29MHz,24MHz用のZEPPアンテナを作製したついでに、18MHz用のZEPPアンテナも作製しておきました。並列同調回路も5kΩ負荷で共振周波数もおおよそアジャストしてあります。以下昨日の話です。日中は晴れでしたが、3時頃から天気が悪くなり、小雨が小一時間ぐらいふっていました。アンテナ設置は無理かと思っていましたが、急に晴れて、屋根の瓦も乾いてきたので、ZEPPアンテナの交換をすることにしました。以前の作製したZEPPアンテナを下ろして代わりに今回のZEPPに新調です。作製記事にもよく載っていましたが、水抜きの穴をつけていませんでした。やはり、内部には水が溜まっていました。テーピングにて十分に防水できていると思っていましたが、たっぷりというぐらいの量の水が入っていました。結露もあるとのことなので、やはり、水抜きの穴は必要です。今回の作製したZEPPアンテナには、2か所開けてあります。
円筒形の両端にアンテナ接続ボルトと反対側はMコネ(メス)をつけましたので、ケーブルの接続と支柱につけるための工夫を少し行いました。アクリルの板を利用して縦て方向に可動できるように、塩ビのパイプに穴をあけ取り付けです。これで同軸コネクタも問題なく取り付け可能です。

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塩ビ管に2か所取り付けできるようにしました。今回は右の29MHzはつけず、代わりに18MHzのみです。(29MHz分エレメントは未作製)次回に24MHzか29MHzのどちらかを下側につける予定ではいます。向かってジョイント金具のある方が下側です。

アクリルの板も再利用品です。以前に試作した7MHzリニアローディングアンテナのスペーサーで使用したものです。捨てないでおくと案外再利用できるものです。

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後は設置です。前回のZEPPアンテナより1mぐらい塩ビ支柱が足されました。約6メートルぐらいでしょうか?

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設置後のSWRは1.6ほどありました。共振点は丁度バンドの中心に来るようにエレメントを調整しています。共振点でのSWRを落としたいので、インピーダンス変換を行うことにしました。トロイダルコアでのインピーダンス変換です。
約35Ω程度あるようなので、SWRが一番下がるタップ点を探り接続しました。それと、バリコンでSWR最下点となるように調整して終わりです。ほぼSWR≒1.1にて調整できました。シャック内でのバラック調整ですが、アンテナの下にソーターバランと一緒に後で取り付けしようと思います。バンド内がSWR=1.1でどこでも無調整でオンエア可能です。

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IC-7300MでSWRをチェックしました。
バンド内どこもSWR=1.0となりました。
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ネットワークアナライザーでのSWRは
下記のようにSWR≒1.1でした。
マーカー1:18.068MHz
マーカー2:18.168MHz

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ちなみにSWR=1.5以下は 17.892MHz~18.397MHz で、帯域幅は0.505MHzありました。アンテナとしては申し分ない帯域です。
負荷インピーダンスは33.36Ωから74.93Ωの準抵抗時に相当し、電力効率96.02% 電力損失が0.18dB の点が SWR=1.5になります。

少し気になっているのが、200W電力で、キャリアで調整時にSWRの変動が少しあります。使用しているコンデンサが同軸で、耐圧が1000V で 5kΩ負荷時で200Wの場合の電圧が1000Vなのでギリギリのようです。CWで使うには少しコンデンサの耐圧を上げる工夫をしないといけないかもしれません。SSBでは、何とか使用出来そうな感じです。

つづく?