WindowsXp Professional のデスクトップパソコンのハードディスクが80GBでしかもOSのサポートが4月9日で切れる。急遽対応策として思いついたHDDの容量増量交換とLinux OS(Ubuntu)のインストールです。これをやる為に以下の事をトライしてみた。このデスクトップPCはHDDがSATAで、IDEのMULTIのDVDドライブに入れ替済み(以前はDVDROM)が1つ、他はUSBポートが前面2つ、後ろパネルに2つ、他はLANポート、VGA出力、PCI拡張ポート2つとシンプルなデスクトップPCです。メモリは標準で512MBx2の1GBです。まずは通常のステップとして、メモリの増設をしてみました。このPCの対応メモリ規格はDDR2 PC2-4200で最大搭載は2GBとなっています。試しに、HARD-OFF 購入のジャンクPC2-5300の1GBを2個取り付け確認してみた。
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一応上位のメモリとして下位互換はあるらしい。(もちろん下位のメモリの規格動作となる)電源を入れても、ウンともスンともファンさえ回らない。なので、2個中、1個取り付けて起動してみた。問題なく起動。なので、確認を継続ということで、もうひとつを交換して取り付け、同様に起動してみた。うっ!動かない。しまった本当にジャンクメモリだった。よくあることなのだろうが、くやしい。せっかくメモリの数ある中から時間をかけて選び見つけ出して購入した物が....メモリの写真データ用として使うか? 動いたのは、I-O DATAのメモリで、NGメモリは基板は見た目、I-O DATAとパターンまでまったく同じでハードのみ異なるPrinceton PD2/533-1G PC2-4300とある。PC2-4200規格品の後発品らしい。よくメモリのチップを見ると一番右のメモリチップだけ刻印が黒くてよく見えない。
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おそらく発熱で破壊しているのだろうと結論に至りました。メモリもジャンク品は刻印状態も良く見ないといけないですね。一つ勉強になったかも。なので2GBにする為に、早速ネットでI-O DATAと同じ動いたメモリを探し出し、即注文しました。商品は2日後に届きました。ということで、思い出しながらブログっています。
早速、届いたメモリと動いたメモリを2つ差しでデスクトップの電源オンです。結果は起動しません。何度かためしに抜き差しして繰り返してみましたが、起動しません。いったん、BIOSでのメモリチップ確認したところ2GBと認識はされています。なんで?といった感じです。まず上位クロック規格の下位互換は1個差しではOKで2個差しだと起動がNG、BIOS認識OK。もうひとつ確認ということで、取り外した512MBとI-Oの1GBとを取り付けてPCの電源オンさせて見ると問題なく起動します。このときPC2-5300の1GBはPC2-4200Uのクロックで動いているわけです。やはり規格のPC2-4200の1GBを2個そろえないとだめなのでしょう?PC2-5300が2個でNGな理由がわかりません。1個差しではOKなのですよ。2個差しのBIOS認識OKなのも不思議です。タイミングが合わないのでしょうか、やはり相性がわるいのでしょうか?なので、1.5GBで当面進めます。次はHDDの交換ですが、今回はSATAの80GBIDE(UltraATA)の250GBにするつもりでやってみました。転送速度が落ちる方向でのHDD交換ですが、ノートのIDEでのLinuxの速度が問題ないので、IDEにて起動する方向に決めました。まずは本体のSATAの80GBのWindowsXpのOSとデータを丸ごとIDEの250GBにコピーします。システム起動しますので、プライマリとしてパーティションを切るわけです。残りのWindowsのパーティション部分も丸ごとコピーです。250GBで74GBほど丸ごとコピーされ、あまりはLinuxで使うとし、後々Ubuntuでフォーマットする為に何もしないでおきます。コピーされた後はパーティションを確定させるべく、再起動です。前回にも説明したのとおなじく、作業が進み、本当のIDEのHDDのデュアルブートの起動のため、まずはOSの丸ごとコピーがうまくいったかの確認のWindowsでの起動です。まだですよ。そのためには、BIOSを最初に起動して、1STブートのHDDの指定をSATAのHDDのから、250GBのIDEへと設定し直しです。設定後、PCの電源をOFFにして、SATAのHDDをはずします。やっとIDEの250GBのプライマリーのパーティションにコピーしたWindowsからの起動確認ができます。電源をオンにします。結果は「動きました。!」といきたいところですが、「動きません」起動時に以下のエラーがでました。エラーいこっちゃ!?
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次のファイルが存在しないかまたは壊れているため、Windowsを起動できませんでした。<Windows root>¥system32\hal.dll
上記のファイルをインストールし直してください。

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唖然とした感じです。でも素直に再度SATAのHDDをつなぎなおして、BIOSのブートをSATAのHDDにし設定し直して、丸ごとコピーしたIDEのHDDのWindowsのSYSTEM32のフォルダ内のhal.dllがあるかを確認しました。なんと、ちゃんとあります。どういうことなんだ!です。よくよく調べていくとWindowsを起動するときの初期設定のファイルにboot.iniというがC:\上にあり、このファイル中に読み込みするハードディスクを指定してあるということで、このファイル中の記載と設定した起動用HDDがあわないと上記のエラーがでることがあるらしいのです。大体次のように記載されているようです。
--- boot.ini -----------------------------------------------------------------------------
[boot loader]
timeout=30
default=multi(0) disk(0) rdisk(0) partition(1)\WINDOWS
[operating systems]
multi(0) disk(0) rdisk(0) partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Proffessional"
/noexecute=option  /fastdetect
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説明)
rdisk(番号)の番号はBIOSから見たハードディスクの接続番号で
プライマリマスタ->プライマリスレーブ->セカンダリマスタ->セカンダリスレーブ
の順番で(0)からの接続番号

partition(番号)の番号はハードディスク内の先頭パーティションからの順番
1から順番

/noexecute=option はバッファオーバーフロー対策起動用のオプション
/fastdetect はシリアルポートのマウス検出の無効化のため(通常のシリアルポートでのマウス設定はないので、このまま記載して無効化設定となる
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上記の確認をしたが、特にboot.iniの記載内容に間違いはないようなので、チンぷんカンプンになってきた。最後に取り扱い説明書のページをパラパラと見ていたらHDDの説明の欄になんと!なんと!なんと!


IDEのHDDは使用できません。UltraATA仕様のHDDは使用出来ません。


と記載されていました。仕様で使用できないのです。ならBIOSでの1stブート設定でIDEのHDDの設定はできないようにしてほしいものだ。冷静になって調査すると、SATA起動でのデスクトップPCには、IDEのHDDのドライバが設定されていないものがあるということらしいのです。スピードの性能からみても、このデスクトップではダウングレードになってしまうSATAからIDEの設定は全く考えられていないということです。結論がでたので、方向転換です。IDEをやめて、SATAの容量増大化を目指します。現在使用中のデスクトップのSATAのHDDを利用するのと、ネットにて1TBのSATAのHDD(\3,150すごい安いリファビュリッシュ品の様な良品でした。)を注文したので、入れ替え等でこのデスクトップをWindowsとLinux(Ubuntu)化していきます。あ~あ!IDEのHDD起動でかなり時間をとられてしまいました。つづく