今日の天気は暑くもなく寒くもなく、風もなくタワーの上の壊れたアンテナ修理には最適の天候でした。本当は、もう少し早く修理を手掛けたかったのですが、今日までのびのびとなっていました。理由は、台風、雨、強風、余りにも快晴で暑すぎ、体調不良等々?だ。時が来たという感じで、午前中は前日の二日酔いを少しさまして調整、午後は少し昼寝をして、2時過ぎから開始することになりました。先ずは対象アンテナよりひとつ下にある4バンド短縮ダイポールを下ろします。実は、この短縮ダイポールにはアンテナコントロールボックスがつけてあるのですが、コントロールケーブルのコネクタを見たところ、ボロボロにサビてコネクタがバラけるぐらい粉をふく状態だったので、急遽下ろすことにしました。次に本題の5ELです。壊れているのは、ラジエータのアンテナホルダーが割れて、しかもエレメントとバランの接続版も外れてしまっています。5ELのラジエータはマストから2本目とだいぶ離れています。ですので、マストクランプを緩めて、ブームをずらす方法をとることにしました。片方のブームが長くなるので、最初は、結構楽にずらせたのですが、ラジエータに近くなるにつれてだいぶおもくなってきました、なんとか手が届くくらいまでにずらすことができました。ずらせたのはいいのですが、この状態では元に戻すのは大変で、人力では無理な感じです。ブームにアンテナクランパをつけて此処をシメラーを使って引っ張る方法で対処することにしようと思います。ところで、バランもサビがコネクタの中にまで及んでいましたので、コネクタ部を秋月電子購入の新品コネクタに交換です。また、ラジエータとバラン間の接続版もやはり、断線してSWRが無限大の状態だったのですが、見て納得しました。これもとりあえず手持ちの14MHzの3ELの部品から拝借して使うことにしました。14MHzの3ELは通常のワイヤーで接続線を作り代用するつもりなので、問題ありません。新品のラジエータホルダーのアンテナを固定する付属のタッピングビスは2回目のラジエータホルダー交換なので、既にネジ山が崩れているためネジが効きません。なので前回同様ハンドリベッターでホルダーとエレメントを固定することにしました。勿論すでにドリルで前のリベッターを取り外してあります。
★左がねじ止め穴が欠けて外れた接続板 右は新品
★アンテナホルダーが欠けた為、その後、2次的に欠けた(ちぎれた)と思われる接続板
★CB-3F/3K バラン
★旧新Mコネクタ比較 (新品は秋月電子通販購入品)
★コネクタ交換後のCB-3F/3Kバラン(内部も外部端子部も全て磨いてサビ落とし済み)
★参考画像 ハンドリベッター

★ラジエータホルダー(テープにて中心部を保護してましたが、割れました。)
強風は凄まじい力のようです。




★バランコネクタ部サビその1

★バランコネクタ部サビその2


★新旧コネクタ比較 現物比較(新品は輝きが違います。)


ラジエータ関連のパーツ類は上記のように新品に交換で対処することにしました。
あとは、接続用のケーブルですが、バランにつないでいたM型オスコネクタはバランに接続したままの状態で芯線部がサビていたので、再利用するにはサビ落としが必要な状況です。間違いないのは、ケーブルもコネクタも新品に交換するのが一番間違いがないかもしれない。他ケーブルとの接続部は十分にテーピングされていたので、まるで新品状態のコネクタでした。時間があるので、何とか再利用の方向でやってみるか?今日はここまで、タワーの上は簡単にエレメントが動かないように固定してきています。明日は雨のようなので、コネクタ部がさびるかも?チト気になるが、錆びたら錆びたで、磨けばいいということで、本日はここまで、終了とします。