トリプルバンドトランシーバー VX-7のスピーカーマイクロフォンのPTTが壊れて送信することができなくなりました。以前から少しPTTの接触が悪く送信が途切れたりすることがありましたが、完全に送信できなくなってしまったので、スピーカーマイクロフォン(MH-57)の原因を探るべく、分解してみました。分解して直接PTTのSWのランドをショートさせてみましたが、ショート中は問題なく送信します。回路の断線等は起きていないことになります。という事は、SW自体の問題ということになるわけで、SWを強く押すと送信したり、送信しなかったりの状態が再現しました。SWの端子の半田付け面を確認したところ、単純にSWの端子の半田クラックが起きている様です。SWを押すとSWの端子が半田面で動きました。すでに何回もSWが押されるため端子とパターンランドの半田との間には隙間ができています。完全にランドとSW端子間は断線状態です。

                                       PTT SW端子の半田クラック
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PTT SW端子の再半田付け
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今回は、通常送信するときに力を入れて PTT SWが押されるため徐々にSWに加わった力で、半田面のランドとSW端子間での半田クラックが発生したのが原因と思われます。一旦SW端子の半田を吸い取ってから、新たな半田で付け直ししました。当分の間は持ってくれると思います。

このスピーカマイクはケース間にパッキンが入れてあり、アウトサイドでの通常使用など、少し位の雨でも問題ない感じです。大事に使いたいと思います。
プチ修理でした。