ネットワークアナライザーR3753BのVGA出力を使ってフォトフレームの液晶を使ったオリジナルの液晶交換がうまくいったと思っていたのですが、VGAのケーブルの引き回しを確認したところ、まったく通す場所がなく、VGAケーブルでの使用はあきらめる羽目になってしまいました。結局はHDMIケーブルが通せるので、余分にVGA-HDMI変換ケーブルが必要になってしまいました。
内部を開いたところ 左のコネクタの穴がHDMIケーブル通しOK


VGAはケース内引き回しがコネクタが大きくてだめでしたが、HDMIケーブルは問題なく通せたので、VGAからHDMI変換用のインターフェースケーブルをアマゾンで注文しました。VGAからHDMI変換と余計な変換ですが、実際にケーブルが届き動作確認してみると、VGAとまったく同じで問題ありません。当初、液晶変換基板のみで安いと言い切りましたが、結局は1719円の追加になってしまいました。

本体のシャーシにVGAケーブルが通る穴をあければ済むことなのですが、そこまではしたくありません。オリジナルは維持しておきたいのでこうなりました。HDMIケーブルは十分すぎる長さなので、R3753Bのパネルの裏で巻いて調整しています。
それと、液晶用の基板の電源もHDMIケーブルのUSBコネクタの電源と同じ5Vなので、R3753Bの裏パネルの未使用穴を使いDCジャックを取り付けて本体パネル裏に中継の基板を取り付け、基板にはUSBのジャックを取り付けVGA-HDMIのUSB電源プラグをさしてなおかつ液晶用の基板へもプラグ付ケーブルで供給しました。基板も裏パネルのもともとある穴を利用しています。
DC5Vの中継基板 USBコネクタのpin配置①+5Vと④GND



VIDEO出力(VGA)とHDMI変換ケーブル 液晶基板とVGA-HDMIケーブルの電源


液晶基板の接続DC5VとHDMIケーブル SW基板と赤外線センサーケーブル延長


赤外線センサーのケーブル接続延長 SW基板とセンサーケーブルの取り付け


液晶用基板とSW基板のパネル裏取り付け 接続ケーブル、コード、赤外線ケーブル


後先の写真になってしまいましたが、上の右端のもともとの液晶ユニットへの接続コネクタ、バックライト用のコネクタ類は使いませんので、宙に浮いています。
HDMIケーブル、DC5Vプラグ、赤外線、パネル用キーボード関連フラットケーブルコネクタをつないで、全面パネルを元の状態に戻します。やっとのことで完成です。VGAでつなげれば、今回のHDMIへの変換ケーブル追加はいらなかったのですが、しょうがありません。液晶基板はHDMIで動作です。もともとの液晶と同じサイズでしかも全面から見るとかえってきれいな感じなので、気に入っています。VGA-HDMIコネクタをネットワークアナライザーからはずして、PCにつなげばR3753Bの画面はモニターになります。いまどきVGA出力のあるPCは少ないですが...
赤外線のリモコンの受信センサーも裏パネルから延長ケーブルでだしましたが、画面の設定を一度してしまうと、もうリモコンを使うことがありません。他の入力のケーブル引き出した場合は、モード切替が有効ですが、VGA以外,DVI入力がありますが、まず使わないです。リモコンは意味がない感じですが、ひとまずVGA出力を使った液晶取り付け完了とします。
いつか元々の東芝の液晶が安く入手できた場合は、元に戻すことも視野に入れた代替え液晶取り付けでした。R3753Bはとても使いやすいネットワークアナライザーです。アマチュア無線では十分すぎる計測器です。大事に使いたいと思います。