この間の暴風で、アンテナの方向がずれた。単に方向修正で済むともくろんでいたが、実際にタワーに昇り方向を直しに向かったところ、方向修正だけでは済まない状態であった。なっ、なんとローテーターのマスト取り付け部の上部が砕け散っていたのです。もう、唖然としてしまいました。とは言っても、案外と冷静で、頭は修理で動いていました。先ずは、ずれている3ELのアンテナの方向を上の5ELと同じ向きに方向修正しボルトを締め直しました。何とか、ローティターの下部でマストが締められているので、そのままにしてタワーから降りました。早速その夜、オークションで該当するローティターの出品を探しました。たまたま、同じ形状のユニット(マストクランプ)で使えるタイプのものがあったので、必至に落札しました。支払いを済ませ、後は落札商品のローティターユニットの到着を待つばかりです。ということで、なんだかんだ日にちを費やしていました。その間、ローティターの破壊したユニット部を外す為に、マスト用の足場金具をローティター側のマストの下側に取り付け、タワーの枠にロープで固定しました。また、その若干上側にビニール被服のある針金で、マストを4方向から引っ張るように取り付けマストがぶれない様に対策しました。この後、ローティターユニット(マストクランプ)部を取り外しました。この状態で、数日ほっておいたのですが、風が強く吹いた日があり、アンテナを固定していたはずが、真南を向いていました。固定していたのは、南西の方角です。45°程ずれていたと思っていましたが、とんでもない2回転ほどもまわっていました。足場金具のボルトの締めが足りなかったかった為か、風でぐるぐる回ってしまったようです。今日アンテナを直さなかったらもしかして、アンテナの同軸ケーブルも引きちぎれていたかもしれません。今日は天候がとてもいいので、午前中休みを取り修理することにしました。週間天気予報では、今日以外は雪が続くようでしたので、とにかく今日修理してほんとによかったわけです。修理は早い方がいいですHI ! しかしながら、ここまでの間にも四苦八苦しております。

先ずは、破壊しているローティターユニット(マストクランプ)です。
風速37.3m/secには耐えられなかった様です。
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次にオークションで落札したユニット(マストクランプ)部です。
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実は、四苦八苦はここにありますローティターユニット(マストクランプ)部が厚すぎで、壊れたユニット部の代わりでそのままでは取り付けできませんでした。タワーの上部では、マスト固定ユニットで固定されているため、ローティターには直接は重量はかかってはいない状態です。落札したユニット部をグラインダーで2~3mm削り落としています。ユニットを取り付けしようと思いタワーに昇り、取り付けられないとわかってから丸1日、グラインダーがけです。今日も大丈夫だと思っていたのですが、4回ほどタワーを行き来しています。当然グラインダーで削り、そして、やすり掛けの繰り返しでした。うまくマストとローティターの空間に収まったときは、ヤッター!修理完成という思いです。ローティター下部を見てもらうとわかると思います。硬いこと硬いこと、グラインダーが、かなり削れて減っていました。おかげで、腕は今日も筋肉痛です。結構グラインダーは重いんですよ!いい腕の筋トレになります。取り付けは、超小型のモンキースパナを利用しました。新たに購入しておいたものです。普通のサイズでは柄がタワーにあたりまわすことができませんでした。次はマストをユニット部に締め付けです。Uボルト金具で取り付けです。最初マストの中心がローティターの中心になかったので、Uボルト金具が取り付け金具からほんの少ししか出てこない為、ボルトが締められません。なおさらバネワッシャなんかは入れられませんでした。どうしようって感じです。トラブルに次ぐトラブルか?と少し思いつつも、まず上側からバネワッシャ無しで、ボルトのみで締め付けることにしました。マストを手でグッとローティターユニット(マストクランプ)側に押し付けながら、左手で2か所ボルトでそれぞれ締めます。5mm程ネジ山がでてきた為、ボルトを締め付けることができました。後はレンチでボルトを締め付けます。先ずはバネワッシャ無しですが、上側を締め付けたことにより下側も十分Uボルト金具が取り付け金具から十分にネジが出てきました。バネワッシャを入れてボルトをそれぞれ2か所を締め付ける事ができました。この後は、上側のボルトをいったんはずし、バネワッシャをいれてボルトを同様に締め付け直しで完成です。マストを上に上げる方法もあるのですが、今回はやりませんでした。アンテナが2本乗っているので重量があるためです。今回は、入れ替える方法で、ローティターユニット(マストクランプ)を削る対応になりました。壊れたユニットと同じものであれば、削らずにできたわけですが、しょうがありません。取り付けたローティターユニット(マストクランプ)は本来なら削らずにやるべきでしょうけど! 
偏心止め用の針金を外し、足場金具もはずし修理完了としました。
シャックに戻り、ローティターの方向を確認し、方向ずれもなく無事終了しました。
今後、ローティターは予算をみて予備を購入しておこうと思います。