jl7gmnのblog

yahooブログから移行してきました。アマチュア無線を中心としたブログです。

2010年06月

短縮ダブルバズーカ作製

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天気が良いので、早速短縮ダブルバズーカの試作をかねて7MHzでの同調を確認してみた。実際に長さを変えて、同軸ケーブルを巻き、最適長をだしてみるのである。もちろんクラニシのアンテナアナライザ-BR200を使ってIMP(インピーダンス)とSWR(スタンディングウェイブレシオ)を確認しながら巻いては同調点を確認し、ほどいては、また取り付けての繰り返しである。これが一番時間がかかるいわゆる、カットアンドトライである。当初作製した7MHzの1/2λのそのままの長さでは、同軸をコイル状に巻かなければ7MHzに同調しているが、同軸をコイル状に22ターンにしたところ5MHz台の共振点に下がってしまった。巻き数を19ターンに減らしてみても5.75MHzと思わしくない。このため思い切って同軸を30cmほどカットしてみた。共振点は同軸部のみの同調より計算すると30cmで270KHzほど周波数があがる換算である。1cmあたりは9KHzの割合となる。この割合を用いて7.100MHzを共振点とするとさらにカットする長さは1.5mとなる。カット長が少し長すぎるような気がして1mカットし、ついでに巻き数を2ターンへらして17ターンでやってみた。共振点は6.55MHzとまだ低い。巻き数を3ターン減らし14ターンにし、さらに同軸を40cmカットしてみた。共振点は6.93MHとまだ7.1MHzの共振点にはもう少しである。ここまでの確認はボトム(根元)に同軸コイルをつけての確認作業である。BR200のツールで同調点を確認している時にどうもクリチカルで帯域もかなり狭い感じをうけた。なおかつコイル状の同軸はかなり、周囲の影響をうけるようだ。2009年7月号のCQ誌での第2特集のダブルバズーカのp.74にはコイルは根元でなく給電部より2.5mの位置にての実験のようである。私の場合は25Φ、2mのアルミのパイプをコイルの取り付け位置とするため1m以内の位置取り付けとなる。一番根元から遠ざけた状態で巻き数14ターンにて同調点は7.3MHzと7.1MHzをはるか超えてしまった。ここで同軸部の長さをカットするのはやめて、同軸先端のアンテナワイヤー部の長さで調整することにした。今回ワイヤーは1Φのステンレスワイヤーを使うことにした。共振点が高いので、まずは銅線で仮に30cmほどを束ね取り付けて共振点を下げてみた。7.050MHzあたりになるのを確認し、銅線をステンレスのワイヤーに変えてステンレス用フラックスを塗り半田付けで完成とした。最終ステンレスワイヤー長は3.93mとなった。
後は、アルミのパイプに5.4mの釣竿を取り付け、ダブルバズーカをテープとバインドで取り付けて完成である。完成するとアンテナを上げてみたくなる。実際に6mの位置に上げてみた。共振点は上がるかと思ったが、ほとんど地上2mの時と変わらない。実際に無線機につなぎSWRを見てみた。
7.000MHzでSWRは1.2、7.04MHでSWR1.0、7.080MHzでSWR1.3となっているどちらかと言うとCWバンドに共振点があるようだ。いまこの状態でタワーに上げるとさらに共振点が自由空間で必ず上がると思われるので、これでOKとすることにした。あとはもう一本同じものを作り位相給電をおこないHB9CV化を行っていく。ちなみに既にベランダに設置してある1/2のダブルバズーカと受信状態を比べてみたが、短縮バズーカがSメータの針で1,2本分弱い局があったり、かえって短縮バズーカのほうがSで1つ良い局もあったので、まずまずではないか。全長12.6mのダブルバズーカ、約60%短縮アンテナとしてはすばらしいと思う。
作製時の参考写真を添付しました。尚写真ではテーピングしてない先端部の写真となていますが、実際は融着テープで処理してます。つづく

ダブルバズーカ

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最近ANNTENAの記事でダブルバズーカの特集がよくでてくる。私も7MHzように1本上げてあるがとても良い。最近のバンド拡張での帯域の広いバンドにはうってつけだ。帯域の広いことと、このダブルバズーカの短縮実験をした記事が載っていたことより、ダブルバズーカのHB9CV化をやってみようと思い立った。早速構想を簡単に図示してみた。うまくいくかいかないかは、試してみないとわからない。
まず思い立ったついでに、同軸ケーブルを20m分(10m物を2個)買ってきた。すでに持ち合わせの3CFVで1本作ってあるので、もう1本分の同軸を購入した。7MHzなので同軸は次の長さになる。

使用する周波数を7.1MHzにするとして同軸部の長さ=(300×0.65)/(7.1×4)≒6.86mとなる 1/4λ=(300×0.95)/4≒10.03mより 同軸の先のエレメント長=(10.03-6.86)≒3.17m
注)0.65:3C2V系の同軸の速度係数
  0.95:導体を高周波が流れる時の速度係数(空中より95%ぐらい遅くなる)
                               ワイヤアンテナハンドブックより

この長さの同軸部のみを短縮しHB9CVにするブーム長を通常のHB9CVの135°の位相になるように1/8λの5.01m程度にしようかと思う。通常のHB9CVであれば利得が4dBでF/B比15dBぐらいになる。誰もダブルバズーカを短縮でのHB9CVにしたことは聞いたことが無いので、やってみる価値はあると思った次第である。製作は土日の日曜大工で、ステップバイステップでやる予定なので、少し日にちがかかると思う。
なおマッチングは25Ωぐらいになるだろうとおもわれるので、トロイダイルコアでのインピーダンス変換を行う必要があると思われます。これは実測してコアに巻くインダクタの巻き数を決めようと思う。

参考までに、現在はブームが折れて降ろしてあるが、タワーの1番下のアンテナが、この間まで使用していた、7MHz短縮HB9CVの写真です。つづく
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