jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2014年09月

14MHz 3EL 準備1

ずっと前にクリエートの14MHzの3EL(型式CY203)を購入し、エレメント部を一部組み立てて、そのまま小屋に保管してあったのをタワーに上げるための準備を行いました。まずは全部品を小屋から出して並べて員数を確認します。

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先週の21MHzのCL15のバランとラジエータ接続用にステンレス板を使ってしまったので14MHz接続用のステンレス板がありません。被覆つき銅線で作るつもりでしたが、よくよく考えると、欠けて取り外した接続用のステンレス板もまだ十分に手直しすることで使えそうです。加工して再利用することにしました。1cmぐらい短くなりますが、十分使用可能です。欠けた部分を金切用ハサミで切り落とし、新たに取り付け穴をドリルであければOKです。穴あけ後にピカールで銀ピカに磨きました。パーツはすべてそろいました。

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本当は、アンテナをタワーに取り付けまで行う予定でいましたが、エレメントや、ブームのパイプを見て、今日上げるのはやめることにしました。理由はエレメントの表面が変色していたからです。錆ではないですが、アルミの表面が白っぽく変色しているものが何本がありました。
やる事は、ピカールでのパイプの表面磨きです。

【左側がピカールで磨いた後のパイプです。(エレメント接続用パイプ)】
磨いた後は光沢が出ています。見違えるようになりました。
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【主エレメントのパイプ磨き前後比較】
小屋の中でも時間が経つとアルミの表面も酸化しているようです。右側が磨いた後の    主エレメントです。やはり光沢が違います。
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【エレメントパーツ全部の磨きあがり後】
新品までとはいきませんが、光沢がかなり出ました。
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小屋から取り出しして、並べて、磨いて、何だかんだで、3時頃から5時過ぎまで結構磨きには時間がかかりました。
次の予定はエレメントをつないで、アルミの表面を保護処理です。テナコートは無いので、代わりに樹脂スプレーにて表面を保護する予定でいます。
また、タワー上での組み立て方も考えないといけません。これが一番たのしいかも!
つづく

21MHz 5EL CL15 修理その3

前日は雨が降ったので20日(土)のアンテナの修理は難しいのでは、と思っていたが、朝起きてみると意に反して、カラッと晴れて、アンテナ修理には最高の、風無し、日差しもほどほどで、持ってこいの天気になった。早速前日に用意したバラン、同軸ケーブル、取り付け用のネジ類や、シメラー、をタワーに上げるための籠に入れて準備しました。
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タワーの踊り場までロープで吊り上げます。後はずして磨いたラジエータエレメントもタワーに立てかけておいて、踊り場から引き上げます。8mHの踊り場なので、ロープで吊り上げをしなくても簡単にエレメントをタワーに引き上げることができます。早速安全ベルトを駆使してマストを登り、修理開始です。ラジエータ部を手が届くくらいにブームをずらしておいたのですが、今回はラジエータ部とバランを取り付けた後、もとの位置にブームをずらすのに、シメラーの道具を使うつもりでタワーまで引きあげて準備までしていましたが、ふとアイデアが浮かんでアンテナクランパを使う方法に急遽切り替えました。方法はいたって簡単なブームに引っ張る部分の針金(カバー被覆付)を取り付け、手で(人力)引っ張るといういたってシンプルな方法です。
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前は何もつけずにラジエータを手元まで引っ張ることができたので、道具を使えば多少素手でもどせなくとも、力の伝わり方がかなり違うので可能であろうと思ったのです。ラジエータを取り付け、スタブをネジ止めし、その後バランを取り付けました。早速ブームを元の位置に戻すための人力作業です。結構重心がずれているので、重いかとおもいましたが、ブームが腰の位置に来るように足場を決めてブームを引っ張る側に用意したクランパを取り付けて引っ張って見ました。ここはコツがいります。アンテナのブームがしなるので、しなったブームが上に来たときに引っ張ります。ブームをしならせてタイミングを見て引っ張る方法で、案外楽にブームを動かすことができました。ただし、動かせる範囲が、短いので、動かしては、クランパを緩めて位置をずらして、またクランパの取り付けネジをしめて、また引っ張っての繰り返し作業となりました。こんな簡単な方法で,CL15のブームを楽にもとの位置まで動かすことができました。アンテナ同軸ケーブルのマストへのテープ止めをしっかりと行い、無事CL15の修理完了です。道具も籠に入れて、下まで下ろしました。早速シャックに戻り、復活したCL15のSWRをネットワークアナライザーで確認してみました。

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マーカーの1から10までが21MHzの周波数範囲(21.000MHzから21.450MHz)です。
MK1   21.000MHz    SWR=1.415
MK2   21.050MHz    SWR=1.305
MK3   21.100MHz    SWR=1.193
MK4   21.150MHz    SWR=1.106
MK5   21.200MHz    SWR=1.055
MK6   21.250MHz    SWR=1.091
MK7   21.300MHz    SWR=1.162
MK8   21.350MHz    SWR=1.229
MK9   21.400MHz    SWR=1.280
MK10 21.450MHz    SWR=1.301
SWR最小は21.200MHzです。ほぼ問題ない範囲で全バンド帯域が使用可能です。外部アンテナチューナーなしでも使用可能です。

アンテナのSWR測定後、早速試し運用を行いました。
時間帯も夕方のJST18:00過ぎてからでしたが、強力にヨーロッパが入感し以下楽に8局とのQSOができました。さすがモノバンダー5ELという感じです。
スペインのEA-FOOTBALL LEAGUE TEAMS AWARD も2局コンタクトできました。
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次の日も朝からWもVKもコンデションはよくないのですが、27局とのDXQSOできています。
また、13年前のタワーが建ったときと同じような感じのQSOをすることができるようになりました。うれしい限りです。
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当分21MHzで遊べそうです。
次の目標は14MHz 3ELアンテナ設置です。 つづく

21MHz 5EL CL15 修理その2

今日は、同軸ケーブルの確認です。2001年設置の同軸コネクタ及び同軸ケーブルなのですが、コネクタの確認をしたところM型メスコネクタ部で白い粉がテーピングがしてあるにもかかわらずふいていたので、思い切って交換することにしました。バラン接続側のM型オスコネクタは問題ありませんでした。最初はテーピングしていたので再利用可能と思っていたのですが、まずは測定器を使い状態の確認を行ったところM型メスコネクタ部がNGと相成りました。
使用したのはネットワークアナライザーです。前のブログにてのアンテナのSWRを測定するのとまったく同じ接続で測定します。オープン、ショート、ロード(50Ω)にて測定周波数範囲を校正して、SWR値の確認です。周波数は6MHzから29MHzの範囲でのSWR測定としました。もちろんケーブルを方向性結合器につなぎ、ケーブルの先端には50Ωの終端抵抗を取り付けます。この状態でSWR値がかなりばらついていました。メス側のコネクタの根元近辺を押さえるとSWR1.0となりますが、何もしないとSWRがパラパラと大きく動きます。完全に接触不良状態が起きていました。
M型メスコネクタは交換することに決定したので、ケーブルの状況を見るためにM型メスコネクタの同軸部分を10cmほど切断してみました。
■M型コネクタメス部の同軸部切断
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この部分での同軸の外皮を少し剥いて、網銅線の状態の確認です。

■同軸の網銅線の確認
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完全に酸化して黒く変色しています。これでは銅線のシールド機能がまったく果たせません。この銅線酸化状態が何処まで及んでいるか確認してみました。
■同軸ケーブルの酸化部確認
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■酸化部拡大(かなりの範囲まで酸化がおよんでいます)
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■網銅線酸化の影響の無い部分の確認
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■網銅線酸化の境目(結構酸化が広範囲に及んでいます。水分が毛細管現象のような感じで酸化が進んだのでしょう!)
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結果として、M型メスコネクタの同軸長で、30cmまで酸化が及んでいました。長年使ったケーブルを再利用する場合は特にコネクタ部から1mぐらいはカットして、コネクタは交換して利用するのがよいでしょう。ただし十分なテーピング処理がしてある場合です。テーピングが雑な場合は、ケーブルの全交換が必要かと思われます。また外皮が破けている場合も全交換の対象にしたほうがいいと思います。
今回は同軸の再利用が可能そうなので、新品のM型メスコネクタに交換です。

■旧M型メスコネクタ(半田を取ってみたら同軸網線部が全部酸化してなくなっています。)
これでは接触不良は必至です。
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■新品のM型メスコネクタに交換します。
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以上でアンテナバランからシャックから引いたタワー上部に来ている同軸ケーブルまでの接続用コネクタ付同軸ケーブルの準備完了となりました。 次の土曜日か日曜日には間に合いました。ただし天気はどうなるやら? つづく


21MHz 5EL CL15 修理その1

今日の天気は暑くもなく寒くもなく、風もなくタワーの上の壊れたアンテナ修理には最適の天候でした。本当は、もう少し早く修理を手掛けたかったのですが、今日までのびのびとなっていました。理由は、台風、雨、強風、余りにも快晴で暑すぎ、体調不良等々?だ。時が来たという感じで、午前中は前日の二日酔いを少しさまして調整、午後は少し昼寝をして、2時過ぎから開始することになりました。先ずは対象アンテナよりひとつ下にある4バンド短縮ダイポールを下ろします。実は、この短縮ダイポールにはアンテナコントロールボックスがつけてあるのですが、コントロールケーブルのコネクタを見たところ、ボロボロにサビてコネクタがバラけるぐらい粉をふく状態だったので、急遽下ろすことにしました。次に本題の5ELです。壊れているのは、ラジエータのアンテナホルダーが割れて、しかもエレメントとバランの接続版も外れてしまっています。5ELのラジエータはマストから2本目とだいぶ離れています。ですので、マストクランプを緩めて、ブームをずらす方法をとることにしました。片方のブームが長くなるので、最初は、結構楽にずらせたのですが、ラジエータに近くなるにつれてだいぶおもくなってきました、なんとか手が届くくらいまでにずらすことができました。ずらせたのはいいのですが、この状態では元に戻すのは大変で、人力では無理な感じです。ブームにアンテナクランパをつけて此処をシメラーを使って引っ張る方法で対処することにしようと思います。ところで、バランもサビがコネクタの中にまで及んでいましたので、コネクタ部を秋月電子購入の新品コネクタに交換です。また、ラジエータとバラン間の接続版もやはり、断線してSWRが無限大の状態だったのですが、見て納得しました。これもとりあえず手持ちの14MHzの3ELの部品から拝借して使うことにしました。14MHzの3ELは通常のワイヤーで接続線を作り代用するつもりなので、問題ありません。新品のラジエータホルダーのアンテナを固定する付属のタッピングビスは2回目のラジエータホルダー交換なので、既にネジ山が崩れているためネジが効きません。なので前回同様ハンドリベッターでホルダーとエレメントを固定することにしました。勿論すでにドリルで前のリベッターを取り外してあります。

★参考画像 ハンドリベッター
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★ラジエータホルダー(テープにて中心部を保護してましたが、割れました。)
強風は凄まじい力のようです。
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★左がねじ止め穴が欠けて外れた接続板 右は新品
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★アンテナホルダーが欠けた為、その後、2次的に欠けた(ちぎれた)と思われる接続板
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★CB-3F/3K バラン
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★バランコネクタ部サビその1
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★バランコネクタ部サビその2
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★旧新Mコネクタ比較 (新品は秋月電子通販購入品)
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★新旧コネクタ比較 現物比較(新品は輝きが違います。)
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★コネクタ交換後のCB-3F/3Kバラン(内部も外部端子部も全て磨いてサビ落とし済み)
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ラジエータ関連のパーツ類は上記のように新品に交換で対処することにしました。
あとは、接続用のケーブルですが、バランにつないでいたM型オスコネクタはバランに接続したままの状態で芯線部がサビていたので、再利用するにはサビ落としが必要な状況です。間違いないのは、ケーブルもコネクタも新品に交換するのが一番間違いがないかもしれない。他ケーブルとの接続部は十分にテーピングされていたので、まるで新品状態のコネクタでした。時間があるので、何とか再利用の方向でやってみるか?今日はここまで、タワーの上は簡単にエレメントが動かないように固定してきています。明日は雨のようなので、コネクタ部がさびるかも?チト気になるが、錆びたら錆びたで、磨けばいいということで、本日はここまで、終了とします。
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