ふとアマチュア無線連盟から送られてきたQSLカードのデータ面を見ていたら、”印刷定義ファイルで作製した→交信証明印(省略)”と記載があり、見事な電子印が印刷されていたため、私も追加してみることにしました。いろいろとWEBページとか検索してみましたが、下記のハムログ活用相談室の内容が一番分かり易かったので、採用することにしました。コピペにて、自分のQSL定義ファイルへ追加するだけです。基本は、既存の定義ファイルのコールサインを自分のコールサインにするのと、
ハンドルを自分の使っているものに書き換えるのと、交信証明印を付ける場所の指定でOKの様です。


一応今まで印字で使っているQSL定義ファイルを編集で読み込み、別ファイル名にして保存します。
別ファイル名の定義ファイルに上記のWeb上から、自分で使用したい交信証明印タイプの定義ファイルをコピペです。コピペのあとは、先に記載したコールサイン、ハンドル、設置場所を指定するのみです。

一応はQSL印刷のイメージで実際に交信証明印データが追加されうまく表示されたかを確認します。
何が間違ったのかわかりませんが、コピペデータ丸写しでは文字化けと、各データのの印字位置違いがありNGでした。
(それと、後先になりますが、コピペしたデータだと、コマンドの前にスペースが入るので、このスペースを削除する必要がありました。削除しないとエラーになります。)
本来は、仕様を確認して行うのが鉄則ですが、問題ない定義と思っていましたので、即実行確認としましたが、結果がNGなので、基本に戻り、印字コマンドの確認です。ハムログのヘルプファイルから、#Printのコマンドの仕様を確認しました。特に問題は、なかったので、行き詰まってしまいました。あとは、プログラムコーディング時にやるバグ確認です。怪しいところをしらみつぶしです。どうも、いろいろと定義コマンドの#Printを書き換えたりして思い当たることを1つ1つ確認していましたら、文字書体を斜めにしたりする場合のコマンドの使い方は、#PrintLコマンドを1回捨てコマンドを使用して、#PrintLで空のデータ ”” を印刷させた後に、#Prinit で文字データを印字するようにするとうまくゆくようです。コマンドを並べて一文字づつ印字の場合のコピペもそうですが、定義通りでは、100%うまくいきませんでした。何故かは、わかりませんが、色々とやってみたところ、文字化けもなくなりましたので、結果オーライとしています。今回は国内向け用は文字の角度表示は無しとしました。なしでも結構見た目いい感じとなりました。
あと、英数字の場合は、斜め文字コマンドのなかに通常の印字コマンドもありますが、ここも、結果オーライで、実際の印字位置を確認して、最終データを決めました。あまりすっきりしませんが、印字がOKとなりましたので、あまりこだわらないことにしました。

以下、コールサイン部は非表示ですが、私のQSL定義ファイルに追加した部分のコードです。私のは、個人の好みで、書体とサイズを変更しました。
私のQSL定義ファイルでは、DX局ではハンコ無し、国内局の時のみハンコを印刷していましたので、そこに下記をADD(追加)しました。余談ですが、DX局の場合は#DXSTコマンドを使って印字文面を自動選択させています。OM局へは、”Mr."を名前の前につけ、YL局の場合は、”Dear"を付けるようにしています。
下記定義にはありませんが、他の部分で分岐で実行させています。なので?Name コマンドなどを多用しています。Hi !
今回は、追加した部分で、いままでは、OM時 ”Mr.” YL時 ”Dear” のヘッダーが名前の前に自動印字するのみでしたが、下記のQSL定義追加で、DX局も、英字の局長印が印字なります。
;
#Mov $$A = "J*****"; 自局コ-ル(ここを書き換える)
#Mov $$B = "****" ; 自局のハンドル(ここを書き換える)
#Mov $$X = 700 ; 印章の左端(ここを書き換える)
#Mov $$Y = 1050 ; 印章の上端(ここを書き換える)
#LineS 3, 0, 255
#Ellipse $$X, $$Y, 222
#FontName = "MS 明朝"
#FontSize = 8
#FontColor = 255
#FontStyle = 1
;----------------------------------
? DXST
#Goto *021
? DXST!    ;DX局でないとき
? Name    ;'名前が空欄でないとき
;
#FontName = "MS 明朝"
#FontSize = 8
#FontColor = 255
#FontStyle = 1
;
#LineS 1, 0, 255
#Ellipse $$X+ 48, $$Y+ 48, 126
#LineS 12, 0, 0xFFFFFF
#LineY $$X+ 48, $$Y+ 90, 38
#LineY $$X+ 171, $$Y+ 90, 38
#LineS 1, 0, 255
#LineX $$X+ 5, $$Y+ 87, 212
#LineX $$X+ 5, $$Y+ 132, 212
#PrintL $$X+0,$$Y+0,180,""    ;☚ここが空データ用て捨てコマンド
#Print $$X+ 20, $$Y+ 60, 72,"ア"
#Print $$X+ 32, $$Y+ 36, 54, "マ"
#Print $$X+ 59, $$Y+ 21, 32, "チ"
#Print $$X+ 86, $$Y+ 14, 18, "ュ"
#Print $$X+ 108, $$Y+ 9, "ア"
#Print $$X+ 132, $$Y+ 20, 340, "無"
#Print $$X+158, $$Y+ 38, 315, "線"
#Print $$X+180, $$Y+ 60, 290, "局"
?RmStr! "SWL"
#Print $$X+ 38, $$Y+ 154, 315, "交"
?RmStr "SWL"
#Print $$X+ 38, $$Y+ 154, 315, "受"
#Print $$X+ 72, $$Y+ 180, 345, "信"
#Print $$X+ 120, $$Y+ 180, 15, "証"
#Print $$X+ 155, $$Y+ 154, 45, "明"
#PrintK $$X+ 78, $$Y+ 54, 66, "局長"
#PrintK $$X+ 78, $$Y+ 135, 66, "之印"
#FontName="MS ゴシック"
;#FontName="MS 明朝"
#FontSize = 14
#PrintK $$X+ 16, $$Y+ 86, 184, "!$$A"
#GOTO *022
*021、
#LineS 1, 0, 255
#LineX $$X+ 5, $$Y+ 87, 212
#LineX $$X+ 5, $$Y+ 132, 212
#PrintL $$X+ 16, $$Y+ 53, 51, "A"
#PrintL $$X+ 40, $$Y+ 28, 38, "m"
#PrintL $$X+ 76, $$Y+ 6, 19, "a"
#PrintL $$X+ 108, $$Y+ 4,0, "t"
#PrintL $$X+ 136, $$Y+ 2, 341, "e"
#PrintL $$X+ 168, $$Y+ 12, 322, "u"
#PrintL $$X+ 195, $$Y+ 38, 309, "r"
#PrintL $$X+ 45, $$Y+ 64, 48, "R"
#PrintL $$X+ 69, $$Y+ 42, 24, "a"
#Print $$X+ 102, $$Y+ 39, "d"
#PrintL $$X+ 138, $$Y+ 36, 336, "i"
#PrintL $$X+ 168, $$Y+ 48, 312, "o"
#PrintL $$X+ 38, $$Y+ 140, 312, "S"
#PrintL $$X+ 56, $$Y+ 166, 328, "t"
#PrintL $$X+ 75, $$Y+ 176, 344, "a"
#Print $$X+ 102, $$Y+ 190, "t"
#PrintL $$X+ 128, $$Y+ 182, 16, "i"
#PrintL $$X+ 147, $$Y+ 173, 32, "o"
#PrintL $$X+ 170, $$Y+ 153, 48, "n"
;#FontName="MS 明朝"
#FontName="MS ゴシック"
#FontSize = 14
#PrintK $$X+ 16, $$Y+ 86, 184, "!$$A"
#FontName="MS 明朝"
#FontSize = 12
#FontStyle = 3
#PrintK $$X+ 60, $$Y+ 138, 100, "!$$B"
*022
; END OF FILE
コピペのデータの文字位置情報は動作OKとしたデータとは、かなり変わってしまいました。
上記での印字した国内局向け用交信証明印とDX向け用の印です。
国内向けのアマチュア無線局を角度をつけたかったのですが、今回はこれで良しとしました。
おかげで、久々にハムログのヘルプを確認することが出来ました。いろいろと機能の多いハムログなので、今回は、遅ればせながらの交信証明印の定義ファイルの追加でした。

もう一つSWLの ?RmStr "SWL" は現状ハムログに記入してなく、単独で別カードで処理していますので、使うことがないので、定義文はそのままとしてあります。

イメージ 1

2017年11月26日(日)以降のQSLには上記印が印字されます。Hi !
ハムログは、まだまだ、知らないだけで、色々と機能があるようなので、他の機能を確認できたときには、確認した内容を記録に残してゆきたいと思います。
それにしても、今回のは、結果オーライで,スッキリしていません。いつか機会があれば、調べなおして、うまくいっている人のQSL定義ファイルを参考にして、直したいものです。

以上 つづく?