いま動作しないスキャナーではまっています。先のKNOPPIXの6.4.4でのプリンターの設定をしていてすんなり設定できた。簡単すぎて問題がなかっただけに、スキャナーの方も問題ないだろうと高をくくっていたのが甘かったのかアプリからの読み込みだけでいくだろうという思いは砕かれました。KNOPPIXにあらかじめインストールされているグラフィックスアプリ中のXSane image scaning programを起動してもエラーを吐いてしまう状態だ。インターネットでこのsaneを検索すると1997年7月の時点ではUSB接続はサポートなしであったようだ。いまは当時から16年も経つ2013年だしこの件は解決しているんだろうと思いつつも、当のEPSONのスキャナーのドライバーをまずは探してみた。調べていくと、エプソンからLinuxドライバーダウンロードサイト運営移管のお知らせと言うことでアヴァシス株式会社に運営が移管されていた。早速Linux用のスキャナーのドライバーをチェックした。
Ver. Ver. 2.29.2/1.24.0(2013-10)でほとんどのエプソン機種のスキャナーのドライバーがCPU毎(i386,amd64)にいくつかあり、私のPCに該当するとおもわれる iscan_2.29.2-1~usb0.1.ltdl3_i386.deb 384.81 KB  iscan_2.29.2-1~usb0.1.ltdl7_i386.deb 381.91 KB をひとまずダウンロードしておいた。
イメージ 1

[data package]
  • Install this package first, it is always required.
    1. For RPM based distributions such as Fedora, openSUSE, or Mandriva Linux
      Install the package listed under "RPM package"
    2. For deb based distributions such as Debian, Ubuntu, or Linux Mint
      Install the package listed under "deb package"
後先になったが、ダウンロードのデータの拡張子はdebだが、rpmもある。ディストリビューションで異なるので確認が必要だ。使用のLinuxは 2のDebian対応なので拡張子がdebのドライバーと言う事だ。後はDeBian GNU/Linux5.0か前のバージョンではltdl3のドライバで、DeBian GNU/Linux6.0かそれ以降はltdl7のドライバが相当することとなる。
自分のインストールしたKNOPPIXのLinuxのバージョンの確認方法は、システムツールのSystem Profiler and Benchmark のアプリを起動するとComputerの項目中のOperating Systemにて確認できる。
ちなみに私のKNOPPIXではkernelは Linux2.6.37(i686)種類が(AMD)でなく(i386)系である。またVersionの項目の中のDistributionに Debian GNU/Linux 6.0 とあるので、ltdl7のドライバが該当することになる。このドライバーをインストールすることにした。(実際はltdl3のドライバをインストールしたがうまく動いてくれてる?。)ここでまた注意がいることになる。単純にターミナルモードにしてインストールコマンドを書いてもエラーとなるのです。デスクトップにアイコンであるTerminal emulatorは使ってはいけません!!
デスクトップのターミナルエミュレーターでは "スーパーユーザーの権限が必要です。”のエラーとなります。どのターミナルを使うかというとアクセサリの中にちゃんとシステムターミナル・スーパーユーザーモードというものが用意されているのです。これを使います。参考にしたのは 
linuxでスキャナをつかう その2 epson編の次のブログリンクです。”凡人プログラマーの独り言” 
以下がスーパーユーザーモードの権限で行ったドライバーインストールです。白文字がターミナルに入力したデータです。
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root@Microknoppix:/home/knoppix# dir
Desktop                     
iscan_2.29.2-1~usb0.1.ltdl3_i386.deb
iscan-2.29.2-1.usb0.1.ltdl3.i386.rpm 
ダウンロード
root@Microknoppix:/home/knoppix# dpkg -i iscan_2.29.2-1~usb0.1.ltdl3_i386.deb
未選択パッケージ iscan を選択しています。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 90543 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
(iscan_2.29.2-1~usb0.1.ltdl3_i386.deb から) iscan を展開しています...
dpkg: 依存関係の問題により iscan の設定ができません:
 iscan は以下に依存 (depends) します: iscan-data ...しかし:
  パッケージ iscan-data はまだインストールされていません。
 iscan は以下に依存 (depends) します: libltdl3 (>= 1.5.2-2) ...しかし:
  パッケージ libltdl3 はまだインストールされていません。
dpkg: iscan の処理中にエラーが発生しました (--install):
 依存関係の問題 - 設定を見送ります
menu のトリガを処理しています ...
desktop-file-utils のトリガを処理しています ...
man-db のトリガを処理しています ...
以下のパッケージの処理中にエラーが発生しました:
 iscan
root@Microknoppix:/home/knoppix# sane-find-scanner

  # sane-find-scanner will now attempt to detect your scanner. If the
  # result is different from what you expected, first make sure your
  # scanner is powered up and properly connected to your computer.
  # No SCSI scanners found. If you expected something different, make sure that
  # you have loaded a kernel SCSI driver for your SCSI adapter.
found USB scanner (vendor=0x04b8 [EPSON], product=0x0810 [USB2.0 MFP]) at libusb:001:002
  # Your USB scanner was (probably) detected. It may or may not be supported by
  # SANE. Try scanimage -L and read the backend's manpage.
  # Not checking for parallel port scanners.
  # Most Scanners connected to the parallel port or other proprietary ports
  # can't be detected by this program.
root@Microknoppix:/home/knoppix# chmod 0777 /dev/bus/usb/001/002
root@Microknoppix:/home/knoppix# xsane
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多少エラーやchmodなどのおまじないのようなのもありますが上の方法で、xsaneをコマンド起動することでプリンタースキャナーが動作するようになります。今時はスキャナーが動くのはあたりまえだが、とにかく喜ぶ ヤッター!!
上記のシステムターミナルのデータはKNOPPIXのLeafpadのシンプルなテキストエディタにコピペで貼り付け保存しファイルブラウザでネットワーク接続を行いデータをこのWindowsXpのPCにコピー保存したものです。KNOPPIXとデータのやり取りが通常のWindowsのときと同じようにネットワークで簡単にできました。ただしこのLeafpadのデータは、テキストデータなのですがWindowsXp上では拡張子がないファイル状態でしたので、名前の変更で拡張子を付け足してWindowsXp上の*.txtファイルとして読み込んで使いました。
とにかくLinuxは何かしら方法があるというか、開発者が全世界にいるということで問題の解決方法も何百万人と数多くのアイデアで運営されているような規模が大きい感じがする。通常のパソコンの使用として考えた時、Linuxインストール設定時のトラブル以外は、全く問題にならないレベルなのではは無いかと思えてきた。OSのサポート期限が無いのが一番いい。なお画面のアイコンも、とても見やすいし、綺麗だ!