昨日、いつか作製しようと思っていました50MHzのアンテナ製作にやっと取り掛かることが出来ました。アンテナはダブルバズーカです。
基本設計は、別冊CQ ham rdio '93/3 ワイヤーアンテナを参考。

【ダブルバズーカの設計】
同軸スタブ部長さ:ℓ1 [m]
設計周波数: f  [MHz] = 50.2
エレメント部長さ:ℓ2 [m]

               ℓ1=(300 x 0.66)/(4 x f) [m]
               ℓ1=(300 x 0.66)/(4 x 50.2) [m]
               ℓ1≒  0.986 [m]

     ℓ2=(300 x(1- 0.66))/(4 x f) [m]
               ℓ2=(300 x 0.34)/(4 x 50.2) [m]
     ℓ2≒  0.507 [m]

以上が設計値ですが、実際は使用する同軸により短縮係数(0.66)が異なりますので、同軸により係数変更が必要になります。共振点の合わせこみは基本はℓ2のエレメントにて合わせこみしますので、同軸の短縮係数はあまり気にせずにラフに長めに作製し、切り詰める方法で問題ないと思います。共振周波数合わせのカットアンドトライが一番楽しいところです。Hi !
気にする方は下記ネットのトランジスタ技術の資料の同軸ケーブルの波長短縮率を使用すれば気が済むと思います。Hi ! 

上記の表から確認すると、私の使用した同軸ケーブルは3C-2Wのようです。

[ダブルバズーカ製作]
設計図の通りに同軸を切り2本用意します。エレメントは、アース線が余っていたのでこれを使いました。エレメントとして2本用意しました。とにかくこのアンテナはほぼ、あまり物が材料です。
外被径=3.0Φのアース銅線

同軸ケーブルとエレメントの接続     ヒシチューブ収縮で接続部保護します。
イメージ 1   イメージ 2

ヒシチューブをライターで収縮させ保護  ヒシチューブの径小で再収縮保護
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給電部は各々の外被と中心銅線どうしを接続し
それぞれの中心と網線部接続部から給電するタイプです。
(並列スタブ方式だそうです。)
こちらの方が、直列スタブ方式より帯域が広いとの事!
直列スタブ方式は同軸の芯線はつながったまま給電部で
網線部を切断してそれぞれの網線部に給電する方法。
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半田付け後にホットボンドで保護しましたので
なんとなく並列スタブ方式の半田付けが見えます。

ダブルバズーカ用に用意した釣り竿は、再利用品なので、塗装がはがれていたので 黒色で塗装しました。

ダブルバズーカを添わせる釣り竿     マスト接続はTVアンテナ用のパーツ
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釣り竿は表面に黒の塗装をしました。   アンテナはゆるく巻き添わせています。
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給電部は直接同軸で繋いています。    再生修理の基台への取り付け風景です。
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【SWR特性測定】SWRが1.5以下の帯域確認
◆49.578MHzから50.944MHzまでが1.5以下です。(帯域幅:1.366MHz)
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SWR最下点は f=50.202MHzで
SWR≒1.35
バランなしではまずまずではないかと思います。
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このバズーカ用のバランを作製して少し改善したいと思います。
以前作製したバランがあるので、これを少し再生して使いたいと思います。
フロート型バランなので、インピーダンス変換型に変えるかも!
SWRをやはり1.1ぐらいまでは下げたいですよねっ!

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錆びがひどく、再生が必要

とにかく、ベランダに設置した状態で、少し運用してみたいのですが、何せコンディションが開いていません。天気は最高なのに残念です。
オープンするのを待つのみですHi !

つづく?