jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2017年10月

クランプフィルター比較

何かと便利なRFノイズ除去用のクランプフィルターを安かったのでアマゾンで購入してみました。

TNFフェライトコア(内径9Φ)20個セット 私の所での送料入れても\1,830で ≒@92です。

手持ちのTDK製の ZCAT2035-0930A と全く同じサイズでした。性能を簡便に比較してみました。一般にクランプフィルターのカタログでは100MHzでのインピーダンス(阻止抵抗分)を表示していますが、手持ちの測定器の測定時の周波数制限があるので、直接の性能とは若干異なりますがインダクタンスを比較(透磁率の大きさの比較)することにしました。インピーダンスは周波数に比例する公式(Z=2πfL=ωL)で、阻止するインピーダンスをコアの透磁率で比較です。透磁率が大きい、小さいがインダクタンス値の大きい、小さいになり性能の比較にはなります。ただし測定する周波数域での話です。

0.8Φの銅線を10ターン巻いて、インダクタンスを比較です。 イメージ 1 イメージ 2

測定周波数10KHz    測定周波数1KHz
TNF 0.2610mH    TNF 0.2717mH
TDK 0.4489mH    TDK 0.4533mH

結果はTDKのクランプフィルターの低い周波数では透磁率が≒1.6~1.7倍大きいということがわかりました。高い周波数域でのクランプフィルターの測定性能ではありませんので、注意ください。

TDKのホームページにあるTDK TechMag のクランプフィルターのリンクです。

上記TechMag中の抜粋です。
--------------------------------------------------------------------------------------
TDKのクランプフィルタは先進の磁性材料技術を駆使、高周波ノイズだけを吸収して信号電流の波形を歪ませない最適フェライト材を使用しているため、約1GHzまで安定した周波数-インピーダンス特性を発揮するのです。
--------------------------------------------------------------------------------------

とにかく、無線では、クランプフィルターは必要不可欠なパーツです。
今回の値段の安いTNFは、実際にモービルで使用していますが、マイクへの回り込みがクランプフィルターを取り付けることで、回避でき十分な効果を示しています。
安いので、いろんな気になるところに気にせず使える点はいいと思います。

3.5MHz短縮ダイポールの制作その3

ガママッチ釣竿ダイポールもほぼ完成していますが、昨日は雨で、アンテナ保護塗料を塗れなかったので、バランを準備することにしました。準備といっても、今回は、手抜きで、以前使っていたものの再利用です。一応動作上問題ないかを確認しました。50Ω 1:1のバランです。
1.8MHz,3.5MHzでのSWRを確認しました。

1.821MHz SWR ≒ 1.15                         3.551MHz SWR ≒ 1.4
イメージ 1
イメージ 2



















トロイダル単体では、少し3.5MHz以上でSWRが高くなっていますが、入力端にコンデンサを入れてほぼ1.8MHzから7MHzを SWR≒1.1で収まるようにします。バリコンで確認しました。数百PFのコンデンサになりそうです。あとでバリコンの合わせこんだ値を容量計で計測し固定の耐圧コンデンサで取り付けします。とりあえずは問題ないということで、ケース入れをしました。ケースも流用です。(以前制作した3.5MHz3.8MHzの切り替えリレーとバランです。)切り替え電源コード用の穴が2つ空いていますが、ホットボンドまたは、防水用のパテなどで後でふさぎます。しかしながら、使おうと思ったら、ホットボンドのヒーターが壊れました。新しいのを買わなければならなくなりました。穴ふさぎはホットボンドコテの購入後になります。
以前の2バンド切り替えの端子のアンテナ接続端子をパラレルに接続しています。単に穴ふさぎなんですが、他のバンドをスタガー的に追加も可能です。

ケース入れしました。

イメージ 3
 イメージ 4

イメージ 5 イメージ 6

イメージ 7 イメージ 8

イメージ 9
バランボックスの固定はアクリルの板を使おうかと思い取り付けましたが、もう少し別の方法を考えてみます。

来週の、土曜、日曜は天気になってほしいものです。ガママッチ短縮ダイポールアンテナ制作の残り作業が若干のこっています... 。

つづく

★気になる台風情報★
台風21号(ラン)が尾鷲市の南東約130kmにあって北北東へ55km/hで進んでいるようです。中心気圧945hPa、中心付近の最大風速45m/s、最大瞬間風速60m/s、25m/s以上の暴風域全域280km,15m/s以上の強風域西側1300km、東側750km 強いまま北北東への気象庁の台風情報少し気になります。明日の朝には暴風雨が吹き荒れはじめるようだ。

NHKのラジオでも台風情報のニュースが流れています。AM1:35現在
雨が特にはがしく降るとのこと、また、台風が強い勢力に変わったとのこと、
福島県から太平洋へ抜ける予報、朝6時頃とのこと


IC-7300M購入

無線でQSOしていて、相手局のトランシーバーが何かとICOMのIC-7300が今とても多い、なので使い心地はどうですか?と時々尋ねている。全員と言っていいほど、皆さんからは良いと回答をいただく。こんなQSOが続くことが多いため、なんとなくほしい気が湧いてきていました。HF機はyaesuの無線機ばかり買っていたため、以前からICOMの756のスペクトラムスコープがとてもいいと思っていました。また、モービル用としても50Wの免許に換えたい気持ちも少しあったのもあって、ついオークションでポチッとしてしまいました。9月の23日の夜のことでした。今もうすでに、手元に届いて使う準備中です。外観もとてもきれいで私には新品に見えるくらい良いもののようです。
今、モービルのHF機はKENWOODのTS-670の10W機です。バンドも7MHz,21MHz,28MHz(29MHz),50MHzのQUADバンドしか出れません。IC-7300Mをモービル用にするので、全バンド出れるようになります。(アンテナがないとだめですが。。。)
固定でも使用したいので、サムウェイのDXV201Lの200Wのリニアアンプを繋いで使います。
イメージ 1

また、実際の通信ログ(ハムログ)でのシリアル通信での周波数読み取りも行いたいのですが、ICOMはシリアル通信用にCT-17のCOMMUNICATION INTERFACE-V (CI-V)LEVEL CONVERTERをオプションで出しています。しかしながら、このレベルコンバータの回路図を作成してくれた方がいまして、よく見ると単にRS232Cのレベル変換ICを使っているだけの回路でした。なので、今余っているUSBシリアルケーブル(SRC06-USB)と秋月通販で購入してあるADM3202AN@200(MAX232@80互換)を組み合わせて動作確認してみました。(結果、うまくいきました。)

イメージ 3

J2は直接SRC06-USBになります。USBはパソコン(デスクトップWindows10)のUSB端子(2.0)につなぎます。

イメージ 2

IC-7300Mへは3.5ΦのミニプラグでADM3202ANの11PINと12PINの接続出力から繋ぐだけです。電源は5Vで外部から入れましたので、回路のレギュレータICは無しです。(このADM3202ANのICは3Vでも使用できるので、若干高いです。5V専用のMAX232の2倍チョットしています)

接続も終わり、パソコンの設定とIC-7300Mの設定です。ICOMの場合は複数台のシリアル通信も可能なようにアドレス割り当てもあるようですが、今回は単独でのシリアル通信設定です。IC-7300Mは下段のMENUから画面のSETをタッチして、外部端子,CI-V,CI-Vボーレート,19200、と押すとCI-Vボーレートに19200が表示され、セット確認できます。あとはRETURN,RETURN,RETURNで元の画面に戻ります。他の項目はセットしていませんが、次に設定の機会に参考になるように他の状態も写真で確認できます。いたって簡単です。
①外部端子にタッチ選択         ②CI-Vにタッチ選択
イメージ 4
イメージ 5

③19200にタッチ選択          ③タッチ選択後④設定確認表示
イメージ 6 イメージ 7

あとは、リターン、リターン、リターンで元の画面に戻ります。

次はパソコンの設定です。コントロールパネルからデバイスマネージャーをクリックして、ポート(COMとLPT)で表示されるシリアルケーブルのCOM番号を確認し、クリックして通信設定をします。IC-7300で設定した19200のボーレート、その他を設定します。(IC-7300Mのボーレートのオートは試していません。)

イメージ 8

最後の周波数読み取りするハムログアプリのシリアル通信設定です。
まずはハムログを立ち上げてからになります。
①オプション(O)から環境設定(K)をクリックし環境設定フォームを表示させます。
②設定5中のKENWOOD-1 or ICOM のリグと接続をチェックします。
③ボーレートを19200bpsに選択設定します。
④ストップビットを1に設定します。
⑤ICOM CI-V接続2とするにチェックします。
⑥下段のOKボタンを押してここで、半分設定完了です。

イメージ 9

⑦エスケープキーを押して、LOG-[A]を表示させFreqにマウスカーソルを当て右クリックで入力環境設定(K)をクリックします。オプション(O)から入力環境設定(K)でも同じです。
⑧リグ接続設定をクリック選択します。
⑨ICOM CI-V接続2をチェックします。⑤で設定したのと合わせます。
⑩下段のOKボタンを押して、全設定完了です。

イメージ 10

以上の設定を確定させるために、一旦ハムログを終了します。
ハムログを再起動します。
ハムログ再起動でも、周波数の取り込みをしない場合は、先のパソコンの設定が前のまま設定条件変更が反映されていないケースが考えられるので、パソコンも再起動させて、設定を反映させます。パソコンでシリアル通信設定した後すぐに再起動するのが間違いないです。

以上で問題なくシリアル通信ケーブルとレベル変換IC(ADM3202AN)でIC-7300Mの周波数をハムログで取り込みできました。後日、基板に組みケース入れしたいと思います。

IC-7300Mは、とてもシンプルで、皆さんが言っていた様に使いやすいです。画面にコールサインも起動時表示できます。マニュアルがなくても、タッチパネルなので、推測しながら多分こうだろう的な設定ができる感じです。触れば分かるって感じだと思います。SWRなんかも調査できるのも面白いです。アンテナチューナーは抜群のようです。他の機能も全部は見ていませんが、ざっと触ってみた感じ問題ありません。あえて言うなら売りのスペクトラムSCOPEの垂直レベル表示がもう少し高ければいいかなといったところです。まだまだ、メニュー上探っていない項目がたくさんあり、いつか確認できればと思います。

以上


3.5MHz短縮ダイポールの制作その2

最近のパターンで、夜8時に寝て12時に目を覚ましてしまい、寝れなくてTVを見てうとうとしてしまった。ふと、日曜に制作していたアンテナの制作防備録を記録するのを忘れていたので、書くことにします。
パーツもほぼ揃い、後は組み立てのみの状態だったので、日曜の午後3時頃からアンテナの組み立てを行いました。アルミのパイプ(30Φ)にボトムローディングコイル2個の取り付けと、釣り竿(5.4mX2)を取り付けです。釣り竿は抜けないようにタッピングビスで、プラスチックの下端部をねじ止めしてます。コイルは、ステンレスのL型金具を少し折り曲げてアルミのパイプに左右固定しています。コイルと釣り竿の取り付け完了後、アンテナエレメントのステンレスワイヤー(1.2Φ)を取り付けします。アンテナエレメントの片方は圧着端子加工してボルトで固定できるようにします。また、スタブのステンレス棒(1m)2本も片側を圧着端子加工してなおかつ、ステンレス半田付けしています。中継用で作製した布団干し固定プラスチックも取り付けます。スタブコンタクト用のアルミも取り付けます。

           ひとまず組み立て完成した後の写真です。
イメージ 1

ボトムローディングコイル部
イメージ 2

アンテナエレメントのたれ具合
(1.2Φステンレスワイヤー取り付け後)
イメージ 3

アンテナワイヤー取り付け後のアンテナのたれ具合もまずまずです。

アンテナの組み立てが終わり、バランなし同軸ケーブルを直接取り付けアンテナアナライザーでSWRをみました、地上高1.8mで3.48MHzあたりに共振点がありました。今回の調整はステンレスワイヤーの長さで調整します。多少切り詰めて3.53MHzぐらいにしておきました。アンテナと台地間の容量が減り、タワーに上げると少し共振点が上がることを見越してます。以上で、組み立ては完了としています。
最後にがま・マッチダイポールアンテナの概略構造です。

イメージ 4

ハムジャーナルでは4.5mの釣り竿ですが、私の場合は釣り竿は5.4mと少し長いものを使用し若干コイルデータ、スタブ部はアルミ線でなくステン棒に変えています。

また、ハムジャーナルでの3.5MHzのデータ上のコイルの仕様は下記となっています。実測値のようです。
----------------------------------------------------------------
短縮率25% 
インダクタンス:54[μH]
リアクタンス:実測値 933Ω、シミュレーション1300Ω
コイルデータ:40ターン、Φ60、密巻(ビニ線、外径:Φ2)
帯域幅(SWR1.5以下):27KHz
----------------------------------------------------------------

残りの作業は、1:1のバランの準備(買う?制作する?)とアルミパイプのテナコート処理(スタブ部除く)と各接続部の充填剤での防水処理があります。今週末の天気はどうでしょう?

なんか台風21号(ラン)がフィリピンの東を西にすすんで、今後は発達しながら北寄りに進むみたいなので、今週のアンテナ制作作業は無理かもしれません。

つづく?

3.5MHz短縮ダイポールの制作その1

4バンドのバーチカルアンテナの作成と平行進行で、3.5MHzの短縮ダイポールの制作の準備に取り掛かりました。以前に実際に作成し使用してた物と同じものを再現します。とても軽くて、アンテナの設置はかなり楽でしたので、取り付けも、取り外しも簡単になります。
1994年のHAM Journal No.89 の 第2特集 続釣竿アンテナ大研究(蝦蟇(がま)マッチ方式を採用、共振点の調整がラク!! 短縮ロータリ・ダイポール・アンテナの実験で紹介された3.5MHz,7MHz,10MHzのアンテナのデータ中の3.5MHzのデータを参考に作成した物です。
そのまま使用できる心臓部のコイルと、ステンレスワイヤー(1.2mm)が1セットずつあったので、改めて作らずに、若干リペアして使用することにしました。

上側が今回使用する3.5MHzの短縮コイルで、下側は3.5MHz,3.8MHzのタップを出してリレー切り替えで使用していた短縮コイルです。バンド切り替えボックスを使い2バンドとしたいところですが、今回はコイル再利用もあって、3.5MHzの1バンドになります。
イメージ 1

コイル作成とスペーサーの工作の時間が減り、アンテナキット作成の感じで行えるので、今回は随分と、ラクチンです。使用するスタブ動作の一部分になるアルミのパイプは、どうしようかと思いましたが、これも、錆を落として再利用することにしました。結構アルミの腐食がありますが、磨けば何とか再利用できそうです。

釣竿を取り付けるための塩ビパイプです。  さらに補強のために中にはアルミの
アルミパイプのサイズが大きく釣竿が入ら  パイプを入れています。
ないのでこうなりました。補強にもなります。
アルミパイプは後で少し磨きます。                                                  
イメージ 2 イメージ 3

以前作成した、ステンレスのアンテナ線のスペーサーは、日常生活用品です。
何かというと、布団干し用の押さえのプラスチックを利用しています。これが意外と丈夫で使用実績があります。                                              
  イメージ 4 イメージ 5

イメージ 6
  イメージ 7
 
イメージ 8 イメージ 9
    











  使用するステンレスワイヤー(1.2mm)です。 
これ以上太くするとエレメントが垂れ下がり見栄え
が悪くなります。釣竿をワイヤーで吊る
(ステーを張る)方法もありますが。。。
イメージ 10

他には、スタブ電線を取り付けるパーツがありますが、これも再利用することにしました。結局ほとんど再利用です。なんか、最近手抜きが多くなった!? 結構防水の充填剤がついたままなので、後でこれを取り除き、磨いて使用できる状態にします。
      
  アルミパイプとの接触部はテレビ用の
ステーパーツの一部品です。
イメージ 11

スタブを構成するショートコンタクト用のパーツです。左側は以前使ってたルーフタワーの補強アルミの部分を利用したものです。真鍮の棒を挟み込みスタブ導通させて使用します。右側は、上のステーパーツと組み合わせて同じように真鍮の棒を挟み込みアルミのパイプとスタブを導通させ使用します。どちらも同じ機能です。どちらかを使いたいと思います。
イメージ 12
  イメージ 13




  




この外にはスタブを構成するための真鍮の棒(1m)または銅の棒(1m)があります。作製時にスタブショートパーツと同様にどちらか使うか決めたいと思います。
マストにつけるクロスマウントはTV用の物を使います。
釣り竿ですが、5.4mのグラスファイバー竿を使います。アルミのパイプ2mと合わせると全長約12.8mの3.5MHzの短縮ダイポールとなります。
今回はアンテナパーツの準備でしたが、ほとんどそろいましたが、再利用の為、結構磨き作業が残っています。

実は今日、10月11日(月)は休みを取っています。Hi !
天気がいいと良いのですが、予報では一日中雨の様!

つづく

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ