バーチカルアンテナのコントロール回路の基板作成とケースインは少し遅れています。
原因は、チョットしたトラブルが発生してしまいました。対高電力に対してバリコンが耐圧上持たないという問題です。バーチカルアンテナにコントロールボックスを取り付け、コントロール線も引き込んで電源とワニ口で、手動にて切り替えながら、バンドのSWR等を確認していました。チューナーを入れて、マッチングを取りながらキャリアでの調整です。突然SWRの同調がずれたようなSWR悪化の症状が出ました。もしかしてバリコンの耐圧が足りなかったかな?と思いつつ、電力を100Wに下げて調整してみました。全く問題がありません。電力を少しづつ上げて調整してゆくとやはり、120WくらいからSWR悪化の現象が再現されました。バーチカルの根元につけたバンド切替コントロールボックスを確認することにしました。一旦バリコンを取り付けアルミ板毎全部取り外しローターとステータ部を確認しました。やはり、スパークでの炭化の後がはっきりと見えます。取り付けた時の銀ピカが、ススがついたような感じになっていました。

  3.8MHz用もスパークの後が見られます。
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3.5MHzもスパークの後が見られます。
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1.8MHzはフルパワー出なかったためOK?
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やはり、この手のバリコンでは耐電力で200WPEPではもたないようです。10Wとか50W、または、100Wではこのバリコンで問題は無いと思います。
この症状に気が付いた時点で、すでにWebで高耐圧のコンデンサを注文しました。既に手元に届いてあります。以下の容量の物になります。

10pF/1KV 50個
47PF/2KV 25個

以下2個づつの1KV耐圧のセットもの
10pF,22pF,47pF,100pF,150pF,270pF,470pF,1000pF
100pF以下の容量は、今回のバンド切替コントロールボックスの同調用で使用できます。
天気のいい日に7MHzのバーチカルアンテナの下に行って、半田ごてでコンデンサを取り付けアンテナアナライザーを確認しながらカットアンドトライです。おおよそのコンデンサは以下実際の設定状態のバリコンを測定し容量を確認していますので、下記の容量値をもとに、カットアンドトライしたいと思います。

1.8MHz帯用バリコン 約141pF
3.5MHz帯用バリコン 約28.3pF
3.8MHz帯用バリコン 約114pF

バリコンの代わりに固定コンデンサを組み合わせてやろうという目論見です。今回のように3つも使うような超アマチュア的な使い方は、全くもって贅沢な使い方です。一旦合わせたら、2度と調整はありません。返って最初から固定コンデンサにする方法でやればよかったように思います。今更ですが、そう思いました。しかしながら、バリコンは同調を合わせるのが超ラクチンで贅沢ではありますが、ラクチンはラクチンでした。

他にもう一つ改善をしています。
手動でコントロール線に電圧をかけてバンド切替をしているときにプラスとマイナスを逆に繋いでしまい、リレーのキックバック吸収用のシリコンダイオードをショートさせてしまいました。これは2回やってしまいました。ショートすると一つは割れました。もう一つは完全にジャンパー線状態になりました。ショートさせたときのワニ口クリップと接触端子部間では、13.8Vでも少しですが火花が飛びました。Hi !

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なので、対策として、シリコン整流用のダイオードをプラス側に入れました。逆接続防止になります。ただし、順方向の電圧分0.6V~0.7Vの電圧降下は発生してしまいます。リレーのon/offの12V用に13.8Vを使っていますが、上記の順方向降下電圧を引いて13.1V あと、コントロールケーブルの電圧降下分を引いても問題なくリレーは制御できます。

リレーのコントロール+線側にシリコンダイオード
追加しました。また、円筒径のフェライトコアに
1ターン巻いて高周波抑止用としてシリコンダイオード
に繋いでいます。おまじないですが...
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最近は天気が悪く、外でアンテナ設置作業が全くできません。

早く土日が天気になりますように!

ペンディング事項がいっぱいあります。どうしましょう!!
つづく