7MHzのバーチカルを立ててから10年近く経ったろうか、鋼管の根元が錆びて穴が開き始めてきてたので、交換することにしました。2本鋼管をバーチカルアンテナの支えとして使用していましたが、最近なんとなく7MHzでのSWR1.5以下のバンド幅(帯域)が狭くなったと感じていました。少しアースが悪い状態になっていたと思います。思い切って鋼管の交換をすることにしました。今回は錆びの対策として、どぶ付けの鋼管を2本奮発して購入しました。少し高かったです(@¥1,780)前の2本の鋼管のうち1つは、鋼管の自在金具のネジを緩めて外した後、手で折れるぐらい錆びていました。もう片方は、錆びてはいますが、丈夫なので補強として残しています。



足場鋼管を支柱として使っていましたが、鋼管の中に雨水が入り、そこから錆びが発生し、ボロボロに穴が開くほどまでに錆が広がっていったと思われます。ここは、海からはとても近いので日本海からの西風で特に風の強い時は、海水を噴き上げて運んできます。塩水の雨となるので、なおさら錆びは進んだ訳です。今回購入したどぶ付けの鋼管は溶接で蓋もついており、2か所穴がありますが、ふさげば、密閉となり、雨がなかにたまることはないので、その点は安心です。値段が高いだけあります。!?
天気が良いと思い、作業を開始しましたが、途中から雪が降ってきました。なおかつ風も少し強くなってきました。作業は、止めるわけにはいかないので、そのまま続けました。

かなり雪も降っていたので、少し周りが雪で白くなってしまいましたが、何とか設置完了しました。真ん中がバーチカルを保持するための鋼管で、少し土の面より浮いています。左右が土に打ち込んだ支え用のどぶ付けの鋼管です。少し見えている右側の鋼管が前の支え用で今回も補強用で使用しています。1本だけ根元から折れた残骸がそのまま下に見えています。抜くのは大変なので、そのままです。
早速、7MHzでのSWRチェックをしました。以前の建てた時の様にブロードです。7MHZ帯はSWRは1.5以下です。やや共振周波数は6.8MHz辺りにあるようです、風で少しふらふらしていました。もう少しエレメントを短くするか、アンテナとボックス間接続の銅線を短いものに交換するとかで調整しようと思います。ノイズもSで7~8振っていたのが、5ぐらいに減っています。やはりアースが重要なことがわかります。なんとなく電波ののりもいいです。


調整はしなくても、このままで7MHzは十分使用できます。
アンテナの共振周波数の調整とエレメント自体のメンテナンスを次回天気のいい日に行いたいと思います。天気のいい日にやることが、増えてきました。どれから先にやるか考えないといけませんね!
作業を終わってから、雪と風はおさまり、お日様まで照ってきました。アンテナ作業をする時はいつも、こういう感じです。タイミング悪い時が多いです。でも目的の鋼管作業は無事終了です。めでたし、めでたし。
つづく ?