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730V-1をタワーに設置しそのあと同軸ケーブルの交換を行った後のコントロールボックスの調整を行った。第一に延長コイルでの周波数の共振点についてだ。当初地上2mぐらいの高さの仮設で巻き数を決めたのだが、ケーブル交換した後のタワー上でのf0(共振周波数)は3.5MHzのポジションでは2.828MHzとかなり低い点になっていた。3.7MHzのポジションでは3.162MHzとなっている。(BR200アナライザ測定)ちなみに短縮コンデンサ挿入時は3.5MHz時は3.014MHzで+186KHzupである。ここで7MHzでのノーマルポジションでの短縮コンデンサ挿入時は+93KHzupであった。7MHzが3.5MHzに周波数が下がると周波数変位が倍になっていることがわかった。当初は7MHzも3.5MHzも同じ変位と思っていた。コンデンサの容量は1175pFが2個入ることになる。7MHzはカップラーで何とか短縮コンデンサを使わないでも使用できるので、3.5MHz専用に容量変更を行いたいと思う。一応手持ちのコンデンサを確認したら、形状は少し大きめだが250pFで15kV耐圧のものが5個あったのでこれを4個で2個ずつ並列で500pF2個に変更することにした。まず共振周波数が低いところにあるのでコイルの巻き数を減らすことにした。2ターンほどそれぞれ巻きほどいた。そして短縮コンデンサは感覚的に500pFを2個それぞれ交換した。結果は3.5MHz時の共振周波数は3.425MHz、3.7MHz時の共振周波数は3.670MHz、短縮コンデンサ挿入時の共振周波数の変位幅は440KHzと大きくなってしまった。3.5MHz共振周波数も100KHzほど低い、タップの位置も変更が必要な感じである。コンデンサでの周波数変位幅は大きくなってしまった。理屈を確かめるべくインピーダンスの計算を行ってみた。1/ωCよりZcを求めると1175pF時の3.5MHzでのZc(3.5)≒38.7Ω、500pF時のZc(3.5)≒90.95ΩとアンテナのL成分に直列に入る容量性の成分が大きくなっていることより誘導性のL成分を打ち消す分が500pFの時のほうが大きいことがわかる。つまり1175pF時よりLがさらに減ることになり共振周波数は500pFの方が高くなる。コンデンサ容量を減らしたのは間違いである。(私の場合であって、各自のアンテナのつくりとかでも変わる可能性がありますので、各自責任のもとで測定し確認してください。)逆に増やすことで変化幅が小さくなる理屈であるようだ。短縮コンデンサの容量upの変更もまた必要そうだ。この調整をする為にコントロールボックスのマストへのバインド用のベルトを1本ダメにしている。取り付けた後、取り外しが出来ないベルトな為だ。調整後は被覆つきの針金で仮固定してある。次の調整を予測してである。次はいつになるやら?ずいぶん寒くなったし雪が降る季節になってきたので、このままでまずはカップラーで使ってみようか?全体的にコイルの変更と短縮コンデンサの変更をおこなうか否か、現在思考検討中です。