jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2014年07月

TS-820へのWARC17mバンド追加

TS-820はWARCバンドがついていないので、AUXに18MHzを追加してみることにしました。
24MHzもあるが、過去のこのバンドの運用経験からコンディションが上がったときのスウィープノイズがわずらわしかったバンドであるため、いまどきの18MHzを追加することに決めました。このバンドは最近の交信状況からしても、大変DXも国内も楽しめる上、バンドの特長として、他のバンドがNGでも比較的開けることが多いのでかなり楽しめるバンドだと思う。
前置きはこれくらいにして、TS-820へのWARCバンド追加のための局発の周波数の発振用のクリスタルが必要だ。
バンドと局発の周波数関係は バンド周波数+5.5MHzがX'TALの発振周波数となる。
18MHzでは X'TAL周波数=18.000MHz+5.500MHz より 
X'TAL周波数=23.500000MHz
この周波数でインターネット上で探したX'TAL 1個からオーダーできる クリスタルサン・ライフさんに注文しました。オーダー時にTS-820のPLL Unitの回路図もメール添付しています。

イメージ 4

基本的なオーダー時の各依頼設定値項目は細かく設定できるようでしたが、回路図から推測もできるとのことでした。いろいろありましたが、標準でお願いしてあります。あまり急ぐ必要がなかったので、通常の納期でお願いしました。いそぐなら、短納期も可能のようです。

TS-820のケースオープンしPLLユニット取り出したところイメージ 2 

局発の各バンドのクリスタル 追加は銀色のクリスタルです
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AUXに追加した 18MHz帯用のクリスタル 23.500MHz
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今回の18MHzの追加する前に、同じAUXで24MHzの追加をしていましたので、今回は前のコイル類はそのまま使うことにしました。受信用のコイル2個、送信用1個、PLLユニットの発信用1個の合計4個を18MHzに同調させるため、それぞれのコイルにC(47pF)を抱かせました。
X'TALの23.500000MHzのAUXの回路定数は21MHzのX'TALの発振回路定数と同じにしています。発振も良好です。特に問題ありません。
次は、PLLのUnitのメインのPLL発振部ですが、以前の24MHzの時、7Kタイプのコイルがなくて手持ちの10Kのコイルを代わりに取り付けていました。が、ここもC(47pF)を追加です。24MHzを18MHzのPLLロック発振周波数に下げます。Qが高くてだめかと思いましたが、ロック範囲はさほど広くありませんが、十分発振し、レベルも他のバンドと同じように十分ありましたので、PLLロックも問題ありませんでした。案外うまくいくものです。ここの同調用コイルのコアでロックする箇所を探してロックを確認します。局発が十分発振していれば,PLLのロックも問題ないと思います。TS-820のPLLユニットには発振のフリーランとNORMALのスライドスィッチがついていますので、フリーランの状態での発振周波数範囲を確認し範囲内にあればPLLのロックするかは間違いなく確認できます。
PLLがロックしてしまえば、もうWARCバンド追加は終わったようなものです。まだひとつすることがあります。それは、周波数のデジタル表示です。18MHzの場合の十の位の設定をする必要があります。14MHzバンドと同じ桁(”1”)なのでPLL ASSY UNIT内のAUXの端子を14MHzと同じB2につなぎます。ラッピングツールでAUXのPINとB2のPINをつなげばOKです。(私は、基板裏で、ワイヤーで半田付けしています。)以上で周波数表示も問題なく表示されるようになります。

B2のテストピンとAUXのテストピン
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B2とAUXをワイヤーで接続
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すべてハードウェアの追加設定が済んだら元通りに組み立てます。
最後の調整として、受信周波数と送信周波数の合わせこみを行います。
TS-820などファイナルが真空管のトランシーバーなどはDRIVEのつまみが、受信と送信の両方を兼ねているため、同調のズレを送信受信で無くすため調整が必要です。
受信調整には25KHzのマーカーを使います。メーカーでは18MHzのバンドのDRIVEの調整はありませんので、私の独自の使い勝手で調整位置を決めます。 よく使う周波数または18MHz帯の中心周波数などがDRIVEつまみの12時の位置に来るように設定します。

今回の調整周波数の18.125.0MHz
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先ずは、DRIVEつまみを12時に設定し周波数を18.125MHzに設定し送信状態にします。もちろんトランシーバーの出力のM型メスコネクタにはM型オスコネクタでダミーロードをつないであります。COIL PACK BOARDの送信用のコイルのコアを出力最大になるように合わせます。以上で送信調整は終わりです。
次にDRIVEつまみはこのままの位置で、丁度TS-820のFUNCTIONにある25KHzのマーカーに設定します。丁度18.125MHzを受信するとビートが聞こえているので、COI PACK BOARDの18MHz用の受信用コイル2個をそれぞれSメータが最大に振れるようにコアをまわして調整します。数回交互に調整すれば合わせこみ終了です。ついでに各バンドの送信と受信の合わせこみを確認しました。結構ずれていたので、すべてのバンドを合わせこみしました。以上でWARCバンド18MHz帯が追加なりました。
以下は参考まで、メインダイヤルと周波数表示の一致の確認写真です。

メインダイヤル00で 周波数18.000.0表示の確認
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古いトランシーバーはバンド増設用の空きAUXがあるのでこのようなWARCバンド追加をすれば、さらに楽しみが増えると思います。
以上

IC-2300修理-周波数ズレ

前にオークションで手に入れたハイパワータイプのIC-2300Dを修理するための部品取りようとしてオークションで格安(\2,300)入手したIC-2300ですが、程度がそんなにわるくないので、直して見ることにしました。

周波数がズレがあるということで出品者より以下のコメントがあったものです。
イメージ 7
コメントの一部
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【確認した問題(これ以外もあるかと思われます)】
送受信いずれともFズレしており、交信不可です。
出力それなりに出ていますが測定器なく不明です。
バックライトが切れており?画面表示が暗いです。
マイクで音声送信できますが、変調深さ不明です。
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また周波数は以下のとおり測定器で調べてくれていました
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とにかく周波数が低いほうへずれているようなので、調整箇所を調べて合わせることにします。確かに145.000MHzで送信しても、他のトランシーバーで受信してもSメータが振りません。受信側で周波数を低いほうへずらすとSメータがふれます。明らかに周波数ズレがありました。433MHzでも同様でした。早速周波数の調整に入ります。

先ずIC-2300のブロックダイアグラムでおおよそ見当をつけます。
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上記のPLLのブロックダイアグラム中のスワローカウンターのところの5.12MHzのX'talがどうも周波数の基準となっているようです。
次に回路図でそのX'talの周辺の回路を確認します。
イメージ 3
丁度 X1が該当のX'talです。このX’talの基準周波数が経年変化でズレていったか、もしくは調整トリマを回してしまったとかが考えられます。調整はC5の12PFのトリマコンデンサです。本来ならば周波数カウンターで合わせこみをするのですが、現在問題なく動作しているトランシーバーを周波数カウンター代わりにします。ただしやり方は超アナログ的なハウリングでのゼロビートでのゼロイン確認となります。ゼロインとは、周波数のビート(うなり)が周波数が近くになるにつれてビート数が減ってきて、最後にはハウリング(ピー)で周波数がドンピシャアジャストできる状態のことです。受信機が調整済みの場合は測定器代わりとなります。Hi!

以下実際のIC-2300の調整箇所の画像です。

IC-2300の上ケースをはずしたところ
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実際の調整箇所(C5:トリマ12PF)水色の電解コンデンサの上です
イメージ 4

案外と周波数のズレは簡単に調整できます。念のためできるだけ合わせる周波数は430MHz帯の高い周波数で行うと良いと思います。下の144MHzで合わせこむとズレが430MHzで出てくる可能性が高いと思います。周波数のズレは以上でまったく問題なく合わせることができました。
残りはバックライトと変調の具合ですが、バックライトはついてなくても特に問題ないので、そのままにしておきます。(どちらかと言うと、分解したときにランプがかなり熱を持つため液晶ディスプレーにも良くないと思われたので、現状のままとします。LEDとかに変えれば問題ないと思いますが。。。)
次の変調ですが、現状では蚊の鳴くような変調が浅い状態でした。変調を少し深くするには回路図からマイクアンプ回路のオペアンプのゲイン調整で良さそうです。
イメージ 6

IC5のNJM4558DのオペアンプのR50(100KΩ)の半固定VRで調整します。
イメージ 8

他のトランシーバと同じ程度の音量になるように適切に調整します。測定器があれば周波数偏移を調整できますが、厳密でなくても良いと思います。あまりゲインを上げすぎないことです。あげすぎると、バンドワイズが異常に広がり、隣のCHに迷惑になります。

以上で通常のトランシーバーとして生き返りました。このDUAL-BANDトランシーバーはつくりが結構頑丈で、液晶のトラブルは少しあるようですが、安定したトランシーバーだと思っています。メモリもありますし、メモリのスキャンもできます。なによりも部品に手をつけることができる、ディスクリートなのが一番です。


今日の20m40mバンド国内交信情報onJUL13

今日は各バンドでIARUのコンテストで案外と国内QSOがしずらいかと思いましたが、案外とできるもので、各OMと久々のQSOをすることができました。しかも久々のロングラグチューができました。

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各局今後とも4649です。

今日は、冬のストーブや灯油ポリのかたずけ、不要品の無料回収業者への引き取り依頼等で汗をかきました。その後でのQSOでした。

7MHzはコンディションの動きが感じられるQSOでした。また夕方はコンディションが上昇する傾向にあるようで皆さん59+まで信号が振ってきてました。


アルインコ電源DM-130MVのレストア

オークションで32A電源を\3000で落札した。その落札したアルインコのDM-130MVが7/11に届いた。あけて電源を入れる前に前使用者が長年使用していた分の汚れを落とすことにした。ケースを開けると昔テレビの中を見たときと同じような、黒いほこりのような物が、いたるところついて汚れている。
だいたい落札商品でこのところ新古品購入をのぞき、きれいな物に当たったことがありません。毎回掃除からの開始です。通常電源などの蓋は開けることがないので、よごれているのはいたしかたない。一通り掃除し終わって、外観上でAメータの指針が0以下で指示ずれしている。とにかくまず電源を入れることにした。
オークション説明どおり、電源のランプはついた。それ以外は素人でわからない。とのことなので、自身で確かめるしかない。早速確認開始です。電圧可変のVRをまわしてみた。電圧は上がったが、Vメータの指針が途中でひっかかる。ひっかかるとメータがVRをまわしてもそのままの指示で固定のまま、まったく使えないメータ状態、いわゆる、メータ、メータ、いや メタメタだ。電流のAメータもおかしい指示ポジションなのも合わせて、両方のメータを分解修理することにした。
前面パネルをはずしてメータを取り出しすのですが。もちろんメータは基板にハンダずけされていますので、最初にハンダを吸い取ってはずせる状態にします。基板は前面の2回路の出力端子もハンダずけされているので、これもハンダを吸い取っておきます。後は、電圧調整VR近辺の3つのタッピングビスをはずします。また出力の端子の基板接続ネジもはずしておきます。VRのつまみも取ってはずしておきます。以上で前面パネルがはずせて、VメータとAメータにご対面できるようになります。

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Vメータは指示板の接着材が固化しはがれていたので、ゴムのりで接着しなおしし、ひっかかりの原因であった指針の曲がりをピンセットで直線に直して、VメータはOKとなりました。
イメージ 3

Aメータは指針がまったく稼動状態にない。何かの拍子で突然、ひっかかり状態になってしまったのかわからない。とにかく指針の押さえのネジを緩めてみた。するとひっかかりなく指針がふれるようになりました。指針はひっかかりなく動くようになりましたが、0指示ポジションがNGです。

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0ポジションの調整は弧の字型の穴の中にあるポジション変更金具を動かして0位置に
合わせこみOKとなりました。
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メータを組みなおしし、基板へハンダ付けしなおして、ケースを元通りに戻してレストア完了です。

中のシールドも銀ピカで、ホコリもまったくありません。ケースの汚れも洗剤で落としたので、とてもきれいな電源となりました。
イメージ 5
以上で急遽のプチレストア完了しました。
感想:この型の電源はメータが弱いですね。先ずメータの文字盤の接着材がNGで外れています。オークションでのこの古い電源の落札者はメータの修理が必須かと思います。

今日の40m&20m&15mバンドQSO

SSNが199と上がってきているせいか、各バンドともGoodコンディションではないが、DXがきこえています。

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40mバンドでしかもダイポールアンテナで、ArgentinaとQSOができました。短縮ダイポールでですよ!何のことない、相手のアンテナに助けられたQSOです。 

15mバンドではSA(South America)のウルグアイがQSOできています。またヨーロピアンロシア、ヨーロッパもコンタクトできました。WorldWideに開けている感じです。

イメージ 2

15mバンドは日本時間のゴールデンタイムから信号は強くはありませんが(RS55とRS57)、次の日の朝方までワールドワイドにオープンしていました。

やはり20mバンドは朝方、最高にヨーロッパのDXの窓がオープンするようです。

最近はゴールデンタイムに寝て、夜の12時頃に目をさまして、朝方までDXワッチorQSOしています。おかげで、日中は少し眠いです。

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