jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2014年06月

ID-2300の修理

IC-2300という144MHzと430MHzのデュアルバンドトランシーバを持っていますが、各バンドの出力を上げたいと思い、オークションで、同型のハイパワー型機IC-2300Dを落札しておいたものをまずは蓋をあけて動作を確認して見ました。ネットで調べておいたのですが、この機種特有の問題があるらしく、皆さんが同じ悩みを抱えている機種のようです。
最悪なのが、液晶の表示不良のようです。他はボリューム、スケルチがきかない不良のようです。
オークションで落札したものは、最初は電源が入りましたが例によって液晶の数字が半分かけるようなかんじです。、この時点で、送信が生きているかを確認しましたが、2バンドとも生きて送信は問題ありませんでした。数回電源を入れているうち液晶表示が出なくなってしまいました。しょうがないので、元のIC2300についてきた回路図を見ながら、まずは各ICの検温です。動作しなくなったトランシーバーは触診が案外役に立ちます。例のごとくICや安定化レギュレータとかを触りまくります。すると2個ほど熱くて触っていられないものを発見しました。S7116AというICとレギュレータICの2つです。S7116Aはトーンデコ(レピータ用)関連のICのようです。レギュレータICはTA78L006APの6V150mAのレギュレータICでした。まずはレギュレータICが熱いままですが、出力の端子側の電圧を測って見ます。6Vなければならないはずですが、実際はかると3Vしか出ていません。これだっ!て感じです。もう頭の中では代替のレギュレータはどこだっけが始まっています。手持ちでは5Vの+、-用はたくさんありますが、6Vという半端な電圧は手持ちがありません。さてどうしようか悩みどころです。注文する前に+6Vを発生させて、動作するか確認しておきたいです。いいことに電源可変用のICが3個ありました。抵抗比で出力電圧を決めることができる、便利な3端子の+電源用ICです。型式はLM317Tです。ちなみにマイナス電圧用はLM337Tになります。今回はこれを使いました。ソルダーレスブレッドボード上でくみ上げます。なお計算での抵抗がないので半固定VRで可変できるようにしています。
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抵抗の比で電圧が決まります。
汚い手書きの回路図です
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Vout=1.25((R1+R2)/R1)
R1=120Ωを推奨 とあります。
出力を6Vとすると
6=1.25((120+R2)/120)
720=1.25(120+R2)
576=120+R2
R2=456Ωとなります。固定抵抗だと470Ωで約6.2Vですが、微妙に電圧が変わります。
実際の回路ではR1=100Ω、R2の抵抗は100Ωの抵抗とVR1KΩがシリーズにしてあります。(VRが0の最低でも100Ωが残るようにしてあります。)これで十分電圧がアジャスト可能となりました。
結果はOKでした。レギュレータICが壊れていたようです。
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ついでにVRもまったく効かないので分解してみました。あるブログでも分解して内部の回転版がはずれていたのを接着材でくっつけたなどとありました。がしかしこのセットのVRは完全に割れてNGの状態でした。よっぽどVRを強く押したのでしょう?通常使用ではありえません。
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なかの抵抗の3端子のリング状の部分にひびが入って抵抗が寸断状態でした。このため音が出ていなかったわけです。再利用はできません。ですので、オークションで代替のパーツを購入してあります。10KΩの抵抗ですが、50KΩしかなかったので、抵抗をパラに10KΩをつけることで計算上はOKとしました。実際に交換してパラの抵抗をつけないで、音量をみましたが、50KΩでもまったく問題ないので、実際はパラ抵抗はつけないであります。これでVRの音量も問題なく直りました。あとスケルチVRですが、スィッチ付でパワーのHi(25W)Lo(10W)の切り替が必要ですが、部品ではスィッチ付がなかったので、ストロークサイズが同じVRを購入してあります。飛び出しますがSWはありません。VRの機能のみです。パワーのコントロールは他にスィッチをつけて独立操作しようと思っています。検討中

SW付のスケルチボリューム
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オークション購入VR 左:SW付VR50kΩ 右:SWなしシャフト伸縮VR5kΩ
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上記の同じアルプス製のVR抵抗器で抵抗値すら違え、代用なりました。
(なお、参考まで、上記パーツはオークションで販売している 株式会社和海機工で取り扱っています。2個で500円、送料はメール便で160円、梱包も適切でした。)
当初ファイナル部のみ取り替えるためにオークション購入(\2,820)のIC-2300Dでしたが、もう少し表示部を何とか別のシステムで代用できないか検討してみたいと思っています。すれば完全再生になります。いつになるやらわかりませんが...。とにかくこの頃のトランシーバーは、パーツがディスクリートなのが本当にいいところです。今はやりのトランシーバーはチップですからやたらと手を入れることができません。バラック状態なので組み立てが残っています。もう少しこのままにしときましょうか?正面から見る表示だけがNGですが、斜めから見るとちゃんと周波数は見えています。つづく

今日の6m&15mバンド交信情報

今日は月曜で、休みをとったので、無線を楽しむべく、久々に6mバンド無線機をセットしました。アンテナはディスコーンアンテナとちょっと寂しいアンテナですが、とりあえず6mが送受信できます。
本体は裏に設置なので、説明は入れ物です。Hi
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今日は6mが若干開けているようで、2局交信できました。アンテナはディスコーンアンテナで高さは4mHです。ローカルラグチュー用のアンテナでも国内QSOはできました。

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よる、21MHzを聞いていると21.286MHzでVU2RAK局(インドの局)が聞こえていたので、呼んでみましたが応答がありません。信号は57ぐらいです。仕方ないので、しばらくバンドワッチをしていました。丁度夜の10時28分頃21.240MHzで、ZS3Y局が交信し始めています。アンテナはJA(JAPAN)向けで出力は400Wといっていましたので、こちらのベアフットと短縮ダイポールでは無理かと思いつつも、まず呼んでみました。信号はふわふわした感じで、コンディションが動いている感じがします。コールバックがありました。最初は「JL7 」と言う感じで、やっと取れているような応答でした。すかさず2回くりかえしで、マイコールサインを言って、スタンバイです。以前(2011年の6月)にすでに3回も交信ずみのVOLKER氏です。今回で4度目のQSOと相成りました。マイクの出力をイコライジングして明瞭度を上げた設定が、良かったようです。英語でSO LOUD (ラウド)と言ってくれたので、少し嬉しい感じです。久々のZS(アフリカ)でした。早く5エレの八木を直さなきゃ、いまオークションで格安で落札した8Dの同軸ケーブルが明日あたり到着する予定です。準備は着々とです。Hi

今日の15mバンド交信情報onJUNE14

今日は、朝方晴れていたが、寒かったので、ストーブをつけてあたたまっていたら、いつの間にか寝てしまっていました。おきたのが11時頃、その後昼ごはんをパンで済ませて、今日はソーラの契約が1時からなので、居間を片付けていました。コンディションが気になり、チラっと15mバンドをのぞいたら、国内QSOが開けていました。後で出ようと思ってましたが、トラブル発生、プリンターの文字がぶれる始末、インターネットと格闘し、何とかプリンターの設定をし直ししたりして、やっとうまくいった。もう夕方でした。一応バンドをのぞいてみると結構まだ開けている様子。17時からCQを出してみました。以下つながった局長さんです。1時間ほどQSOしました。
家とは別にシャックをお持ちのミヤザキさん、シャックと家との往復2時間ご苦労様です。
ミヤザキさんのシャックのアンテナに助けてもらっての交信でした。イメージ 1何年かぶりのコンタクトもありました。なかなか7エリアからはつながらない9エリアが今日は良かったです。QRPと自作ホームページをもっておられる内村さん、後でゆっくりホームページ見させていただきます。各OMさん、QSOありがとうございました。
今日はネットオークションで手に入れたBEHRINGERの真空管をつかっているマイクプリアンプ(MODEL MIC2200)の運用テストでのQSOでした。

パーツボックスのレストア

パーツボックスがサビて汚れているので、レストアすることにしました。
パーツケース型のものは他にも3つありますが、この引き出しタイプは2個のみです。

1:パーツボックスの中のパーツの整理
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2:パーツケース洗浄
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3:パーツボックス分解
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4:パーツボックスサビ落とし
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5:ペイント スプレーでペイントします。光沢タイプです。
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6:ペイント中
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ペイントは30分で乾燥完了です。
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6:組立後、パーツ類をケースイン
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新品とまではいきませんが、きれいに元のようなパーツボックスによみがえりました。きれいなので、すっきりします。このタイプのパーツボックスは小型で、持ち運びができるので便利です。
 いずれほかのパーツケースと中身のダブりとか分類がバラバラな面も一部あるので、パーツの整理を行いたいのですが、大したことではないにしろ、やることが多くて、未定の予定ばかりとなっています。ひとまず、ずっと以前から思っていたパーツボックスのレストアを完了することができました。つづく

FT-401Dの故障修理実施

6月4日に秋月電子通商から通販購入したパーツが届いていました。さっそく中身を確認し、パーツの新品ダイオードを取り出して、あらかじめ確認しておいた、電源回路の整流ダイオードとの交換作業を行いました。
 取り外しは100W位にパワー可変設定できる半田ゴテとだいぶ古いものですが、半田吸い取りツールのDESOLDERING TOOLのHAKKO SPPON 18 MODEL No 82 を使いました。

交換対象の整流ダイオードはD501~D508です。
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使用した半田ごて
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使用した半田吸い取りツール
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ダイオード取り外し後
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取り外しダイオードの導通チェック(順方向) 
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取り外しダイオードの導通チェック(逆方向)
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交換用に購入した整流ダイオード 
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  整流ダイオード交換後に動作したFT-401D(意外ときれいでしょ!)
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ということで、整流ダイオードを交換することで、FT-401Dがよみがえりました。実際にNG(ショート)となっていたのは、D503とD504の2本のダイオードでした。(ちなみに、安全を見て、すべてのダイオードを新品のPS2010R(1000V2A)に交換しました。
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 オークションで、代替えのFT-401を探して、入札したりしていましたが、入札不要になりました。ときおり、音声増幅回路のCRパーツの不良らしきノイズがでていますが、新品のCRパーツ交換等で対応したいと思います。とりあえずは、NG予測していた整流ダイオードのパーツ交換でうまくいきました。つぎは、時間をみて、取扱い説明書にある各部の調整をしてゆきたいと思います。つづく

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