宅して18MHzを除いてみると結構開けているようでした。18MHzのZEPPアンテナを上げてからまだ1日目で、QSO実績がなかったので、試験運用がてらCQを出してみました。RFスコープでは結構な局数が出ているのが見えていました。バンドのコンディションとしては、ものすごく信号が上がり下がりがあります。こんな中でのQSOでしたが、以下8局とのQSOが出来ました。結構久しぶりにお会いできた局長さんもいましたし、私が開局1局目だった局長さんJE1UMGミナミさんともお会いできました。記念に私のQSLを額に入れて飾ってるそうで、私のQSLなんかで、本当に恐縮です。皆さんQSBの中のショートQSOありがとうございました。

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QSO分(下図)をハムログでQSL印刷しました。

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200W出力でのSWRの変動も気にしながらのQSOでしたが、SSBでの運用では、懸念していたSWRの変化も起きませんでした。何とかSSBではOKの様でほっとしました。

18MHz ZEPPアンテナの製作その1

29MHz,24MHz用のZEPPアンテナを作製したついでに、18MHz用のZEPPアンテナも作製しておきました。並列同調回路も5kΩ負荷で共振周波数もおおよそアジャストしてあります。以下昨日の話です。日中は晴れでしたが、3時頃から天気が悪くなり、小雨が小一時間ぐらいふっていました。アンテナ設置は無理かと思っていましたが、急に晴れて、屋根の瓦も乾いてきたので、ZEPPアンテナの交換をすることにしました。以前の作製したZEPPアンテナを下ろして代わりに今回のZEPPに新調です。作製記事にもよく載っていましたが、水抜きの穴をつけていませんでした。やはり、内部には水が溜まっていました。テーピングにて十分に防水できていると思っていましたが、たっぷりというぐらいの量の水が入っていました。結露もあるとのことなので、やはり、水抜きの穴は必要です。今回の作製したZEPPアンテナには、2か所開けてあります。
円筒形の両端にアンテナ接続ボルトと反対側はMコネ(メス)をつけましたので、ケーブルの接続と支柱につけるための工夫を少し行いました。アクリルの板を利用して縦て方向に可動できるように、塩ビのパイプに穴をあけ取り付けです。これで同軸コネクタも問題なく取り付け可能です。

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塩ビ管に2か所取り付けできるようにしました。今回は右の29MHzはつけず、代わりに18MHzのみです。(29MHz分エレメントは未作製)次回に24MHzか29MHzのどちらかを下側につける予定ではいます。向かってジョイント金具のある方が下側です。

アクリルの板も再利用品です。以前に試作した7MHzリニアローディングアンテナのスペーサーで使用したものです。捨てないでおくと案外再利用できるものです。

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後は設置です。前回のZEPPアンテナより1mぐらい塩ビ支柱が足されました。約6メートルぐらいでしょうか?

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設置後のSWRは1.6ほどありました。共振点は丁度バンドの中心に来るようにエレメントを調整しています。共振点でのSWRを落としたいので、インピーダンス変換を行うことにしました。トロイダルコアでのインピーダンス変換です。
約35Ω程度あるようなので、SWRが一番下がるタップ点を探り接続しました。それと、バリコンでSWR最下点となるように調整して終わりです。ほぼSWR≒1.1にて調整できました。シャック内でのバラック調整ですが、アンテナの下にソーターバランと一緒に後で取り付けしようと思います。バンド内がSWR=1.1でどこでも無調整でオンエア可能です。

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IC-7300MでSWRをチェックしました。
バンド内どこもSWR=1.0となりました。
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ネットワークアナライザーでのSWRは
下記のようにSWR≒1.1でした。
マーカー1:18.068MHz
マーカー2:18.168MHz

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ちなみにSWR=1.5以下は 17.892MHz~18.397MHz で、帯域幅は0.505MHzありました。アンテナとしては申し分ない帯域です。
負荷インピーダンスは33.36Ωから74.93Ωの準抵抗時に相当し、電力効率96.02% 電力損失が0.18dB の点が SWR=1.5になります。

少し気になっているのが、200W電力で、キャリアで調整時にSWRの変動が少しあります。使用しているコンデンサが同軸で、耐圧が1000V で 5kΩ負荷時で200Wの場合の電圧が1000Vなのでギリギリのようです。CWで使うには少しコンデンサの耐圧を上げる工夫をしないといけないかもしれません。SSBでは、何とか使用出来そうな感じです。

つづく?

インピーダンスでのSWR計の目盛りの計算式

VSWRをSWR計で表示するとベストマッチング50Ω系で50ΩだとSWR=1.0ということになる。BR200などでもSWRと抵抗成分を切り替えて測定している。
SWR計を作製するときに必要な各インピーダンス時のSWR値を求めるには、VSWR式から展開して50Ω系に接続するインピーダンスをZiとしてVSWR値とから抵抗値の関係式を求めれば可能なので、やってみました。

τ=(Zi-Zo)/(Zi+Zo),   VSWR=1-|τ|/1+|τ|  Zo=50Ω より
VSWRの式をτで変形して最初のτの式とイコールで展開してゆけばZiとVSWRの
関係式がもとまります。

τを等式でまとめます。
(Zi-50)/(Zi+50)=(VSWR-1)/(1+VSWR)
100*VSWR=2*Zi
∴ Zi=50*VSWR [Ω] と簡略化できます。 または VSWR=Zi/50 

VSWR=1.0の時は まさしく インピーダンスは50Ω
同様に以下のインピーダンス時が各VSWRに対応
VSWR=1.1 Zi=55Ω
VSWR=1.2 Zi=60Ω
VSWR=1.3 Zi=65Ω
VSWR=1.4 Zi=70Ω
VSWR=1.5 Zi=75Ω
VSWR=1.6 Zi=80Ω
VSWR=1.7 Zi=85Ω
VSWR=1.8 Zi=90Ω
VSWR=1.9 Zi=95Ω
VSWR=2.0 Zi=100Ω
VSWR=3.0 Zi=150Ω
VSWR=4.0 Zi=200Ω
VSWR=5.0 Zi=250Ω
各抵抗値を用意すれば、ブリッジなどで作製したSWR計に使用するメータにSWR値を目盛ることができます。BR200にて50Ωは標準でついてきていますが、今回は200ΩをMコネクタに入れて作製しています。ループ系のアンテナのインピーダンス確認用として、また50Ωと合わせて2点でのBR200の動作確認用に用意しました。BR200は結構年数経っていますので、いつ値がずれるかわかりません!作製したMコネの200Ωは一応ネットアナでSWR=4.0を1MHzから50MHzくらいまで安定していることは、確認してあります。
何れ精度の良い抵抗を準備して、100Ω(SWR=2.0)とか 75Ω(SWR=1.5)の標準抵抗も作製したいと思います。あると何かとSWR値等を確認できて便利でしょうから。
つづく ?
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