コントローラの回路リレーの制御もうまく動いています。バリコンを固定コンデンサに置き換えをやりました。結果、同調はうまくゆきましたが、やはりコンデンサ1個の容量の大きなものは、3.5MHz帯での200Wには耐えられませんでした。キャリアを出しているうちにコンデンサが高周波で焼けて溶けてしまいました。SWR計を見ていると最初は同調がとれていますが、少しキャリアを出し続けているとSWR値が悪化してゆく現象です。この回路では、100Wぐらいで押さえて使うしかないようです。
あえてこの回路でやるとすると、数十KVの耐圧のコンデンサ、または、真空バリコン、大型バリコンが必要なようです。何せ、直列同調回路ですから、原理上、同調周波数でのパワー出力時は最大電流が流れますから!!!
コントロールボックスを開けた途端に白いけむりと、部品の焼け焦げたにおいがしました。あ~あ!!って感じです。せっかくコントロールリレー回路も正常に動作しているので、アンテナにコンデンサがシリアルに入らない、いわゆる延長コイル方式に変更することにしました。
使用していたコイルは流用しましたが、最初のコントロールボックスの仕様を少しかえました。
★★★ 最初の仕様 ★★★
切替バンド:
7MHz,3.8MHz,3.5MHz,1.8MHz
★★★ 変更した仕様 ★★★
切替バンド:
7MHz,3.5MHz,1.9MHz,1.8MHz
上記の仕様に変更した理由は、朝方の1.8MHzのCWを聞いたのですが、結構信号が強く入感するし、DXもバーチカルアンテナながら聞こえました。国内局はスローパーとかビバレージとかローバンド用の専用のアンテナとか、HIパワーの局が多いのか?わかりませんが、59+20dBで受信できてます。つまり、電信をワッチしてて面白いと思い始めたことで、3.8MHzを1.9MHzにしてしまいました。1.9MHzは国内局の和文が聞こえてました。1.8MHzは国外DXが聞こえてます。
延長コイル方式のバンド追加では、200Wの出力でもSWRの変化も悪化も全くありません。
とんだトラブルが多かったですが、やはり、落ち着くところに落ち着くものです。
以下変更したボックスの仮コイルセッティングです。ほぼ最終ですが。。。。
1.8MHzのコイルはかなりインダクタンスが多く、外しました。3.5MHz用のコイルはコイルに連続接続で4ターン追加して、1.8MHz用に、同様に、3.8MHzにもをもう一つ追加して(別場所に4ターン)1.9MHz用に、3.5MHz用は新たに巻き直したものを(13ターン)を取り付けました。
相変わらず、この便利なバランを使用しています。カバーを付けて防水防雪のつもりです。
実際の同調状態のSWR帯域等、動作を含め、別途確認する予定。
3.5MHzでの試験運用も行いました。
以下の局長さんと夕方16:47分から17:00にかけてコンタクトできました。
1局目:JA3OMK(京都市の中田OM)YOUR59 MY59
2局目:JH4UVQ(島根大田市の山本OM)YOUR59 MY59
3局目:JA2GXQ (岐阜市の戸崎OM)YOUR59 MY57 もしかして南極で運用した方?
皆さんありがとうございました。
うまく動作してくれています。
つづく