jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2018年05月

短縮ダブルバズーカの2EL化その1

7MHz用のダブルバズーカ(60%)短縮が国内QSOもDXでも十分な手ごたえ(使用感)があり、少しグレードアップしたくなりました。2EL化です。以前に作製した7MHzの2EL HB9CVのMMANAのシミュレーションデータを探し出して少し確認です。バズーカアンテナのMMANAデータは無いので(ネットで探してはいますが。。。)シミュレーションはしていません。

過去の設計データを確認してみました。とても面白いです.Hi

【自作2EL-HB9CVデータ】
2EL ボトムローディング(VP型) 
ブーム長=3.9m 
エレメント1=5.55m 
エレメント2=5.60m
短縮コイルQ=70,Q=100,他にQ=80も確認したりしてました。

◆アンテナ定義
コイルは集中定数4個の所です。インダクタンス値とコイルのQ値を入れます。
イメージ 1
MMANAはとても楽に設計の試算ができ、最適化などの機能もついているので、最良点などの確認もできて、とても重宝していました。アンテナパターンが見れるのがとてもいいです。

◆SWR
マッチングさせたときの
SWRと帯域が見れました。
イメージ 2

◆パターン
設計通りの各値が計算表示されています。
F/B比≒16.7(dB)
アンテナのインピーダンス表示も出ます
Z=25.961-j91.761
イメージ 3

◆アンテナの短縮コイルのQの違いでの確認
イメージ 4

アンテナの短縮コイルのQを変えた場合のパターンに影響がでるか、でないかなども簡単に確認できました。
以下は比較確認したデータからの結果です。
(あくまでもこのアンテナでの場合です。)

①コイルのQ値の違いはパターンに影響しません。(これは面白い結果です)
②Qを高くするとR成分が低くなるようでした。
  Q=70時   Z=25.0-j72.8
  Q=100時 Z=21.7-J73.0
③Qを高くするとGa(ゲイン)が上がります。(利得はQの高いコイルがFB!)
f=6.990MHz
  Q=70,  Ga=4.0
  Q=100,  Ga=5.1 
f=7.110MHz
      Q=70,  Ga=3.9
  Q=100,  Ga=5.0
④Qを高くするとF/B比が高い周波数側で少し上がる傾向。
f=7.080MHz
  Q=70, F/B=17.2 dB
  Q=100, F/B=17.3 dB
f=7.110MHz
  Q=70, F/B=17.8 dB
  Q=100, F/B=17.9 dB
低い周波数側はF/B比は変わりませんでした。
f=6.990MHz時 Q=70,q=100とも F/B=15.9 dB
f=7.020MHz時 Q=70,q=100とも F/B=16.3 dB
f=7.050MHz時 Q=70,q=100とも F/B=16.7 dB
⑤SWR1.5以下帯域幅 (Qが上がると帯域が狭くなります。)
f=7.050MHz時 
  SWR=1.5以下 
     Q=70、 帯域=64.3KHz
           Q=100, 帯域=56.4KHz
  SWR=2.0以下
     Q=70、 帯域=111.3KHz
           Q=100, 帯域=96.2KHz
帯域とゲインは相反する傾向があり、ゲインを取るか帯域をとるかをコイルを使った短縮アンテナは、妥協点を探ることになる事が理解できます。

上記のような考察がMMANAでは簡単にできます。これをバズーカでやりたいのですが、元となる設計のデータを探してはいますが、今のところいい情報はありません。
どなたか、バズーカのシミュレーションデータを作製した方がおりましたら、お教え願いたく、また情報提供頂きたいところです。

過去の回想は、これくらいにして、先に進めるため、位相給電用のパーツを準備作製しました。(というより、以前の自作のパーツを探して、不足分を追加作製しただけです。)
ブーム(3.9m)へ位置確認で位相用中継パーツを付けてみました。

バズーカエレメントからの接続と位相    マスト取り付け部での位相反転部
給電のターミナル部です。         ブームの接続部とバランス点が一致
外側のボルト部端子を使います。      外側のボルト部端子(クロス部)
イメージ 5 イメージ 6
                 
同上                  位相線の反転部拡大です。ここでクロス
イメージ 7 イメージ 8

ブームへの位相線の取り付けパーツの確認は済みましたので、新たにバズーカアンテナの同軸ケーブルをコイルで巻くボビンを用意しました。取り付けパーツは過去の作製したコイルなどから取り外して再利用です。少し磨けば、十分再利用できます。

イメージ 9

同軸コイル部のパーツ完了です。取り付けは、ステンレスのホースバンドで行います。
肝心の釣竿を確認したところ、先端部が折れていて短くなっていました。予備のパーツセンタ部がありますので、補修しました。継ぎ足し竿なので、通常は内側からいれるのですが、今回は前の竿が残っていた為、小型の丸ヤスリで少し削り、差し込んでエポキシ接着剤で取り付ける方法を採りました。30分で固まるタイプのエポキシ接着剤で作業は楽でしたが、結構垂れてくるので時々回転させて均一になるようにしました。少し手間はかかりましたが以上で釣竿(5.7m)の補修完了です。

上側の竿です。(白のエポキシ接着剤)
イメージ 10

以上で取り付ける部分のアンテナ部品はそろいました。あとは、取り付けるバズーカアンテナの作成と位相線の準備です。時間を見て行いたいと思います。

つづく ?

50MHzダイポール用の基台その2

天気が良かったので、アンテナ基台の塗装を行いました。既に錆止めを塗り十分乾燥しているので、黒色の早速ラッカースプレー(光沢)で塗装開始です。

イメージ 1
イメージ 2

イメージ 3 イメージ 4
          
          夏場では20分から30分で乾燥完了とのこと。
                             十分なくらい乾燥させました。
イメージ 5

錆止めまで塗った基台なので、当面は錆の発生はないと思います。
今日の基台の作業はこれで完了です。
次は、使用するマストを準備して、50MHz用のアンテナの作製を予定はしていますが、色々とやることがあるので、いつになるやらといった感じです。

つづく ?

電子申請Lite-免許の更新 

固定局の免許の有効期間が平成30年12月2日までありますが、満了の1年前より有効期間の1か月前までの間での免許の更新ができるので、今回5月の連休前に電子申請Liteにて行いました。更新手数料は書面で申請では3,050円ですが、電子申請では1,950円と安くなります。特ダネ そーだね!
1,950円は郵便局のPayEasyで支払いました。

私が申請したのは平成30年4月27日で受付され、局免許状の審査完了が5月22日でした。5月連休が入ったので、やはりその分で遅くなったようです。         前と同様に受付から審査中になってから免許状入れる封筒を入れて管轄の通信局に送付しました。免許状が折られないように大きめの封筒を入れて送っておきましたので、送られてきた無線局免許状に折り目は全くありません。Hi !

               自分宛の封筒です。
イメージ 1 

         折り目の無い状態で送られてきた無線局免許状
 イメージ 2

なお、今回の免許状には備考 記載がありました。以下
備考ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
無線設備規則の一部を改正する省令(平成17年総務省令第119号)による改正後の無線設備規則第7条の基準(新スプリアス基準)に合致することの確認がとれていない無線設備の使用は、平成34年11月30日までに限る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下局免許状と一緒に1枚の添付書類が付いてきました。以下抜粋
<保証が必要な変更内容>
基本旧スプリアス基準による技適・認証設備、旧JARL登録機種、自作機または、付属装置(RTTY・パケット・SSTV等)やリニアアンプ等を接続した技適・認証設備のいずれかを増設(取替)する場合、並びに、移動しない局の設置場所を変更する場合(移動する局から移動しない局への変更も含む)は「保証」が必要となりますので、関係する書類を一式(保証願書、変更申請書、無線局事項書及び工事設計書、送信機系統図等)を以下のいずれかの「保証実施者」経由で申請してください。

【保証業務を行う保証実施者】
→TSS株式会社保証事業部 電話03-6262-3686
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-11-1

または
→一般財団法人日本アマチュア無線振興協会JARD保証事業センター
電話03-3910-7263
〒170-8088 東京都豊島区巣鴨3-36-6

他、最も気になる旧スプリアス規格の無線設備についても下記の記載がありました。

【重要】旧スプリアス規格の無線設備の取り扱いについて
●平成29年12月1日以降は、旧スプリアス規格の無線機(送信機)での開設、追加(増設)又は取替の申請手続きを行うことはできません。
●旧スプリアス規格の無線機は、平成34年12月1日以降は使用できません。
●平成34年11月30日までに、次のいずれかにより対応並びに手続きを行ってください。
①新スプリアス規格の無線機への取替
②旧スプリアス規格の無線機について、次のいずれかにより新スプリアス規格に適合していることを確認の上、「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」を提出(a・bは測定データが必要)
a.フィルタの挿入(あらかじめ無線局変更申請による許可が必要です。)
b.実力値の確認
c.製造業者等が測定したデータの活用
d.保証業務実施者による『スプリアス確認保証』(200ワット以下の送信機)

※保証業務実施者(団体):一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)
【スプリアス確認保証に関するお問い合わせ先】
JARD保証事業センター(スプリアス確認保証担当)

いずれにしても、旧スプリアス機があると、平成34年11月30日までに 新スプリアス機を準備するか、旧スプリアス機に不要な輻射がないという証明をしてから申請しなければならないようです。
私の場合は、2台が対象です。TS-820S FT100の2台が対象です。HFは他にあるので撤去しても問題なしですが、FT100でのVHF/UHFを免許許可もらっているので代わりのVHF/UHFのスプリアス適合機を準備しなければなりません。FT100にフィルターを入れる手もありますが、本当にスプリアス輻射が適合範囲に入るかは不明です。荷造りし、保証業務実施者へ送ったりと何かと面倒ですし、どうしましょう?
まずは、免許状の更新は無事終了し手元に無線局免許状が届きましたので、少し考えることとします。
以上

50MHzダイポール用の基台

30数年前に東京秋葉原で無線機TS-670とアンテナ確か、八重洲無線のRS-Ⅼシリーズの基台付きのアンテナを購入した、アンテナマストをベランダ手すりに取り付ける基台部が鉄で表面錆だらけなので、錆を落とし、再利用することにしました。50MHzのアンテナ取り付け用に使います。
例の如く、ヤスリがけですが、+電動ドリルを利用して、作業の時間短縮です。

3点のパーツを全部錆落としました。
コーナーなど、若干錆が残っていますが、下塗りで錆止めをぬるので、問題ありません。
イメージ 1

なんとか鉄の光沢が少し出ています。ヤスリ掛けは
まあまあといった所でしょうか?

イメージ 2

以下速乾さび止め、錆落とし後の錆塗料です。随分使っていなかったので、ドロドロの為、薄め液でトロトロになるように十分かき混ぜてから塗装開始です。この作業も大変時間がかかりました。
イメージ 3
秋田では、昨日、大雨が降ったので、
外で乾かさず、小屋の中にて乾燥です。
今日は快晴でしたが。。。。。。。!
イメージ 4
十分乾燥させた後、黒のスプレーで仕上げ塗装を行う予定です。今週末にします。
本日は、ここまでです。30年間分の錆はかなりのもので、鉄の表面は全部錆で浸食されていました。ヤスリがけして、3点錆落としが全部終わるまで3時間はかかっています。

つづく?

7MHz短縮ダブルバズーカその2

5月の連休で天気のいいうちにと思い、思い切ってタワーに設置することにしました。
釣り竿を使用しているので、いたってタワーに設置するのが楽なのは、このタイプのアンテナのとても良い点です。ものの1時間もかからずに設置可能です。片手で楽に持てるのがいいです。私のタワーには、釣り竿アンテナがこれで2本目上がったことになります。3.5MHz短縮DPと今回の7MHz短縮ダブルバズーカアンテナになります。
タワーの一番上にあるのが今回の短縮ダブルバズーカになります。

ダブルバズーカ設置後タワー下より    タワー西側から
イメージ 1

 イメージ 2

短縮ダブルバズーカ設置後に7MHzにて試験運用してみました。
各局さん交信レポートありがとうございました。

イメージ 3

周期の比較的速いQSBがありましたが、ピークでは各局ともかなり強力な信号で届いていました。こちらのほうも短縮アンテナながら、まずまず飛んでくれていたようです。途中雨が降ってきたため共振周波数が下がってしまいSWRがあがりましたが、アンテナチューナーで調整とり直しして、交信続行は可能でした。良かったです。Hi 
5月2日(水) 少し暑かったですが、とても楽しいアンテナ製作日になりました。短縮ダブルバズーカアンテナの作製と設置、及び、試験運用でした。

仕様(長さ):
エレメント:ステンレスワイヤー長 3.66m(1.2Φ)
コイルエレメント間の同軸長:3C2V 1.40m
コイル部同軸3C2V巻き数、長さ:60Φ塩ビ管に15ターン(0.10m)
給電部コイル間同軸長:0.61m
全長=11.54m
給電インピーダンス:約50オーム
730V-1のバランを入れて給電してます。

以上
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ