まずブレッドボードで試しに7セグメントLEDを点灯させる回路を作ってみようと思った。前に作成したRS232Cのシリアル通信のデータ、つまりPCから送った数字データをLEDで表示させようという計画である。シリアル通信ではPCから数字データを送ってただパソコン画面に送られたデータを表示するというものだった。これをPIC側につけた7セグメントハードで表示しようということです。PCから送る対象の数字は0から9までと限定しようと思う。10進の数字という事です。16進だとアルファベットとかが入るので今回はPIC12F675の8PIN中の出力ポートを4個使うことでやってみようと思う。1電源、1グラウンド、4出力ポート、シリアル用2ポート で全PINがフル稼働だ。今回はA/Dコンバータは使わない。8ピンしかないので、7セグメント表示部はハードに任せることにしたわけです。この回路は4ビットで0から9までの表示を使い、後は使いません。ということで、ブレッドボードに作成した7セグメントLEDの表示部の写真を示します。
先に作成したジャンパーコードもふんだんに使って作成しました。使用した7セグメントLEDはカソードコモンの東芝TLR308です。表示用ゲートICはモトローラのMC14511Bと手持ちのゲートICです。入力ポートは必ずグランドに10数キロオームでプルダウンする必要がありました。プルダウン抵抗がないとLED表示が入力端子にのるノイズで不安定になり使い物にならない状態となります。必ずつけます。作成後の確認で4ビットの入力端子の下位から順番に”H”レベルを印加していくと1->2->4->8と表示され正常に動いているのが確認できました。

ハードの次はソフトウェアです。今回はほとんどがソフトウェアがウェイトを占める。表示部はできたから4ポートに数字にあわせたデータを送るソフトウェアを組むということです。先の232Cのシリアル通信のソフトウェアを改良します。その前にチェック用のPICの回路を新たにブレッドボードに組む必要がありました。なので今から組みます。ハードとの接続前に出力はLED表示の4ポートとしておきます。ソフトができたらLEDを7セグメント表示回路の4入力ポートとつないで完了というもくろみですが......どうなることやら?