オークションで32A電源を\3000で落札した。その落札したアルインコのDM-130MVが7/11に届いた。あけて電源を入れる前に前使用者が長年使用していた分の汚れを落とすことにした。ケースを開けると昔テレビの中を見たときと同じような、黒いほこりのような物が、いたるところついて汚れている。
だいたい落札商品でこのところ新古品購入をのぞき、きれいな物に当たったことがありません。毎回掃除からの開始です。通常電源などの蓋は開けることがないので、よごれているのはいたしかたない。一通り掃除し終わって、外観上でAメータの指針が0以下で指示ずれしている。とにかくまず電源を入れることにした。
オークション説明どおり、電源のランプはついた。それ以外は素人でわからない。とのことなので、自身で確かめるしかない。早速確認開始です。電圧可変のVRをまわしてみた。電圧は上がったが、Vメータの指針が途中でひっかかる。ひっかかるとメータがVRをまわしてもそのままの指示で固定のまま、まったく使えないメータ状態、いわゆる、メータ、メータ、いや メタメタだ。電流のAメータもおかしい指示ポジションなのも合わせて、両方のメータを分解修理することにした。
前面パネルをはずしてメータを取り出しすのですが。もちろんメータは基板にハンダずけされていますので、最初にハンダを吸い取ってはずせる状態にします。基板は前面の2回路の出力端子もハンダずけされているので、これもハンダを吸い取っておきます。後は、電圧調整VR近辺の3つのタッピングビスをはずします。また出力の端子の基板接続ネジもはずしておきます。VRのつまみも取ってはずしておきます。以上で前面パネルがはずせて、VメータとAメータにご対面できるようになります。

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Vメータは指示板の接着材が固化しはがれていたので、ゴムのりで接着しなおしし、ひっかかりの原因であった指針の曲がりをピンセットで直線に直して、VメータはOKとなりました。
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Aメータは指針がまったく稼動状態にない。何かの拍子で突然、ひっかかり状態になってしまったのかわからない。とにかく指針の押さえのネジを緩めてみた。するとひっかかりなく指針がふれるようになりました。指針はひっかかりなく動くようになりましたが、0指示ポジションがNGです。

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0ポジションの調整は弧の字型の穴の中にあるポジション変更金具を動かして0位置に
合わせこみOKとなりました。
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メータを組みなおしし、基板へハンダ付けしなおして、ケースを元通りに戻してレストア完了です。

中のシールドも銀ピカで、ホコリもまったくありません。ケースの汚れも洗剤で落としたので、とてもきれいな電源となりました。
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以上で急遽のプチレストア完了しました。
感想:この型の電源はメータが弱いですね。先ずメータの文字盤の接着材がNGで外れています。オークションでのこの古い電源の落札者はメータの修理が必須かと思います。