50MHzのダブルバズーカ用の釣竿を固定するパイプを準備出来ないため、(パイプカッターが行方不明??)29MHz専用のアンテナがなかったのを思い出し、FMバンド用にZEPPアンテナを作ることにしました。情報は、ネット上にあるので省略です。以前にも18MHz用のZEPPアンテナを製作済みなので、勝手はわかっていますが、今回は並列同調回路のコイル部をアルミ線を使うことにしました。径も2.5Φととても太くなります。また、共振用のコンデンサも以前はバリコンを使用しましたが、今回は同軸ケーブルをコンデンサ容量として使用します。カタログ上では、静電容量[pF/m]などと規格が載っています。今回の5D2Vのケーブルでのメータ当りの容量は規格より、100pF/mです。
29MHzでの容量は14pFで同調させるので、同軸を7cmを2本(実際は接続部としての部分があるので9cm)用意します。並列にして14pFにします。容量が固定なので、共振周波数の最終調整はコイルの間隔を伸ばしたり縮めたりの調整になりますが、おおよそネットワークアナライザーで共振点を確認しますので、心配はありません。共振点を見ながら設定出来ます。

コイル材料:アルミ線 (2.5Φ)     25Φのアルミパイプに巻きました。
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5kΩの負荷抵抗でネットワークアナライザ-
のSWRで確認。リターンロスでも同じ   ケーブルを繋いで空中釣り状態で測定
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リターンロスでの表示          SWRでの表示
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調整はSWRで行いました。特にアベレージングがONだと、波形の動作が遅延されるので、調整時はアベレージング機能はOFFにします。こうするとリアルタイムでの波形の動きになります。
最終のコイルの巻き数は13.5ターン、容量は変わらず≒14pF、給電部タップ点3ターンにて、29.15MHzの共振点、SWR1.1まで下がりました。

          
上のネットワークアナライザのリターンロス,SWRの波形はコイル巻き数が15.5ターン、給電点タップ点3ターンの最初の状態です。

大体出来上がったので、次は24MHzのZEPPアンテナ製作です。単純にコイルの巻き数を少し多く巻く程度で29MHzのZEPPアンテナと内容は全く同じです。

コイル巻き数16ターン
給電タップ点3-1/4ターン
共振同軸長さ7cm(実際はエレメントまでの接続線との半田付け部があるので、9cm位)

巻き終わって圧着端子カシメ後のコイル
共振用の同軸容量≒7pF 2本並列 14pF     同軸コンデンサの並列接続と端子線
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ネットワークアナライザでの確認のため
同軸ケーブルと負荷5kΩを接続した24MHz用
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リターンロス:-26.075㏈:fo≒24.94MHz  SWR:≒1.2:fo=24.94MHz
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上側24MHz用、 下側が29MHz用
ボビンは40Φの塩ビ管、蓋は40Φ用の蓋
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M型メス4角コネクタがなくなったので、塩ビ管への組み込みは29MHz用のみ行いました。エレメント線側の圧着端子を直接ボルトネジで蓋に取り付けしています。特に塩ビパイプの中での固定はしていません。給電点タップとアースの圧着端子へ短いACコードを用いてM型メスコネクタに芯線半田付け、アースはターミナル端子に半田付けしねじ止めしています。最終の処理として、蓋をタッピングビスで数か所抜けないように固定します。それと防水処理のパテを完成時に蓋とMコネクタ根元に塗りたいと思います。
本日はここまでです。

あれ、今日は日本対セネガルのW杯サッカーがあった。これから少し見ます。けど少し眠い。。。。。。

つづく?